乗鞍岳：雨の三連休（台風上陸）

今週の三連休は「雨」。しかも台風上陸付き。
この予報を聞いて、殆どの方は、外出予定を変更されたことでしょう。自分も普段でしたら、先週の逃避行でたまったビデオでも見ようかと、家でノンビリしていたはずですが、折角またまた取れてしまった連休ですから、無駄に使うには勿体無いとお出掛けすることなったのでありました。

今回の目的地は、乗鞍岳。実は、昨年の夏に登っておりまして、山行記録としては、詳細記載してしまいましたので、今回は、簡単にダイジェスト版でお送りします(いや、手抜きじゃないですが・・・前半文章のみ、後半写真のみというお恥ずかしい内容になってしまいました・・・)。

乗鞍岳：お手軽過ぎる3000m峰（ご来光編）
乗鞍岳：お手軽過ぎる3000m峰（登山編）


台風と雨予報を気にしながらも、会社用事を済ませた後に、関越道～上信越道～長野道～国道158号をひた走ります。土曜日は、予想外の好天でしたから、もしかすると予想外れでこのままずっと雨知らずになったりして・・・、なんて淡い期待を持ちながら出発しました。さすがに御来光までは、無理だと思ってましたから、最近の山離れのリハビリ程度にちょっと散歩が出来ればいいなぁレベル。ただ、御来光可能性0%とは思わずに、もしかしたらな気分ではありましたけれども。

国道で市街地を抜けた所から、雨がポツポツと降って来ました。当然の事とはいえ、ちょっとがっかり。と、進めば進むほど、先ほど甘い事を思っていたのが恥ずかしい位に、雨の勢いは増していくばかり。加えて、霧まで出てきまして、カーブの多いこの道では、運転するのも必死な状況となっていくのでありました。いつしか土砂降りの雨に打たれながら、こりゃ道路封鎖されてしまうのではと 会社休みの言い訳発見 心配になる位になっておりました。

何とか深夜に観光センターの駐車場まで到着。と、駐車場の状況は、時期外れもありますが、昨年の深夜なのに六割に比べると、あまりに寂しい一割程度・・・三連休とはいえ、この天気予報でこの雨なら来る方がオカシイのですけどね。だだっ広い駐車場に車を止めて、一縷の望みを持ちつつ御来光バスの3時30分に目覚ましをセット（御来光バスは、9月末までやっておりまして、4時出発です。一般バスは、6時から始まり、7時・8時・と1時間に1本出ています)。深夜、装甲の薄いマイカーに爆撃のようなけたたましい雨音を幾度か叩きつけられる度に起こされながら、明日御来光バスどころか一般バスが出るのか不安に思いつつ夜明けを待ったのでした。

さてさて、目覚ましが鳴ったので嫌々起床。幾度か雨音で起こされておりましたので、この状況では、御来光もあったものではありませんから、御来光バスは出ないでしょうと思いつつあたりの様子を伺います。雨は、小降りになっていたものの、暗いながらもどんよりした空を見ながら、「行っても無駄かな」「無駄だよなぁ」、と再び寝たいがための言い訳を心の中で繰り返します。ただ、そうは言ってもご来光を見るために夜間ひた走って来たわけですから、バスが来るのかだけは気になります。

行かないと決めたのですから、そのまま寝ていればいいのに、まどろみながらもバスが来るのかを様子を伺っておりました（小心者です）。3時55分を過ぎても並んでいる人はおらず、バスも来る気配が全くありません・・・。うんうん、やはり今日は、中止だよなぁ、と再び寝ようとした時間前。なんと御来光バスが登場したのでありました！ Σヽ(゜Д゜; )ノ キタヨ

行かないと決めていたのに、何故か慌てる自分。ヽ(´Д｀;≡;´Д｀)丿
「えっ！？　ひょっとして山頂は、いい天気なの？」と、なんだか損してしまったような感覚を覚えてしまい、うろたえる小市民かいねこ。とはいえ、中止と決めていたため、全く準備してない自分が飛び出してもどうにもならないわけなのですが、なんとなく美味しい所を逃した気分になりつつ、バスを見送るのでした。

・・・その後、不貞寝のような気分で寝てしまい、再び起床したのは、それから2時間30分後の6時30分。なんとも微妙な天気ながらも雨は止んでおりました。これなら、山頂はともかく、乗鞍散策は出来そうと、嫌々・・・もとい、いよいよ7時のバスに乗り込んだのでありました。切符販売の方の

「気温は10℃ありますから、今日の畳平は暖かいですよ。ただ、小雨と霧と強風ですけど(笑)」

という声を乗り込む前に聞きながら・・・。

バス車中は、半分以上寝ていましたが、こんな天気ながら予想以上に山々がくっきりと見えていました。雨の中で不思議なものです。


これは、もしかしたら期待できるのでは？
という期待も空しく、畳平は霧の中・・・

ただ、雨については、ほとんど気にならない程度ですから、ゴアにかかれば怖いもの無し！　取りやめにしていた山頂へのアタックを決意するのでした。


歩いて行く度に、眩しい位に晴れていく
・・・雲の上だからなのでしょうか？


気がつけば視界がとってもクリアになっておりました
霧も雨もさようなら～


晴れたとはいえ、雲の量は凄かったですね
モクモクッとしてました


このあたりの時間に来ている方は、いい天気ながらレインウェア装備
それだけ予想外の展開でした

いやはや、驚きのピーカンバ○ィ。前回来た時よりは、いい天気ではないと思うのですが、雲が多いで、これが綺麗に見えるんですよね。まだまだ、山シーズンは終わっちゃいないと言わんばかりです。


雲に見とれていたら、楽々で蚕玉岳(こだまだけ)に到着


先日の携帯写真と同じ構図がこちら
山頂の鳥居が写っていると思っていたのですが・・・


山頂到着です！！
ノンビリしすぎてコースタイムの1時間30分もかけちゃいました


乗鞍の山々と、その先には、北アの山々がずらりと並んでおりました
おっ、もしや・・・


槍ヶ岳もちゃんと見えました
・・・いつか、行ってやるんですから！！


本当にいい秋晴れの青空でした


バスにも写る雲っぷり

どこを見ても絵になる景観でまったり。肩の小屋にて蕎麦と生ビールでまったり。下山後は、湯けむり館で硫黄泉でまったり。と、ここ最近では見られない程ののんびり登山となりました。たまには、こういう山行もいいもんですね。

ああっ、またオチが無いですよ・・・(要らないって)。



＜ということで、おまけ＞

それは、湯けむり館で温泉に浸かっていた時に判明しました。

アイタタタタタ・・・ (゜Д゜;）

そう、好天となった3000m峰を、昨年に引き続き、またまたノーガード戦法で臨んでしまったのです・・・。

結果、昨年同様、赤ネコに変化してしまいました。Σ(;´△｀)

今回は、あんなに晴れるとは思いませんでしたし、登っている間は、太陽光がジリジリ当たっている感じはしなかったので、ついつい油断してしまいました。3000m峰では、どんなときでも日焼け止め、これ常識ですね。

今回は、コトコト2時間ほどの加熱でしたが、首、顔、耳と初々しい位に赤く染まっております。しかし、台風直下と長雨の週末。こんな日焼けをしてくるなんて思いもよらないわけですから、会社の面々からは、案の定

「ダメだよ、仕事中にお酒飲んじゃ」

の大合唱。だれかれとも無く、会う人みんなに

「日焼けした？」

ではなく

「もう飲んだ？」

と言われる自分って・・・。＿|￣|○