奈良県にある「山の辺の道」。
日本の歴史で最も古い道ともいわれておりまして、春日山の山麓から桜井あたりまでのコースとなっているようですが、一般的には、天理駅~桜井駅のコースが有名で多くの人に歩かれている人気のコースです。アップダウンもそれほどなく、のんびりした田舎の風景を見ながら、多くの古墳や寺社を見ながら散策するという、のんびり歩くにはうってつけのハイキングコースでもあります。決められた道はあるものの、その周りにも見どころは数限りなくあるため、同じコースをただ歩くだけではない毎度の楽しみを見つけられることもおすすめのポイントです。
2019年に訪問した後は、コロナ禍に見舞われて訪問するタイミングはなかなか取れませんでしたが、今回、3年ぶりの訪問となりました。元々、大神神社周辺と石上神社以外は、それほどの人出もありませんので、以前と同じ程度の人出となっておりました。この時期は、柿の美味しい季節でもありますので、刀根早生(とねわせ)という人気の品種が無人店舗で多く置かれておりました。刀根早生発祥の地の碑もありますし、元古墳が柿畑になっているのはなかなかに衝撃的でもありますので、探してみるのも良いですね。
そんな山の辺の道歩きの途中で出会ったのが、大神神社というお酒の神様としても信仰の厚い神社のお膝元で酒造りを行っている「今西酒造」さん。「みむろ杉」で全国的にも有名ですし、近年注目を集めている酒蔵の一つでもあります。
折角酒造に来ましたので何か特別なものはないかと思っておりましたところ、お店の方に勧められたのが
しぼりたて無濾過生酒 鬼ごのみ
でした。丁度、しぼりたてでこれから販売開始をする予定であったもので、地元でも人気の銘柄というプッシュをいただきましたので購入しました。面白いのが、本醸造とはいえ安価ですし900mlというお得ボトルであったこと。早速飲んでみましたが、もっとガツンと日本酒感が来ることを覚悟していましたが、生酒ということもあってかとてもマイルドな味わいでした。うまみを残しながら奥ゆかしい感じが食事にもあいますし、いくらでも飲めてしまう危険物でもありました。丁度良いタイミングの訪問になったことを感謝ですし、こういった出会いがあるのでぶらぶら歩きは止められないのですよね。
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