ゆっくりあっちゃんの毎日 

今は、時間的ブルジョワを楽しむ日々。いろいろなことに興味を持ち実践する毎日。

2016 Sweden トレッキング Part2 クビックヨック~ポルテ

2016-10-24 17:11:34 | 2016 Swede...
7月4日、クビックヨック~ポルテ 湖のそば。
日本を出発して早、8日目。晴れ。テント内22℃。目の前に穏やかな湖面。



5:30 起床・片付け。気持ちよく目覚める。本音でいうとここでもう一日過ごしたいところ。だが、トレッキングのはじめの方なので気持ちに余裕がないのであきらめて出発することにした。

9:00 出発。湖のふちに沿って道があり岩がごつごつ・ごろごろして歩きにくい。しかし、景色はよくしばしば足を止めてシャッターを切る。





9:55 湖もそろそろ終わりのような感じの時、フェンスが見えてきた。トナカイのためだが道はどこへ?   探しているとフェンスにゲートがあった。このゲートの先に道が続いているらしい。今回、同じようなことが後にもあった。小屋で聞くと間違えるような道ではないと言い切られるのだが。



ゲートをくぐり進む。11:10 木の橋、湿地帯のせいか木道が増えてくる。木道は楽なのだが雨の時は滑って困る。11:45 林の中。暖かい太陽の日を背に受けランチにする。この時、とても身軽な格好の年配のご夫婦に出会う。どうしてあんなに軽装なの?



15:00 ポルテ小屋着。大きな川の近くに小屋が3棟建っていた。このようなところだったら管理人をしてもいいと思えるほどとても美しい位置に建っている。窓に目を向けると中で若い女性が本を読んでいるのが見える。私たちは、時間というものに追われているが彼らはゆっくり楽しんでいる。近くにテントあり。ここはサウナがあるらしい。小屋の管理人は年配の気のよさそうな女性。どうやら先ほど出会った二人のようだったので聞いてみた。一時間ぐらいクビックヨック方面に行くと電波が通じるところがあって携帯電話で話すことができるという。ランチをしたところの近くらしい。そうなのだ、ここは電波が通じない北極圏。時間を忘れてしまうほどゆっくりなのだと。スェーデン人の元気な若者たちがいて話をする。しばらく休憩してワッペンを買い求め出発することにした。













17:00 テント地着。一応地図に載っている川の近く。かろうじて山の突端が見える。川から少し林の中に入ったところにテントを張る。バケツで水を運ぶ。近くには、テント跡がある。今回、熊のことを心配して風鈴を持参していたのでテントの近くに吊るす。買い物の店のスタッフも心配ないと言ってくれたが、周りに人はいないこの環境だから不安になる。


19:00 夕食。R:田舎ごはん A:白ごはん めんたいこポテサラ(今回のヒット)卵すまし汁。
20:00 今日はとても疲れた。日記をつける元気もない。夕食前、急に横になりたいほどの疲れ。食べなくてはいけないのだが食欲が湧かない。

12,948歩 7.47km (万歩計)

芭蕉が二度訪れた堅田に行きました。

2016-10-24 12:50:50 | 近江のかくれ里めぐり
10月21日金曜日
帽子も日傘も持たず無防備ないでたちだったが暑くもなく寒くもなく程よい秋の一日、琵琶湖対岸の堅田の地に行った。若かりし頃(子ども時代?)一度観光で訪れたことがあったがかの有名な「浮御堂」ぐらいしか記憶になかった。芭蕉の句碑が5基あるなんて初めて知った次第。芭蕉は、二度に亘って堅田を訪れていた。

金モクセイの香りが一日中私たちを包んでいた感じです。

最初に訪れたのは、「本福寺」浄土真宗の寺で蓮如の活動の中心になった寺だそうである。入ったらすぐに目についたのが立派な松の木。

蓮如僧の時代を知っているかのようである。

右端が芭蕉翁像碑。いろいろなところで芭蕉像を見るがここの像も穏やかで優しそうな翁。


「祥瑞寺」ここがあのトンチで有名な一休和尚さんが修行し悟られたところだと初めて知った。あの有名なトンチ、橋を渡らず中に入った(笑)橋のハシを通って・・・。

「居初(いそめ)家」今回特別に魅せていただいたところ。「天然図画邸(てんねんずえてい)」鎌倉・室町時代にびわ湖の湖上特権を掌握していた居初家。当時、その差配とその後の自由都市形成(住民自治)を司ったそうで泉州堺と同じだった。聞いたことが無かった史実、なんとなくうれしくなる話であった。
ここの庭園は、1681年頃というから335年前になる。庭からびわこを挟み三上山をはじめとする湖東の連山を借景した枯山水。しかし、今では、琵琶湖大橋をはじめとして高層のビル、ネオン華やかなるところが見えて枯山水の趣は残念ながら無いように思える。



一畳くらいの茶の場、障子に描かれた絵などを見ると風流。この手水石は、その時代からあるのだろう。

「都久夫須麻神社」今月のはじめに竹生島を訪れたが同じ名前。同じ神が祭られているのだろう。

十六夜公園から浮御堂を見る。芭蕉が堅田の門人と楽しんだ月見の句会にちなんでつけられたそうである。
「湖族の郷」資料館でお弁当いただいて昼食。鯛とそうめんの煮つけが美味しかった(^_-)-☆

続いて「光徳寺」。天台宗から浄土真宗に転宗。ここで有名(?)なのは、「堅田源兵衛の首」という殉教物語だそうで住職から聞かせていただいた。本堂に「芭蕉の持ち物」が数点展示されていたが、芭蕉がここを訪れていたということではなく後で求めたということ。

近江八景のひとつの浮御堂。今は、お堂の下の柱は腐らないコンクリート製。多くの人々が訪れる観光地。


この日は、お天気も良く遠くまで美しい景色を堪能できた。

私の住んでいる「近江」、ほんの少ししか知らない現実。歴史に至っては、もっと知らない。今だからこそ出来る楽しみとして、知らなかった近江を歩いてみたいと思う。