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フォト・・・繁殖 猛烈
フォト 写真 ふぉと 2017年8月分
2012年の記事です
行雲流水
渡島大野駅&SL
函館本線・渡島大野駅は
北海道新幹線乗り入れ準備に入った
2月8日に駅舎が完全解体され
新しい時代に向かうスタートを切った
明治35年函館駅と本郷停車場(昭和17年・渡島大野駅に改名)間が 鉄道で結ばれた歴史を背負う
開通当時は 「火の粉が飛んで危ない」「機関車の音がうるさい」「悪い病気を運んでくる」などなど 歓迎されない雰囲気もあったという
今時代は SLが走るというだけで見物する人が大勢集まる
日本経済を支えた怪物に愛着を持つひとが多いのでしょう
この駅にも大きな貨物保管倉庫などがあり 運搬基地として活躍した栄華の過去を持つ
モクモクと吹き上げる煙は 力強さを印象づけ
シュッ シュッ ポッポと ゆっくり あわてず出発する動きは
怪力怪物君に映った
北海道新幹線の札幌へは
このまま真っ直ぐ進み トンネルを突き進む
昔は 煙の辺りに鉄道官舎が建ち並んでいた
次は仁山信号駅
蒸気機関車が降参の
きつい坂道線路が待ち受けていた
後ろの機関車は 力不足を応援する
昔は手前の線路にバックし 勾配をなくするスイッチバック方式で勢いをつけ前進した
今時代は笑い話だが 蒸気機関車は急勾配に弱かった
函館出発の汽車が 駅手前のコ線橋を潜った
この辺りの右側に 新駅が設置される
石炭全盛時代 財政再建中の夕張市もわが世の春だったと思う
紺色の制服作業着鉄道員が あこがれの職種でもあった
駅を出発して最初の踏み切り
踏み切りの名称は
近くの民家の苗字がつけられていた
今は一日100人程度の乗降客という無人駅だが
昭和25年頃は一日2000人の乗降客で賑わい
駅員も34人の繁盛駅だった
写真は10年前に撮ったもの
今年で開通110年の歴史を刻む
映画のセットに活用された渡島大野駅舎は 2月8日に解体され消えた
ふるさとの なまりなつかし停車場の・・・
思い出のある人も多いことでしょう
北アルプス 焼岳 2014・10・2