飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

七峰よいとこ、も一度おいで

2007-04-25 23:54:09 | 山登りのたしなみ
「外秩父七峰縦走ハイキング大会」

ご参加された皆さん。完歩出来た方も、出来なかった方も、お疲れ様でした!
参加できなかった皆さん。また来年もありますので、今度は応募してみてくださいね!

山ブロガーの方々が多数参加されたこともありまして、自分としては、非常に楽しい大会でしたし、自分の呼びかけも若干ながら、その楽しいイベントを演出出来たのではないかと、勝手に自画自賛しておりますが・・・ただ・・・どうも、

埼玉の低山に対する印象・イメージがあまり良くないような ( ´Д⊂ヽ

今回の大会が、そのまま外秩父(奥武蔵)の山々のイメージとドッキングして、変なトラウマのような変な印象を植え付けてしまったような気もしております。大会については、「人が多すぎて辟易」「渋滞が多すぎて歩いた気がしない」「とにかく長くて、けっこうきつい」「足が痛い」「二度と参加しない気がする」といった自分も納得の内容がアチコチのブログでも感想として綴られているのを見かけました。自分も今の時点で「来年も参加しますよね?」と言われれば「いやぁ・・・それは・・・」と間違いなく言葉を濁しますから、喉元過ぎるまでは躊躇してしまうと思います。
ただ、大会のこの印象とあわせて考えて、「もうこの山には行ったからいいや」的な考えをもたれてしまうと、埼玉の低山好きな自分としては、やや残念でなりません。ということで、今一度見直してもらおうと、本編掲載前に、今回の大会のポイントを振り返りながら、皆さんに興味と懐かしさを持ってもらおうと思っております。



スタート地点:小川町駅の普段の様子
何も無い割りに広いのは(失礼)、大会用でしょうか


いきなり最初から、忘れられない光景となったスタート地点のあの行列。駅に降り立つ前から、これが、7000人参加の祭典かぁ・・・と、度肝を抜かれた方も多いと思います。自分はともかく、人ごみがそれ程好きではない山ヤの面々が、この光景を見て再び電車に乗り込んでしまわないかと、ハラハラしたのを憶えております。


スタートしてから市街地を抜け
民家脇を抜けていくと見えるのが、この鳥居


さすがにこの時点で疲れた方は、いらっしゃらないと思いますので、このあたりの光景は鮮明に覚えているのでは無いでしょうか?(次第に、周りの景色が薄ぼんやりしていくんですよね) このあたりは、全員固まってダラダラ話していたのを思い出します。この頃は、未だのどかで幸せな時でした。


その神社にお参りすると見られるのが、こんな狛犬さん


数名の方がお参りをされているのを拝見いたしました。今回の山行の無事を祈っていたのでしょうね。そんなステキな方には、親子連れ狛犬さんが迎えてくれました。この時点では、体力はまだまだあるものの、いきなり初っ端からコースアウトをして沢山の人に抜かれる勇気はなかなか持てないものですからね。


多くの人が、この場所を見て「ここからが本格山登り」と思ったことでしょう
ただの裏庭でしたよね


これだけ多くの人が居るのですから、地図を全く見ないでもゴールまではたどり着けます。ただ、それですと与えられたものをただ受け入れていくだけになってしまいますから、想像力を駆使するためにも、ペース配分を考えるためにも、やはり地図の存在は大事ですね。一度騙されてますから、自分は知っていましたけど・・・。


ここから初詣のような大行列がスタートしました
その意味では忘れられない場所です


毎年のことのようですが、やはり今年も大行列となりました。ただ、年々の参加者の増大により、行列も益々巨大化しているように思えます・・・。


その最たる場所がこの鎖場ゾーンですね


山ヤの皆さんが言葉を失った場所です。
このあたりは、まだ皆さん体力がモリモリある頃ですし、大会ということもあって先に進みたい気持ちもモリモリある頃です。その結果、大阪環状線の如く(ヲィ)、

・前方にスペースがあればそこに身体を潜り込ませる
・路肩を走る
・一歩進んだらスペースを空けないように一歩進む

なんていうことが行われておりました。これが、朝夕の通勤時間帯であれば、許容範囲ですが、山道でしかも鎖場でこのようなことを行うなんて自殺行為だなぁと思ったことは言うまでもありません。とはいえ、流れに身を任せて同じような行動に出ていたので、同罪なのですが・・・反省。



これらの難関を突破すると、本大会の最初のピーク石尊山に到着です
今まで森の中でしたから、開けた山頂が気持ちいいです


七峰に入っておりませんが、最初のピークは、この石尊山です。祠や神様が祭られておりまして、低いわりには展望もなかなかいいところです。とはいえ、まだまだ序盤戦ということもあって、標識をバックに写真を撮る人は居たとしても、ここで休憩する人はあまり居なかったことでしょう。


小川町近辺は、緑豊かな小山が連なっている所が多いようでして
思った以上に緑が豊富です


山頂は、木々が少なめなので、お隣の官ノ倉山の方面もバッチリ見る事が出来ます。


大会とは関係なく初めて行った時に
「あれ?ここ来たことあったかなぁ?」と思ったのが第1CP 官ノ倉山


七峰の一つ、官ノ倉山です。とはいえ、CPとなっていながら、ここの山頂はコースに入っておりません。途中で分岐になっておりましたが、行った人は殆ど居なかったと思います(どなたかいますか?)。この大会に出ても、官ノ倉山は、ピークを踏めないのです! 何故コースから外されたのか・・・それは、行ってみれば分かります(笑)。


ほらほら、行ってみたくなりませんか?!

(続くのね)

コメント (13)    この記事についてブログを書く
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13 コメント

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なるほど~ (かいねこ)
2007-04-30 00:23:05
>無明さん

コメントありがとうございます。こう見ますと、六甲の方は山イベントとしてきちんと確率しているようですね。七峰は、ハイキングの領域ですから、山ヤの方には認知されてはいないようです。今回の山ブロガーの大量参加もそんな理由からでしたから…。

こちらでは、奥多摩、秩父、丹沢のいずれかをスタートしたら、いきなりアルプスなんてこともありますからね(汗)。便利になるのも考えものです。

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Unknown (無明)
2007-04-29 05:36:54
 それと六甲山も山に入れてください ヽ(TдT)ノ
 だって一応 1000m 近くの標高はあるので。しかも標高 0m からいきなり短距離で、その標高差を登らないといけないので。
 それに日帰り沢登のメッカでも.....いやそれなら大台ヶ原とか比良山系かな?
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Unknown (無明)
2007-04-29 05:32:56
> 関東と関西では何か違うんですかね。

 というかですね、六甲全山縦走は関西の山屋が一度は必ず通る道なんですよ。
 イベントとしての全山縦走も毎年 2 回ありますけど、参加者はそんなに多くはありません。
 それに殺気だって競争なんかしませんし。みんな勝手に仲間同士で一度は六甲全山縦走をするという歴史がかなり昔からあります。
 関西では六甲山、比良山、伊吹山、霊仙山で育って、本格的に北アルプス、中央アルプス、南アルプスを攻める人が多いですね。
 それとか普段は六甲山、比良山、伊吹山、霊仙山を登り倒して、北アルプスの夏山に遠征する人とかも多いです。
 私の予想なんですけど、関東と比べて北アルプスなどに通い詰める人が少ないのは、アクセスの問題だと思いますよ。
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ポコポコ (かいねこ)
2007-04-28 11:56:14
>木曽駒さん
上から見るとポコポコと自分のお腹のようになっている小川町。でも、下から見るとそんなでも無い気がするので、あれがどこだけ未だ分かっていません。今度、歩いてみるのも楽しそうですね。
いらっしゃるのでしたら、ご案内しますよ。それに、都心には、色んなリアル小屋がいっぱいあるようですし、勝手に木曽駒荘別館と名付けてしまえば大丈夫(笑)。
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事前調査 (かいねこ)
2007-04-28 11:44:28
>えいじさん
アノ場所がこんな!と、初めて行った時があんな状態でしたら、この写真は、なんだか不思議ですよね。これは、事前調査・・・だったら格好いいですが、全然関係ないときに出かけた時の写真です。

えいじさんのおっしゃるとおり、もうあの登りイヤ~!と思っていても、しばらくするとまた挑戦したくなりますよね。あの達成感と素晴らしい景色が呼んでいるのかもしれませんね。自分も、「来年は?」と言われると断言できないですね・・・(今の心境ですと、あと3年後位で)。
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苦肉の策 (かいねこ)
2007-04-28 11:36:19
>じゅんさん
じゅんさんのように当日写真を撮るほど元気が無かったので、昔の写真を引っ張り出してしまいました。臨場感溢れる記事は、皆さんにお任せしますから(笑)。

いつもあんな感じでしたら大変ですが、普段はご覧の通り静かな山行を楽しめるコースになっております。大会のエスケープルートからもお分かりの通り、アプローチも多々ありますので、42km歩かなくても、お好きな所から楽しめますよ。

※ 個人的には、一度あの大会の写真も撮っておきたいんですよね。じゅんさんや皆さんのような、小さいカメラを買おうと検討中です。
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52km・・・ (かいねこ)
2007-04-28 11:31:39
>無明さん
関西では、52kmがざらですか・・・すごいですね。
ハイキングの方は、これくらいの距離を歩かれるのかもしれませんが、山方面の方は、こんなに歩くことは殆どありませんね。おそらく、殆どの人が「人生で一番歩いた一日」だったでしょうし。

関東と関西では何か違うんですかね。
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皆様お出掛け? (かいねこ)
2007-04-28 11:27:12
本日は、とってもいい天気。
皆さん速攻でお出掛けされているかと思いきや、コメントをいただけるとは嬉しい限りです。日付遡ったなぁ!なんて言わないで下さいね(汗)。

>小太り親方さん
今書いておかないとGWの喧騒にまぎれてしまいますので、出掛ける時間を割いて書いております。もっと詳細レポにしてもよかったのですが、ポイントで書いた方が、よりあの時の事が思い出されるかと思いまして(写真もありませんし・・・)。
冒頭の懸念は、自分とは関係ないと思いつつ、お誘いした手前、帰られてしまうと切ないですからね・・・。やっと親方様も乗り気になっていただけましたね。来年が楽しみです(ええっ、自分も参加ですか?!)。
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ふ~~ん。 (木曽駒)
2007-04-28 09:42:35
小さなお山がポコッポコってかんじな小川町。
いい感じですねぇ。
皆さんが見た激混みでない七峰を歩くのが好みかも?
でもあの帽子にも何となく憧れが(笑

息子の下宿からあまり遠くないことを今更調べてわかりました。
でも彼が来年は無事来年卒業すればいなくなる(と思われますが。。。)ということで、やはり七峰は参加しないかな?

今年の秋にでも息子の許可が下りたら行ってみようかな?
サイテイもステキですよね。
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事前調査? (えいじ)
2007-04-28 09:29:45
静かな七峰ですね。
これっていつ行かれたのですか?
やっぱり事前調査ですか?
サイテイを愛するからこそできることですね。
山歩きもマラソンと同じで、歩き終えた時は達成感でこれで充分と思うけども、少したつとまた挑戦したくなるような気がします。
美味しいものでも食べ過ぎるとそのときはもういらないと思うけどまた食べたくなりますね。

ということで来年も挑戦するか今は断言できないですね・・・
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写真加工したの? (じゅん)
2007-04-28 08:43:00
かいねこさん、みんなと同じレポを書くわけないと思ってましたが、かいねこさんらしい切り口でステキです。
7000人がいない小川町駅前広場、登山道、鎖場なんて信じられません。大会当日が現実で、この写真が虚像のよう。しかしどちらもサイテイの真実の姿なり。
う~ん、奥深い。

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関西では (無明)
2007-04-28 06:47:43
 大阪近辺では毎年六甲全山縦走 52km をやってる人はざらですよ。関東の人ってあんまり距離を歩かないんですか?
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いゃあ、それでは (小太り親方)
2007-04-28 06:22:38
サイテイ委員ならではの痒い処に手が届く、旬なレポですねぇ。



冒頭の懸念はまさに親方が皆さんの感想から受けた印象でした(笑)

来年、その気にさせて下さい、ナナミネファイブ隊長さま!
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