ゆっくりあっちゃんの毎日 

今は、時間的ブルジョワを楽しむ日々。いろいろなことに興味を持ち実践する毎日。

番外編 芭蕉の生誕地 伊賀上野

2016-12-04 20:45:52 | 近江のかくれ里めぐり
11月10日、晩秋の肌寒い日。冬支度をした人々が増えてきた。雨も心配されたがなんとか降らずに済んだ一日だった。草津駅からバスに乗り、国道一号線を15分ほど走ると三雲。ここから信楽方面の道に入り、およそ1時間で目的の伊賀市に入る。




最初に訪れたのは、「蓑虫庵」であった。「みの虫の 音をききに来よ 草の庵」 芭蕉の〉この句を聞いて、ある質問をした人がいた。「蓑虫ってどう鳴くのですか」と。わたくしも一瞬「???」。ガイドさん答える「チチヨ チチヨ」。はは(母)じゃないらしい(^_-)-☆




 唯一現存する芭蕉五庵の一つで服部土芳なる人物が1688年に入庵。芭蕉が祝いとして送った先程の句から「蓑虫庵」と名付けられたそうである。「古池や蛙飛びこむ水の音」は、よく知られた句である。この蓑虫庵にも古い池もあったのでここかなと思ったがそうではないとのガイドさんの話で残念。手入れが良くなされていてはるか昔の芭蕉はここで何を思いながらすごしていたのだろうか。




次は「上野天神宮」に移動。ここにも句碑があったが、面白かったのは「絵馬」の言われを聞いたことだった。生きた馬を奉納する代用として白い木馬があった。絵馬の前身だったとは意外。






芭蕉生家に行く。奥行きが深い。奥に芭蕉の書斎があった。ここでの興味深い話は、「バショウ」。庭にその木はあったが、それはバナナの木で不思議な感じがした。バショウは、バナナのことだと初めて知った。つまり芭蕉さんは、バナナさん?






生家から五分のところに故郷塚があった。真言宗豊山派 愛染院のなかにそれはあった。ここは芭蕉一家の菩提寺である。芭蕉は、遺言により大津の義仲寺に葬られて墓がある。菩提寺である愛染院に、遺髪を埋めて故郷塚と称された。この時の伊賀の人々の気持ちを思うと少し気の毒な気がしたが私だけだったろうか。

さあ、昼食!こちらでは有名な伊賀牛をいただいた。






昼食後は、芭蕉翁記念館・俳聖殿・上野城見学。散策にちょうどぴったりなコース。上野城は、新しい建築で美しかったが400年前にタイムスリップしている私にとっては、異次元のものだった。芭蕉にゆかりのある地では、それぞれが思い思いに芭蕉像なるものを建てているが、多種多様。今のように写真というものが無いからだが、一堂に集めてみるのも面白いかも。伊賀の芭蕉さんが一番本物に近い(?)そんな気がした伊賀上野行きだった。(^_-)-☆

伊賀のお土産
お漬物と醤油。どちらもなかなかの味。もう一度訪れることがあったら、リピーターになれる(^_-)-☆


街の真ん中に忍者がいた!



どんぐりが・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿