田舎都会からの便り

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タウシュベツ川橋梁

2014年08月05日 03時10分29秒 | 山登り・散策の話

 

タウシュベツ川橋梁2014・7・29

北海道上士幌町 ひがし大雪アーチ橋

1939年に開業した国鉄士幌線・糠平~十勝三股間

1987年に役割を終え廃線

そこにはたくさんのアーチ橋が残っています

その中のひとつ タウシュベツ橋は 

雪解けの頃ダム湖に沈むそう

秋に2回訪問したが いずれもダム湖に隠れていました

今回 この時期としては18年ぶりに

全景を見せていることを知り 見学に訪れました

2014年7月29日の記録を紹介します

説明は簡略です

国有林・上士幌町東大雪支署で林道通行許可を得れば

自家用車で側まで行くことができます 

 

橋のたもとまで行かなくても全景は眺められます

ここから糠平温泉方向3.5km地点に展望台があります

私たちは道端を眺めながら歩くことにしました

アップダウンの少ない砂利道 往復8kmです

右側が散策路のようです

遠くに見える明るい場所が 橋付近です 

バイク侵入止め

例年なら湖面なのでしょう

明日登山予定のウペペサンケ山・糠平富士方向です 

この先は 糠平温泉郷

季節によって見え隠れする「幻の橋」

日本では ここだけという珍しい橋

糠平湖の水は水力発電に利用されているという

このため橋は  今年は沈まないらしい

湖底から姿を現した木の根っこ

まだ腐らず元気そう

水嵩が増えると水面にアーチが映り 

その姿が通称「めがね橋」とも呼ばれる所以だそう

結構傷んでいます

そのうち 消え去る運命なのでしょう

木材搬出の役割が地域の雇用に貢献したのでしよう

橋を眺めていると 文明の発達が雇用の場を失くし 

住民を田舎から移住させたことが伝わってきます

近くにある上士幌町鉄道資料館に入ると

たくさん架かっている橋の歴史がわかります

去年その橋を見て回りましたが 頑丈な橋もありました

この橋を移住して撮り続けている方もいるという

動かぬアーチ橋を太陽や空・雲などが

毎日の情景を変化させるのでしょう

上士幌町観光協会のガイドマップには

「あなたは知っていますか

かつてこんなに素敵な橋が存在したことを」

と載っています 

この日は気温が高かった

しかし うっそうとした広葉樹が太陽の光を遮り

往復8kmを気持ちよく歩けました

道端にはミズバショウなどが植生する湿地帯もあり

春も好さそう

 


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