
山行記録のトップには、今回で一番綺麗な写真でも掲載しようと思っておりましたが、
・・・またやってしまいました。_| ̄|○
ま、まぁ・・・誰が見ても行った場所がわかるし、それはそれでいいのかも。でも、これで日光に次いで今年2回目なので、学習能力の無い自分がちょっと心配です。
それでは、張り切ってどうぞ(また長いです、ごめんなさい)!!
=====
御嶽山(長野県・岐阜県/最高峰 剣ヶ峰 3067m)
日程 : 2005年6月26日(日)
天候 : 気持ちいい位の晴れ
コース:
6:10田の原~8:00王滝頂上~8:40王滝奥ノ院~王滝頂上~9:40剣ヶ峰~お鉢巡り~サイノ河原~12:00摩利支天山~二ノ池~14:00剣ヶ峰~王滝頂上~15:40田の原
タイム: 日帰り 9時間40分コース
=====
到着までのぼやき
さて、強化月間の締めくくりということで、手軽に登れる3000m峰:御嶽山にやってきました。来月には、例の日本一決戦が控えてますから、その前哨戦でもありますが、学問的見地からも一回行ってみたかったので、今年最初の3000m峰に挑戦です。
…しかし、まぁ、遠いですね。塩尻IC下車だったので、前回の燕岳の豊科ICの近くですからなんとかなるかな、と思っていたら、インターからが長い長い・・・またまた大甘な計算をしてしまいました。今回こそはがっつり寝るんだと、仮眠時間を考慮して、前回より1時間30分早い前日の23時に出発しましたが、到着は、やっぱり4時・・・。なんと5時間もかかってしまいました。
走行距離:350キロ・・・遠いよ長野。_| ̄|○
到着すると、前回の燕岳とは異なり、すでに準備に余念の無い方々が多数いらっしゃいます。さすがに霊峰。人気のある山は違いますね。自分は、というと、すでに移動に体力の大半を使ってしまいましたし、第一寝てませんから、体力回復のために、仮眠をとりました。
・・・5時30分起床。
外に出ると、修験者の方々が山伏の格好で準備中。ほら貝が、高らかに…ちょっと…なんか音がへな~んとしてますが。で、またまた、トイレ地獄にハマりまして、出発は、06:00になりました。

梅雨と思えない朝からの好天、やる気も出るってもんです
田の原出発 (06:00)
天気は、すでに晴れ。朝日がさんさんと照り付けてきます。今までの山行で朝からこんなにいい天気になったことがほとんど無かったので、朝ってこんなに朝日がさすことがあるんだぁ…としみじみ。今日は、暑そうです。

始めの1kmはこんな道からスタート。距離が稼げて嬉しい限り
寝ぼけ眼に痛いほどの朝の光。そして、駐車場からも見える眩しい位にくっきりとした御嶽山の全容。あの頂上まで登れるのかなぁ…と、いつもながら不思議な気分で出発します。始めは、聞いていた通り平坦な道が続きます。気がつけば、楽々に1キロ、てな感じの平坦な道です。その後、階段が続いてますから、ここからが本番ですね。ただ、ちょっと寝ぼけているのが、さっきから頭の中ではブーンブーンと変な音が響いています。
…って、虫?!Σ (゜Д゜;)
うわぁ、右を見ても左を見てもアブみたいな虫だらけじゃないですか。ヽ(;´Д`)ノ今までも、虫にまとわりつかれたことはありましたが、こんなに大量発生は初めての経験。そんなに臭うのか?とちょっと不安になってしまいましたが、自分だけではないようですので…。

大江権現・明治9年まではここから女人禁制だったとか。ここから登りが本格的になります。
虫との闘いもここからが本番・・・
そこからは、体当たりをしてくるわ、耳に入りたがるわ、の虫のおかげでほとんど虫しかイメージがありません。「あぁ、うざったいよ~。殺虫剤撒きたいよ~」とか「もうこれ、修行のひとつだよ。虫地獄とか」とかを考えるばかり。恐らく登った人のほとんどの感想は、虫がらみでしょう…。
なんでも、梅雨時限定イベントだそうです
(登山中に出会ったおばちゃん情報)。

気持ち悪い虫話ばかりでしたので、お口直しに花の写真とか

その場所の名称とともに剣ヶ峰までの距離が記載されております
そこからは、階段の登り、岩場の登り(明確な順路のないランダムな岩場)と続きますが、やはり虫のおかげでほとんど覚えていません…。_| ̄|○ 恐るべし虫パワー
なんでも、ここでも雷鳥がいたらしいですが、全く気付きゃしません。_| ̄|○ 恐るべし虫パワー
で、八合を超えた辺りで、森林限界を超えたらしく、緑が少なくなり風が抜けるようになって、ようやく耐えられるレベルまで落ち着きました。やれやれ。

登山道は、このような岩場の道が続きます

途中途中にこのような祠があります。さすが修験の山です
で、八合から下で写した写真の殆どに虫の影が・・・やろぅ

正面にある出っ張りは「大ノゾキ」。見事な崖ですが、残念ながら近づけません。
奥にある白いのは、山荘です。
そんなこんなで九合。霊峰つながりでしょうか?登れば登るほど、なんだか富士山にそっくりな気がしてます。岩場の高山だからかもしれませんが、やっぱり似てます。ずっと山頂は見えてますから、登っていくと近づいていくのが分かります。前回の燕岳みたいに、行けども行けども・・・みたいなことは無いので、意外に山頂は近い気もしてきます。そうはいっても、登りに次ぐ登りですから、暑さも手伝って疲れは倍増…高山ですからちゃんと水分補給をしないと高山病になってしまいますからね。
・・・あ?Σ (゜Д゜;)
そういえば、地図にあった「一口水」なる水場が無かったんですけど…。水場があると地図で見ていたので、今回の水は、500mlのペットボトルのみ。スポーツドリンクはありますけど、これでラーメンは辛い…いや無理。[+д+]
死活問題なので、ベテランとおぼしきおっちゃんに聞くと、「まだ氷だなぁ、ほらそこ」。

…おぉ、これね。・・・ええっ?!Σヽ(゜Д゜; )ノ
王滝頂上到着 (08:00)

十合、すなわち頂上!!よっしゃ~!!
・・・そんなハプニング(というか認識不足?)はありつつ山頂の御嶽神社に到着。二時間で3000m…あぁまだ剣ヶ峰ではないですから、手前ですね。乗鞍岳並の手軽さはありませんが、予想以上に早く着けますから、手軽と言ってもいいかも知れません。
※ おじいちゃんでも、大体3時間30分くらいで剣ヶ峰に着けるようです。
今日は、本当に梅雨時か?という位に暑くて、暑さにバテた感じです。ほら、シャツに塩ふいてますし…。

かいねこと神社といえば狛犬。後ろに剣ヶ峰を臨みながら・・・
普通なら、ここからすぐに剣ヶ峰に向かうのでしょうが、自分としては、奥ノ院の方が学術的見地からの重要度が高めなので、皆さんとは別の道を歩みます。通常ルートから一歩外れると、一人もいない別世界。途中、残雪で道が分からなくなったり、別の奥ノ院(奥ノ院は、2箇所ありました。手前のは、修験の方の奥ノ院でしょうか?)に遭遇しましたが、無事到着。皆さんが見る角度とは違う山頂や地獄谷に出会えたのでした。満足!

奥ノ院は2箇所ありますので、ご注意を。日の門・月の門を巡って奥ノ院です。
九合から直接来る道もありますが、現在は残雪で通り辛いようです。

ここからの地獄谷や剣ヶ峰の景色もまた格別。人が居ないだけに独り占めも
その後、戻って剣が峰に。…さすがにこの登り坂は、山頂が見えていながらもキツいです。先週と同じような見えている山頂に向かうシチュエーションながら、辛く感じるのは、景色のせい?暑さのせい?

王滝山頂から剣ヶ峰への道・・・ふとシルクロードが頭に浮かびました
ガンダーラとか歌いそうになりました(泣)
ほら、右端にはインドの仏教寺院が・・・

近づいても、やっぱり・・・

山頂のガンダーラ寺院・・・旭館(笑)
剣ヶ峰到着 (09:40)

そして山頂。お鉢や湖が一望出来ます。
いや~、晴れて良かった~。
山頂は、人でいっぱいです。しかしまぁ、人が多いですね。
…で、一言。標識の前に座らないで~。三角点に腰掛けないで~。この荷物だれの~。あんたら声でかいよ~。
綺麗な景色の反面、登りきって満足げな顔が、怪訝な顔になるこの光景。皆さん考えて下さいね。

踏むに踏めない三角点・・・
この後、予想以上に時間があった(と錯覚した)ので、お鉢巡りをして、摩利支天を目指すことにしたのですが、余計な追加は、長旅の始まり…そろそろ自分も学んで欲しいところです。(^_^;)
案の定、疲れも手伝って、登り時間よりも時間がかかり3時間程の長期ロードとなるのでした。しかも苦労して登った摩利支天山は、高山植物は咲いてましたが(ここが見所だと思いますが、すいません。あまり興味がないので)、予想以上に質素な山頂と、山の反対側が全域ガスって視界なしと悲しい結果に。(TOT)

道すがら咲いてました。夏には、もっと沢山の種類の高山植物が咲くらしいですね
摩利支天山到着 (12:00)

摩利支天山頂より。右端の頂が剣ヶ峰・・・遠くに来過ぎました

今日のお昼のコーナーが無いので、一応報告です。
ザ・日本な場所なので、どん兵衛にしました
ガスが出たり、晴れたりと急激に山の天気が変わります。要するに、早く帰れと促されているようです。自分の水分も寂しくなり、暑さと登り下りの繰り返しで疲れもピークに達してますから素直に従います。

二ノ湖から剣ヶ峰。こう写すと外国に来たみたいです。
で、二の湖から王滝山頂を通って下りルートで帰ろうとしたのですが、残雪のせいか、通る人がいないからか、なぜか地図にある山頂分岐コースが見つからない…。

王滝・田の原口コースのはずが・・・

眼前に見える唯一のコース
それは、もう一回剣が峰を登りましょうコース
また、二回登山ですか。_| ̄|○
泣く泣く再登頂。こうなったらやけくそです。すれ違う方々からは、そんなうなだれた様子を見て、「もうすぐだから頑張れ!」という励ましの言葉を頂く。嬉しい気持ちで一杯ながら、はぃ、一回行きましたから…。
で、山頂到着。さすがにこの時間ですから、人も少なくなりました。ぁぁ、また来ちゃいました…と、達成感とは違う涙があふれ出します。

午前中の喧騒が嘘のような静かな山頂
下山は、これまた富士山からの下山同様、ぐだぐだと惰性で下ります。時間的には、早く下っているはずなのですが、日陰の無い単調なザレ場下りは、とにかく時間が長く感じます。九合まだか~、八合まだか~。容赦ない日差しが照り付けます。水分も少しとなってますから、小出し小出しで使っているため、もう脱水症状です…。ということで、6時間予定の山行は、気まぐれ含みで9時間近くになりました。
しかしまぁ、下山後の冷たい飲み物のおいしいこと!コーラ最高です!!

次回は、季節と時間を考えて来ます・・・。
・・・さてさて、下山は出来ましたが、
これから約5時間の帰り道が待ってます…
日帰りイヤー!!ウワァァ━。゜(゜´Д`゜)゜。━ン!!!!
ワンポイントメモ
==
・何はともあれ今は虫が難敵。本当にえらいこっちゃなくらいに、虫の歓待を受けます。虫除けが利くかわかりませんが、対策のご用意を。
・晴れたら帽子と水と日焼け止めは必須。日陰が無いですし、3000mですから紫外線が並じゃないです。これについては、また後日・・・。
・今は、雪が溶けている途中なのか、水場がありません(見つからなかっただけかもしれませんが)。水は、多めにご用意を(夏になれば、各山小屋で購入は出来ると思います。現在二ノ湖の山荘では、購入出来ます)。
・基本ルート以外の道は、残雪で道が不明瞭なところがあります。自分と同じ過ちをおこさないように。
・摩利支天山は、田の原からですと結構時間がかかります。尾根横の小道を進む(山頂近くで上に登って登頂)のですが、狭いため荒天時は注意が必要です。
==
・・・またやってしまいました。_| ̄|○
ま、まぁ・・・誰が見ても行った場所がわかるし、それはそれでいいのかも。でも、これで日光に次いで今年2回目なので、学習能力の無い自分がちょっと心配です。
それでは、張り切ってどうぞ(また長いです、ごめんなさい)!!
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御嶽山(長野県・岐阜県/最高峰 剣ヶ峰 3067m)
日程 : 2005年6月26日(日)
天候 : 気持ちいい位の晴れ
コース:
6:10田の原~8:00王滝頂上~8:40王滝奥ノ院~王滝頂上~9:40剣ヶ峰~お鉢巡り~サイノ河原~12:00摩利支天山~二ノ池~14:00剣ヶ峰~王滝頂上~15:40田の原
タイム: 日帰り 9時間40分コース
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到着までのぼやき
さて、強化月間の締めくくりということで、手軽に登れる3000m峰:御嶽山にやってきました。来月には、例の日本一決戦が控えてますから、その前哨戦でもありますが、学問的見地からも一回行ってみたかったので、今年最初の3000m峰に挑戦です。
…しかし、まぁ、遠いですね。塩尻IC下車だったので、前回の燕岳の豊科ICの近くですからなんとかなるかな、と思っていたら、インターからが長い長い・・・またまた大甘な計算をしてしまいました。今回こそはがっつり寝るんだと、仮眠時間を考慮して、前回より1時間30分早い前日の23時に出発しましたが、到着は、やっぱり4時・・・。なんと5時間もかかってしまいました。
走行距離:350キロ・・・遠いよ長野。_| ̄|○
到着すると、前回の燕岳とは異なり、すでに準備に余念の無い方々が多数いらっしゃいます。さすがに霊峰。人気のある山は違いますね。自分は、というと、すでに移動に体力の大半を使ってしまいましたし、第一寝てませんから、体力回復のために、仮眠をとりました。
・・・5時30分起床。
外に出ると、修験者の方々が山伏の格好で準備中。ほら貝が、高らかに…ちょっと…なんか音がへな~んとしてますが。で、またまた、トイレ地獄にハマりまして、出発は、06:00になりました。

梅雨と思えない朝からの好天、やる気も出るってもんです
田の原出発 (06:00)
天気は、すでに晴れ。朝日がさんさんと照り付けてきます。今までの山行で朝からこんなにいい天気になったことがほとんど無かったので、朝ってこんなに朝日がさすことがあるんだぁ…としみじみ。今日は、暑そうです。

始めの1kmはこんな道からスタート。距離が稼げて嬉しい限り
寝ぼけ眼に痛いほどの朝の光。そして、駐車場からも見える眩しい位にくっきりとした御嶽山の全容。あの頂上まで登れるのかなぁ…と、いつもながら不思議な気分で出発します。始めは、聞いていた通り平坦な道が続きます。気がつけば、楽々に1キロ、てな感じの平坦な道です。その後、階段が続いてますから、ここからが本番ですね。ただ、ちょっと寝ぼけているのが、さっきから頭の中ではブーンブーンと変な音が響いています。
…って、虫?!Σ (゜Д゜;)
うわぁ、右を見ても左を見てもアブみたいな虫だらけじゃないですか。ヽ(;´Д`)ノ今までも、虫にまとわりつかれたことはありましたが、こんなに大量発生は初めての経験。そんなに臭うのか?とちょっと不安になってしまいましたが、自分だけではないようですので…。

大江権現・明治9年まではここから女人禁制だったとか。ここから登りが本格的になります。
虫との闘いもここからが本番・・・
そこからは、体当たりをしてくるわ、耳に入りたがるわ、の虫のおかげでほとんど虫しかイメージがありません。「あぁ、うざったいよ~。殺虫剤撒きたいよ~」とか「もうこれ、修行のひとつだよ。虫地獄とか」とかを考えるばかり。恐らく登った人のほとんどの感想は、虫がらみでしょう…。
なんでも、梅雨時限定イベントだそうです
(登山中に出会ったおばちゃん情報)。

気持ち悪い虫話ばかりでしたので、お口直しに花の写真とか

その場所の名称とともに剣ヶ峰までの距離が記載されております
そこからは、階段の登り、岩場の登り(明確な順路のないランダムな岩場)と続きますが、やはり虫のおかげでほとんど覚えていません…。_| ̄|○ 恐るべし虫パワー
なんでも、ここでも雷鳥がいたらしいですが、全く気付きゃしません。_| ̄|○ 恐るべし虫パワー
で、八合を超えた辺りで、森林限界を超えたらしく、緑が少なくなり風が抜けるようになって、ようやく耐えられるレベルまで落ち着きました。やれやれ。

登山道は、このような岩場の道が続きます

途中途中にこのような祠があります。さすが修験の山です
で、八合から下で写した写真の殆どに虫の影が・・・やろぅ

正面にある出っ張りは「大ノゾキ」。見事な崖ですが、残念ながら近づけません。
奥にある白いのは、山荘です。
そんなこんなで九合。霊峰つながりでしょうか?登れば登るほど、なんだか富士山にそっくりな気がしてます。岩場の高山だからかもしれませんが、やっぱり似てます。ずっと山頂は見えてますから、登っていくと近づいていくのが分かります。前回の燕岳みたいに、行けども行けども・・・みたいなことは無いので、意外に山頂は近い気もしてきます。そうはいっても、登りに次ぐ登りですから、暑さも手伝って疲れは倍増…高山ですからちゃんと水分補給をしないと高山病になってしまいますからね。
・・・あ?Σ (゜Д゜;)
そういえば、地図にあった「一口水」なる水場が無かったんですけど…。水場があると地図で見ていたので、今回の水は、500mlのペットボトルのみ。スポーツドリンクはありますけど、これでラーメンは辛い…いや無理。[+д+]
死活問題なので、ベテランとおぼしきおっちゃんに聞くと、「まだ氷だなぁ、ほらそこ」。

…おぉ、これね。・・・ええっ?!Σヽ(゜Д゜; )ノ
王滝頂上到着 (08:00)

十合、すなわち頂上!!よっしゃ~!!
・・・そんなハプニング(というか認識不足?)はありつつ山頂の御嶽神社に到着。二時間で3000m…あぁまだ剣ヶ峰ではないですから、手前ですね。乗鞍岳並の手軽さはありませんが、予想以上に早く着けますから、手軽と言ってもいいかも知れません。
※ おじいちゃんでも、大体3時間30分くらいで剣ヶ峰に着けるようです。
今日は、本当に梅雨時か?という位に暑くて、暑さにバテた感じです。ほら、シャツに塩ふいてますし…。

かいねこと神社といえば狛犬。後ろに剣ヶ峰を臨みながら・・・
普通なら、ここからすぐに剣ヶ峰に向かうのでしょうが、自分としては、奥ノ院の方が学術的見地からの重要度が高めなので、皆さんとは別の道を歩みます。通常ルートから一歩外れると、一人もいない別世界。途中、残雪で道が分からなくなったり、別の奥ノ院(奥ノ院は、2箇所ありました。手前のは、修験の方の奥ノ院でしょうか?)に遭遇しましたが、無事到着。皆さんが見る角度とは違う山頂や地獄谷に出会えたのでした。満足!

奥ノ院は2箇所ありますので、ご注意を。日の門・月の門を巡って奥ノ院です。
九合から直接来る道もありますが、現在は残雪で通り辛いようです。

ここからの地獄谷や剣ヶ峰の景色もまた格別。人が居ないだけに独り占めも
その後、戻って剣が峰に。…さすがにこの登り坂は、山頂が見えていながらもキツいです。先週と同じような見えている山頂に向かうシチュエーションながら、辛く感じるのは、景色のせい?暑さのせい?

王滝山頂から剣ヶ峰への道・・・ふとシルクロードが頭に浮かびました
ガンダーラとか歌いそうになりました(泣)
ほら、右端にはインドの仏教寺院が・・・

近づいても、やっぱり・・・

山頂のガンダーラ寺院・・・旭館(笑)
剣ヶ峰到着 (09:40)

そして山頂。お鉢や湖が一望出来ます。
いや~、晴れて良かった~。
山頂は、人でいっぱいです。しかしまぁ、人が多いですね。
…で、一言。標識の前に座らないで~。三角点に腰掛けないで~。この荷物だれの~。あんたら声でかいよ~。
綺麗な景色の反面、登りきって満足げな顔が、怪訝な顔になるこの光景。皆さん考えて下さいね。

踏むに踏めない三角点・・・
この後、予想以上に時間があった(と錯覚した)ので、お鉢巡りをして、摩利支天を目指すことにしたのですが、余計な追加は、長旅の始まり…そろそろ自分も学んで欲しいところです。(^_^;)
案の定、疲れも手伝って、登り時間よりも時間がかかり3時間程の長期ロードとなるのでした。しかも苦労して登った摩利支天山は、高山植物は咲いてましたが(ここが見所だと思いますが、すいません。あまり興味がないので)、予想以上に質素な山頂と、山の反対側が全域ガスって視界なしと悲しい結果に。(TOT)

道すがら咲いてました。夏には、もっと沢山の種類の高山植物が咲くらしいですね
摩利支天山到着 (12:00)

摩利支天山頂より。右端の頂が剣ヶ峰・・・遠くに来過ぎました

今日のお昼のコーナーが無いので、一応報告です。
ザ・日本な場所なので、どん兵衛にしました
ガスが出たり、晴れたりと急激に山の天気が変わります。要するに、早く帰れと促されているようです。自分の水分も寂しくなり、暑さと登り下りの繰り返しで疲れもピークに達してますから素直に従います。

二ノ湖から剣ヶ峰。こう写すと外国に来たみたいです。
で、二の湖から王滝山頂を通って下りルートで帰ろうとしたのですが、残雪のせいか、通る人がいないからか、なぜか地図にある山頂分岐コースが見つからない…。

王滝・田の原口コースのはずが・・・

眼前に見える唯一のコース
それは、もう一回剣が峰を登りましょうコース
また、二回登山ですか。_| ̄|○
泣く泣く再登頂。こうなったらやけくそです。すれ違う方々からは、そんなうなだれた様子を見て、「もうすぐだから頑張れ!」という励ましの言葉を頂く。嬉しい気持ちで一杯ながら、はぃ、一回行きましたから…。
で、山頂到着。さすがにこの時間ですから、人も少なくなりました。ぁぁ、また来ちゃいました…と、達成感とは違う涙があふれ出します。

午前中の喧騒が嘘のような静かな山頂
下山は、これまた富士山からの下山同様、ぐだぐだと惰性で下ります。時間的には、早く下っているはずなのですが、日陰の無い単調なザレ場下りは、とにかく時間が長く感じます。九合まだか~、八合まだか~。容赦ない日差しが照り付けます。水分も少しとなってますから、小出し小出しで使っているため、もう脱水症状です…。ということで、6時間予定の山行は、気まぐれ含みで9時間近くになりました。
しかしまぁ、下山後の冷たい飲み物のおいしいこと!コーラ最高です!!

次回は、季節と時間を考えて来ます・・・。
・・・さてさて、下山は出来ましたが、
これから約5時間の帰り道が待ってます…
日帰りイヤー!!ウワァァ━。゜(゜´Д`゜)゜。━ン!!!!
ワンポイントメモ
==
・何はともあれ今は虫が難敵。本当にえらいこっちゃなくらいに、虫の歓待を受けます。虫除けが利くかわかりませんが、対策のご用意を。
・晴れたら帽子と水と日焼け止めは必須。日陰が無いですし、3000mですから紫外線が並じゃないです。これについては、また後日・・・。
・今は、雪が溶けている途中なのか、水場がありません(見つからなかっただけかもしれませんが)。水は、多めにご用意を(夏になれば、各山小屋で購入は出来ると思います。現在二ノ湖の山荘では、購入出来ます)。
・基本ルート以外の道は、残雪で道が不明瞭なところがあります。自分と同じ過ちをおこさないように。
・摩利支天山は、田の原からですと結構時間がかかります。尾根横の小道を進む(山頂近くで上に登って登頂)のですが、狭いため荒天時は注意が必要です。
==
まさか、かいねこさんが2週続けてこちらの方へいらっしゃってるとは思いませんでしたよ~
私たちも日曜に2000m弱の鉢伏山に登ったんですけど。
その時ちょうど会話に出てたんです。
「御嶽行きたいねぇ~」って。
かいねこさんの山行記録、参考にさせてもらいますね。
しかし、まだ雪があるとは…
何はともあれ、遠い所までご苦労様でありました。
日帰りはきついですね、特に単独は運転がつらいと思います。
お疲れ様でした
そういえば山頂で名物の味噌煮込みうどんを食べたのを思い出しました。
やっぱうどんは出汁のきいたしょうゆ味かな~ どんべーで正解ですよ!
蒸し→虫
ということで無視してくだされ!
御嶽山はかなりアクセス悪いですよね~。
長野県に住んでいながら、まだ登っていません。
毎年、「今年こそ」なんて思っているのですが、なかなか機会がありません。
本当に今年こそ登ってみたいですね~。
やっぱりこの時季は虫が多いですよね。
私も八ヶ岳へ行ってきましたが、虫の多さには参りました
何匹かは食べちゃってそうです
次はどこに行くのか、楽しみにしています。
しょっぱなの写真、吹き出しちゃいました(笑)。
またやってもーたんですね!
しかも2004、2005って続いてるのがオツですね。
アジですね。
・・・と前置きはさておき、
御嶽山、お疲れさまでした。
しげぞう、未体験ゾーンです。
興味シンシンで拝見いたしました!!
摩利支天、おっしゃるとおり
甲斐駒にもありましたよ!
名前に惹かれて行っちまいました。。。
(変わった名前に弱くて・・・)
私は再び山頂!ってなことにはなりませんでしたが、
摩利支天でアブに刺されました。
まだプクっと赤くなってます(涙)。
どこの山でも「摩利支天」には要注意ですね・・・
この時期どの山に行っても虫がスゴイんですね。あの大量のブンブン、もし都会であの大群の中にいたらキャーキャー叫びまくりだと思います。山の中だと不思議と「もうどうにでもなれ・・」くらいになって、顔にぶつかろうが耳に入ろうが、まして食おうが「・・チッ」くらいの冷静な対応になるものです。思い出したくないけど(笑
御岳は2年前に登りましたが、山頂につく頃にはガスガスでな~んにも見えませんでした。神社から剣が峰が結構つらかった思い出があります。私にとって初めての3000M峰でした。
ではでは~またよろしくお願いします。
やっと復帰です。遅れてすみません。でも、こんな時間なんで、明日がまた心配ですけど。
>そらさん
いつも有難う御座います。
強化月間でしたから、頑張ってみました(笑)。梅雨が明けたら、またそちらの方に挑戦したいですね。残念ながら、体力的にも金銭的にも(爆)、しばらくお休みしなければならなそうです・・・。長野住まいは、やっぱり羨ましいですね。間をとって(?)山梨あたりに引っ越したい位です。
>sanaeさん
グッジョブ!!
虫、蒸し、無視、ナイスコンボです。
しかも梅雨だけに蒸しという掛詞。冴え渡ってますね。
早く、運転変わってくれる人・・・もとい一緒に行ってくれる相手を見つけたいです。
>まるちさん
御嶽山ってあまり話題にならないですよね。
※ 東京では、御岳山は気楽に行けますので有名ですけど・・・あっ関係ない・・・。
行ったことがある人もあまり聞きませんし。長野からでも遠いって、やっぱり大変な所にあるんですね・・・。
蒸し・・・もとい虫は、やっぱり時季なんですね。あまりこの季節は今まで出かけて来なかったので、ちょっとウンザリ。次回は、ゴメンなさい。しばらくお休みですね・・・。
是非、今年こそを実現してみてくださいね。期待してま~す。
>しげぞうさん
そうそう。しげぞうさんの未体験ゾーンだったので、先週は、一緒かなぁと思っていたのですけどね、残念。でも、しげぞうさんほどの方が行っていないとは、ちょっと意外です。
摩利支天は、なんでなんでしょ。どちらも共通するのが、何かおどろおどろしいんですよ。位置的な問題なんですかね。人が居ないからか、雲が駆け抜けてくるからか、なんだか長居する気にならないんですよ、これが。
>TiCAさん
何はともあれ、TiCAさんにTBが日課です(バカ)。
蒸し(ああっ、また。sanaeさんごめんなさい)・・・虫は、確かに諦めの境地になりますよね。国内外で色々体験していると、お店でも「髪の毛や虫の一つや二つでガタガタいいなさんな」という気持ちになりますね。でも、そんな事言うと、皆んなから「それとこれとは話が違うでしょ」とデリカシー無い人呼ばわりですけど・・・。
やっぱり雷鳥居るんですね。この時も居たらしいのですが、残念ながら虫だらけでそれ所じゃなかったので。でも2時間とは、本当に若いですね。見習いたいものです・・・。