飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

初テン泊への道(その3)

2008-02-25 02:57:50 | 山登りのたしなみ
テント泊への道(第二回『睡眠の快適さを得るためには、越えなきゃならない壁がある?!』の巻)


これにて、ほぼテント装備が整ったので、今度はパッキングに挑戦です。

収納下手かつ心配性(面倒臭がりともいう)な性分なのか、ただ要らない物まで持って行っているだけなのか、日帰り装備ですらなぜか大荷物。そんな自分にとっては、今回の荷物追加は、何やら大変な事になりそうな予感がします。

(部屋にこれだけのものをバラバラに置くスペースが無かったというのが一番の理由なのですが)出掛ける時に困らないように、一度パッキングをしてみようと思い至り、今まで買ってきたものを並べてみました。すると、さすがにボーナスをはたいて大物を購入しただけの事はあって、これだけで今までザックに入れていた以上の荷物量になってしまいました。これに今までの荷物を加えてみると・・・おおぅ、何だかフリーマーケットみたいな豊富な品揃えになりました。

ザックに関しては、既存のもの(45)を使用しようとしていた自分の甘ちゃんぷりに対し、皆さんの真摯なアドバイスを受けて、新しく大き目のもの(65/75)を新調しております。ですから、ある程度の容量増加は大丈夫(のはず)です。 人もこういった価値観になるといいのですが スリムなものより寸胴な方が、満遍なく入ってテント山行には適当と伺っていましたので、ミレーを購入しましたが、確かに今までに無いくらいに気持ち良くボコボコ入ってくれます。


さて、収納ですが・・・思っていた以上に情報がありません。
このあたりは経験の世界なのでしょうが、マニュアル好きなこの世代の初心者としては、こういったベースが無いと不安になってしまいます。特に、今回も一人であれば、適当に入れておいて、いざとなったら全部ぶちまける位の覚悟(?)で当たって砕けろパッキングをしたことでしょうが、今回は、テント猛者が集うテント山行ですから、そんな甘ったるい事をしていては、置いてけぼりを喰らうか、カワイガ〇を受けてしまうかもしれません。そう、山の世界ですから、初心者といえども、初心者なりに自己流で頑張らなければいけません。

ということで、わっきーさんやビスタ~リさんのWEBサイトやブログ、昔のヤマケイなんかを引っ張り出して、基礎知識を学びます。

・背中に重いもの、ゴツゴツしないもの
・濡れては困るものはビニールかぶせて
・行動中に不要なものは奥、必要なものは取りやすい場所に
・形が自由なもの(衣類などなど)は隙間に埋める
・バランスを均等に

詰め込みながら、どの順番で入れたらいいかを考えてみましたが、意外なネックとなったのが、ザックの2気室構造と、例のシュラフの大きさでした。

前回も書いたように、普段のシュラフの大きさがラグビーボールとしたら、このシュラフは、パンチングボール級。重さは我慢するとしても、このサイズがどうにもかさばります。これを2気室に分けて入れようとすると、例えば、下に入れてしまうと、もうこのスペースには、小物しか入りません。それに加えて、小さな袋にパッキングされている他の品々(エアマット、雨具、ゾウ足)も、小さく収納されているとはいえ、こんなのが幾つも集まると、どんどんスペースが取られていきます。格闘する事小一時間・・・なんとか、全てを入れ終わったものの、まだベースを詰め込んだだけでこれですから、まだまだ荷物が増える本番では、益々苦労しそうな予感です。



やれやれ終わったと思い、立ち上がると傍らにキラリと光る物体が・・・。

そう、テントの内の床に引くといいと言われて買った銀マットです。

とにかく大きな風貌に、パッキングすること自体忘れていましたが、これも冬の必需品(らしい)。どうにか入れなければいけませんが、この折り畳めば畳むだけ、モリモリとかさばっていく様子に次第に諦めが募ります。ザックにそのまま入れたら、これだけで一杯になりますし、全くもって扱いが分かりません。色々試した挙句、『もう、どうしたらいいのよ?!』なんて、倦怠期の夫婦のような台詞が口に出てしまう位にテンパってしまったのでした。

見たところでは、パッキング方法にも書かれていませんでしたし、冬山の写真を見ても、ザックの外にこんな銀色がついている人も居なさそうです。「あんなでかいの皆さん持って行っていないとか?」という疑いすら持ち始めてしまいましたので、そんな時には、皆さんのお力をお借りするのが一番と、メールでサイテイメンバーに質問してみます。結果、外のサイドに括り付けていけばOKとの回答を頂き、ようやく安堵したのでした。

< 詰め込んだもの >
・テント
・シュラフ
・シュラフカバー
・アイゼン(12本&6本)
・エアーマット(120cm)
・レインウェア
・ツェルト
・靴下&フリース
・ゾウ足
・武器&カップ&コッヘル&ジェットボイル
・救急セット
・小物類(地図・コンパス・その他予備品)

…外付…
・カメラ
・銀マット
・テルモス
・ストック


さて、いよいよ実際の山行を待つばかりです。
出来れば事前にどこかでテントを試しておきたかったのですが、年末にそのザックで日帰り那須を試しただけで、結局時間は流れ、サイテイ奥多摩JOYが初テント山行となったのでした。

そう、パッキングの本当の恐怖を、その前日まで知らずに・・・(続く)。


<続きはこちら>
テント泊への道(第四回『パッキングは脳トレです』の巻)

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31 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (監督)
2008-02-25 07:37:43
>パッキングの本当の恐怖
ふ~ん、興味しんしん。
返信する
Unknown (まきくま)
2008-02-25 21:25:36
あー、そんなことが……
そんなときは、あたくしを呼んでくだされば、
荷物の上にのっかって、ぎゅーっておしこめてさしあげますのに。ねえ。

山に行くまでには、なんかまだまだかかりそう。。。ふわふわの雪景色みたいなあ。
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武器って何ですか? (くまちゃんです♪)
2008-02-25 21:42:09
>収納下手かつ心配性(面倒臭がりともいう)な性分なのか、ただ要らない物まで持って行っているだけなのか、日帰り装備ですらなぜか大荷物。

あらら おんなじだゎ。。。。わかるその気持ち。。。

ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ 続きまってます~~~♪
返信する
煽りですって (かいねこ)
2008-02-25 22:21:14
>監督さん

遂に次回から本編ということで、意味もなく煽ってしまいました。そんな過度な期待をしないでくださいね。
次書いているときには、忘れている可能性もありますし(爆)。
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収納美人 (かいねこ)
2008-02-25 22:26:41
>まきくまさん

収納の匠とくるのかと思って、「劇的ザックビフォーアフター」のお困り視聴者ばりに、アドバイスお願いしようかと思っていたのですが・・・力技でしたか。重しでしたら、自分だけで間に合ってしまっているものでして(開き直るなって)。ただ、まきくまさん、実際は、お上手のような気がしますから、一度お話は伺いたいですけどね。

自分も山に行くまでには、なんかまだまだかかりそうです。またテント行きたいなぁ。
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武器は (かいねこ)
2008-02-25 22:35:36
>くまちゃんです

あらら、嬉しい~。分かっていただけますか?!
いつもは車なので、とにかく車中に全て放り込んでおしまいなのですが、たまに宿泊などで交通機関を使うことになると、予備、予備の予備、なんて結局使わないものが沢山出てしまいます。備えあれば憂い無しとはいうものの、やっぱり整理ですよね。

武器は、上のコメントのお姐さんが良く使っている、食事の時を見計らって他の人の糧食を奪い取るための道具・・・はい、嘘です。すいません。
山用語でスプーン、フォーク、(はし)などをさしてこう呼んでます。上のお姐さんが、これだけをもって出来た食材を掻っ攫うことからその名前がついた・・・わけないです。
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です? (かいねこ)
2008-02-25 22:36:34
>くまちゃん

です。付いちゃいました・・・失礼しました。
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質問ですが・・・ (上松 B作)
2008-02-25 22:51:19
12本爪アイゼンと6本爪アイゼン・・・どんな用途で?2種類も?(ひょっとして・・・か○じょ用?)

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誰かつっこんで・・・ (美人秘書)
2008-02-26 02:11:57
と思ったら、B作さん、やさし~(安堵)

ここに書いてないけれど、冬用ジャケット着てるのに、レインウェアも持ってきてましたよね(汗)
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回答っす (かいねこ)
2008-02-26 06:15:45
>上松B作さん



何故2種類かといいますと、今回の山がどの程度の雪の状態か掴めなかったので、かさばらない軽アイゼンも入れておりました。こういった積み重ねが無駄に大きなザックを作り上げてしまうのですね…。



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