昭和新山・総集編2015・4・18
北海道壮瞥町 昭和新山
1943~1945年の火山活動で誕生した
407mあった標高は398mまで低下
この山は私有地で登山規制がされています
以前登ったことがあり その記録が次の記事です
今回説明は簡略です
有珠山周辺地域ジオパーク友の会 三松三朗代表
昭和新山は三松三朗さんの所有地です
多くの人に入山してもらいたいが
崩壊や落石などなどの危険があり 普段は入山禁止
バックは有珠山
昭和新山が誕生した時 溶岩ドームの表面は最高900度Cだったそう
2011年には100度Cまで低下
入山口 普段は門扉に施錠されています
まもなくサンゴ岩
標高は低いが 険しい
真新しい落石
現実に遭遇したら 避けるのは・・・
生きてる山ということが伝わってきます
天気は晴天でしたが
霞んで眺望は好くありませんでした 残念
洞爺湖・中島 その後方に羊蹄山がかすかに見えてます
澄み切った時だと 絵葉書になる光景です
コブ岩山頂にある「亀岩」付近
昼食を温めたり さつまいもを蒸かしたりできます
壮瞥町の街中
空気が澄みきると 洞爺湖面が美しい この日は残念賞
羊蹄山 わかるでしょうか
高所恐怖症の方が嫌がる・・・
ヘルメット着用必須条件 わかります
レンガ色の岩は脆く 溶けたチョコレートのような感じです
まもなく山頂です
麓には昭和新山とその誕生を記録した三松正夫氏の資料館があり
誕生の詳しい経緯を知ることができます
中剣山から山頂の大剣山への登りは 傾斜がきつい
地質は柔らかく 土壌のよう
滑った靴の跡からも
柔らかい地質であることがわかります
山頂部
左・洞爺湖 右・壮瞥町
有珠山は目の前に見えます
有珠山ジオパーク周辺地域ジオパーク友の会の会員の中には
登山やアウトドア・地質学などの専門家がいて
難しいことも教示していただける
昭和新山に接すると 今にも山が動きそうに感じます
山肌が呼吸しているように映り まるで生き物のようです
山頂の真下は入山口
下山は登りより注意が必要
雨降りの登山は 滑るので危険そう
滑る地質は 油断大敵です
三松三朗代表の注意の言葉は
事故の責任は すべて自己責任
このことが慎重さを増幅させ 事故防備に繋がるそう
亀岩の辺りの光景
人数が多いため 3班に分け 時間差登山です
山頂方向
山頂からの眺めを楽しむ参加者
登山の時に入れた昼食 下山した時にはアツアツ
洞爺湖有珠山ジオパークは2009年に日本で初めて
世界ジオパークに登録それました
昭和24年・日本で14番目に指定された支笏洞爺国立公園内です
光景から 生きた「火山」 大地の息吹き が伝わってきます
亀岩
亀岩周辺の蒸気を利用したサツマイモ 味は格別のよう
記念写真のアイデア三脚
洞爺湖を眺めながら 下山
右上・有珠山
昭和18年12月28日に始まった地震は 1日に200回を超えたという
翌年の4月頃まで1日最大30cmの隆起を重ねた
昭和19年6月23日午前8時15分 噴火
落石注意しながら下山
雨降りだと大変そうな土質です
森林限界の区分がハッキリしてます
天然煉瓦を纏った溶岩ドームは 不気味に映ります
グレン谷から眺めた溶岩ドーム
大きさ 東西1.5km 南北1.2km
左・徳舜瞥山 右・オロフレ山
昭和新山の周辺には フカバという集落があったそう
12戸・72人が生活をしたいたという
新山の影響で集落が衰退した哀しい歴史が作られました
昭和新山にはドラマが山のようにあります
三松正夫記念館を訪れると その様子を知ることができます