
甲武信ヶ岳に行ってまいりました。
この山、通常の資料では、一泊二日で記載されておりますが、なかなかまとまった休みを取れない30代ビヂネスマンですから、「まぁ行けるんじゃないかな」的発想で日帰りにチャレンジしてみました。結果、なぜ日帰りにしていないかの理由を身をもって知ることとなりました・・・。(T_T)
時間的に見ると、出来る人には簡単に出来てしまうはずなんですが、こんなことが出来るのも若い人だけの特権なんだなぁ・・・と、シミジミとしてしまう今日この頃 まだまだ運動不足、夏山に向けてのリハビリが必要なようです。
前編と書いてみたのは、報告だけでも一泊二日にしてみようかと。(^∀^)
甲武信ヶ岳
日程 : 2005年5月29日(日)
天候 : 曇り時々晴れ
コース: 道の駅みとみ~戸渡尾根~木賊山~甲武信ヶ岳~木賊山~徳ちゃん新道~道の駅みとみ
行程 : 日帰り 10時間
道の駅みとみ到着 (5:20)

ここが出発地点。昔からよく寝泊りに利用させてもらってます。
ここの一押し:いのぶたラーメン
先週に引き続き早起きしました。いつもこの地域は秩父140号経由で来ていましたが、ガイドに従って中央道勝沼経由で来てみましたが、こっちの方が時間がかかったような気がしてなりません。さて、今日は、勝手知ったる道の駅ですから、前回のように神社やら狛犬もないので、そのまま出発できる・・・と思ったら、お腹の調子がちょっと変。Σ(゜Д゜∥)
どうも、いつもは何日経ってもうんともすんとも言わないのに、どうにも山の日ばかり活発になるのが困りもの。喜びを腸が表現してるの? それともこの先の辛さに対する拒絶反応? 何はともあれ、おこもり状態。
道の駅みとみ出発 (5:50)
え~っと、・・・長いですね。
ただ、これで出てないってんですから・・・爆弾を抱えつつ出発です。
大事なのは、気にしないことです。

ここからちょっと行った所に、西沢渓谷がありまして、そこが登山口となってます。西沢渓谷にも市営の駐車場がありますから、そちらの方が近いです。西沢渓谷だけでも、一周3時間くらいと川やら滝やら景色やらと十分楽しめますので、甲武信ヶ岳以外で訪れても楽しいです。スニーカーくらいでも十分ですし。と、ちょっとアピール。
西沢渓谷の入り口から10分も行かない位で登山口となります。直前にトイレもありますし、登山計画書のポストもあります。

見逃すはずもない大きな看板。
この先にちょっと楽な徳ちゃん新道もあるんですけど、こっち行っちゃいますよね

登山道入り口。かいねこ殺しの急坂がやる気を削いでくれます
ということで、登山開始3分にして後悔。(ノД`)
寝不足で登るのはいかんよなぁ。運動不足で登るのはまずいよなぁ。日帰りなんてなめてるよなぁ。前の日に足が遅くなっていたのが悔しくて全力疾走しなきゃよかったなぁ。一昨日ビール飲まなきゃよかったなぁ。全然行ってないスポーツクラブも定期的に行こうなぁ。なんて、この辛い登りの現実逃避か、はたまた甲武信ヶ岳に対する懺悔か、今となっては分かりませんが、半分泣きながら、反省を重ねていくのでありました。
すでにこれだけで、汗だくというか、北京ダックを焼く前に水あめを塗った状態のような、見た目てらてらした感じとなり、体力的にも、20%位消費した状態となってしまいました。我ながら本当に心配。と、ようやく気持ちが通じたのか、道を平らにして頂けました。しかし、

崩れてますねぇ・・・
この光景、思い出すのは川乗山ですが、それよりはまだましな感じです。でも、パラパラと下に勝手に落ちていく砂は嫌なものです。・・・ああっ、変な汗が。

線路?
このあたりにトロッコが走っていたそうで、その軌跡が残っているようです。そのため、このあたりは緩やかな道になってます。これが道の上をつかず離れず平行しておりまして、自分も線路の上を歩くのが嬉しくて、線路は続くよやらスタンドバイミーやらが口笛に乗せて出てきます。ちょっと回復。

999号発車・・・っておい
その後
そんな楽しい思い出も始めのうち。後は、急坂を登り続けることとなるのでした・・・。このあたりでも、写真は撮ってはいるものの、自分の意識ともどもボケボケです。ということで、以下ダイジェストでどうぞ。

沢が多いです・・・が、この辺の水は、ダムの下の水なので飲まない方がいいとのこと。って先に教えておいてよ。がぶ飲みしてしまいましたし、「やっぱり山の水は~」なんて感想を持ってしまいましたとも。ああ、バカ舌。

始めは砂と石っぽく

次に根っこ

途中の徳ちゃん新道との分岐(広瀬)近辺にはシャクナゲゲート!!
(丁度見ごろから終わり目ですね)
途中でシャクナゲが目を楽しませてくれましたが、林道なので木々に隠れて視界が無く、標識も「甲武信ヶ岳」という簡単な看板しかないため、いつになったらたどり着くのか分からないままひたすら登り続けることとなりました。その間に6人に抜かれてます・・・。(TOT)

一箇所だけ視界の開けた岩場がありました。ようやく山々とご対面!
木賊山(とくさやま)到着 (10:05)

結果、4時間ほどを登り続けるまして、ようやく1つ目の山頂の木賊山(とくさやま)に到着です。5時間が行程のタイムですから、我ながら頑張った方です。ここですが、2469mある3等三角点といいつつ、木々に囲まれて全く視界がありません。でも、疲れ切った自分としては、ベンチでしばし休憩・・・って、先ほど先に行った若者が、もう帰ってきています?!

この頂上手前あたりから残雪が始まりました。まだ結構あります

山頂からすぐの開けたところ。山々が一望できます。
ちょっとガスって来てます。嫌な感じです

景色に見とれて間違えたルート。物理的に無理
バカです、はい。

木賊山からはすぐ(900m)の甲武信小屋。山頂はもうすぐかな?

頂上近くになれば、こんな急坂も怖くない!どーんとこい
甲武信ヶ岳山頂到着 (10:48)

山頂到着。標識がカッコよろしいです
途中で何度「もう無理」を唱えたか分かりませんが、後半からは慣れたのか、予想以上に悪くならずに登れました。恐らく、最初で体力が底をついてしまい、それ以上酷い状態にはならなかったからでしょうか。何にしろ到着できて非常に嬉しい!!
お恥ずかしながら、当初の計画では、「西沢渓谷~木賊山~甲武信ヶ岳(~三宝山~甲武信ヶ岳)~破風山~雁坂峠~道の駅みとみ」となってます。・・・最初の3分で却下して正解でした。
後は、帰るだけですので、「そのまま無事帰りました」、で終わらせれば1回ですむんですけど、ハプニング無くして終わらないのが、かいねこの特徴ですから。ああっ、煽ってもそんなに面白いことが無かったらどうしよう・・・。
さて次回、カップラーメンを無事食べられたのか?!
・・・えっ、それだけ?Σヽ(゜Д゜; )ノ
この山、通常の資料では、一泊二日で記載されておりますが、なかなかまとまった休みを取れない30代ビヂネスマンですから、「まぁ行けるんじゃないかな」的発想で日帰りにチャレンジしてみました。結果、なぜ日帰りにしていないかの理由を身をもって知ることとなりました・・・。(T_T)
時間的に見ると、出来る人には簡単に出来てしまうはずなんですが、
前編と書いてみたのは、報告だけでも一泊二日にしてみようかと。(^∀^)
甲武信ヶ岳
日程 : 2005年5月29日(日)
天候 : 曇り時々晴れ
コース: 道の駅みとみ~戸渡尾根~木賊山~甲武信ヶ岳~木賊山~徳ちゃん新道~道の駅みとみ
行程 : 日帰り 10時間
道の駅みとみ到着 (5:20)

ここが出発地点。昔からよく寝泊りに利用させてもらってます。
ここの一押し:いのぶたラーメン
先週に引き続き早起きしました。いつもこの地域は秩父140号経由で来ていましたが、ガイドに従って中央道勝沼経由で来てみましたが、こっちの方が時間がかかったような気がしてなりません。さて、今日は、勝手知ったる道の駅ですから、前回のように神社やら狛犬もないので、そのまま出発できる・・・と思ったら、お腹の調子がちょっと変。Σ(゜Д゜∥)
どうも、いつもは何日経ってもうんともすんとも言わないのに、どうにも山の日ばかり活発になるのが困りもの。喜びを腸が表現してるの? それともこの先の辛さに対する拒絶反応? 何はともあれ、おこもり状態。
道の駅みとみ出発 (5:50)
え~っと、・・・長いですね。
ただ、これで出てないってんですから・・・爆弾を抱えつつ出発です。
大事なのは、気にしないことです。

ここからちょっと行った所に、西沢渓谷がありまして、そこが登山口となってます。西沢渓谷にも市営の駐車場がありますから、そちらの方が近いです。西沢渓谷だけでも、一周3時間くらいと川やら滝やら景色やらと十分楽しめますので、甲武信ヶ岳以外で訪れても楽しいです。スニーカーくらいでも十分ですし。と、ちょっとアピール。
西沢渓谷の入り口から10分も行かない位で登山口となります。直前にトイレもありますし、登山計画書のポストもあります。

見逃すはずもない大きな看板。
この先にちょっと楽な徳ちゃん新道もあるんですけど、こっち行っちゃいますよね

登山道入り口。かいねこ殺しの急坂がやる気を削いでくれます
ということで、登山開始3分にして後悔。(ノД`)
寝不足で登るのはいかんよなぁ。運動不足で登るのはまずいよなぁ。日帰りなんてなめてるよなぁ。前の日に足が遅くなっていたのが悔しくて全力疾走しなきゃよかったなぁ。一昨日ビール飲まなきゃよかったなぁ。全然行ってないスポーツクラブも定期的に行こうなぁ。なんて、この辛い登りの現実逃避か、はたまた甲武信ヶ岳に対する懺悔か、今となっては分かりませんが、半分泣きながら、反省を重ねていくのでありました。
すでにこれだけで、汗だくというか、北京ダックを焼く前に水あめを塗った状態のような、見た目てらてらした感じとなり、体力的にも、20%位消費した状態となってしまいました。我ながら本当に心配。と、ようやく気持ちが通じたのか、道を平らにして頂けました。しかし、

崩れてますねぇ・・・
この光景、思い出すのは川乗山ですが、それよりはまだましな感じです。でも、パラパラと下に勝手に落ちていく砂は嫌なものです。・・・ああっ、変な汗が。

線路?
このあたりにトロッコが走っていたそうで、その軌跡が残っているようです。そのため、このあたりは緩やかな道になってます。これが道の上をつかず離れず平行しておりまして、自分も線路の上を歩くのが嬉しくて、線路は続くよやらスタンドバイミーやらが口笛に乗せて出てきます。ちょっと回復。

999号発車・・・っておい
その後
そんな楽しい思い出も始めのうち。後は、急坂を登り続けることとなるのでした・・・。このあたりでも、写真は撮ってはいるものの、自分の意識ともどもボケボケです。ということで、以下ダイジェストでどうぞ。

沢が多いです・・・が、この辺の水は、ダムの下の水なので飲まない方がいいとのこと。って先に教えておいてよ。がぶ飲みしてしまいましたし、「やっぱり山の水は~」なんて感想を持ってしまいましたとも。ああ、バカ舌。

始めは砂と石っぽく

次に根っこ

途中の徳ちゃん新道との分岐(広瀬)近辺にはシャクナゲゲート!!
(丁度見ごろから終わり目ですね)
途中でシャクナゲが目を楽しませてくれましたが、林道なので木々に隠れて視界が無く、標識も「甲武信ヶ岳」という簡単な看板しかないため、いつになったらたどり着くのか分からないままひたすら登り続けることとなりました。その間に6人に抜かれてます・・・。(TOT)

一箇所だけ視界の開けた岩場がありました。ようやく山々とご対面!
木賊山(とくさやま)到着 (10:05)

結果、4時間ほどを登り続けるまして、ようやく1つ目の山頂の木賊山(とくさやま)に到着です。5時間が行程のタイムですから、我ながら頑張った方です。ここですが、2469mある3等三角点といいつつ、木々に囲まれて全く視界がありません。でも、疲れ切った自分としては、ベンチでしばし休憩・・・って、先ほど先に行った若者が、もう帰ってきています?!

この頂上手前あたりから残雪が始まりました。まだ結構あります

山頂からすぐの開けたところ。山々が一望できます。
ちょっとガスって来てます。嫌な感じです

景色に見とれて間違えたルート。物理的に無理
バカです、はい。

木賊山からはすぐ(900m)の甲武信小屋。山頂はもうすぐかな?

頂上近くになれば、こんな急坂も怖くない!どーんとこい
甲武信ヶ岳山頂到着 (10:48)

山頂到着。標識がカッコよろしいです
途中で何度「もう無理」を唱えたか分かりませんが、後半からは慣れたのか、予想以上に悪くならずに登れました。恐らく、最初で体力が底をついてしまい、それ以上酷い状態にはならなかったからでしょうか。何にしろ到着できて非常に嬉しい!!
お恥ずかしながら、当初の計画では、「西沢渓谷~木賊山~甲武信ヶ岳(~三宝山~甲武信ヶ岳)~破風山~雁坂峠~道の駅みとみ」となってます。・・・最初の3分で却下して正解でした。
後は、帰るだけですので、「そのまま無事帰りました」、で終わらせれば1回ですむんですけど、ハプニング無くして終わらないのが、かいねこの特徴ですから。ああっ、煽ってもそんなに面白いことが無かったらどうしよう・・・。
さて次回、カップラーメンを無事食べられたのか?!
・・・えっ、それだけ?Σヽ(゜Д゜; )ノ
はじめまして。ようこそ!!
そう言って頂けると嬉しい限りです。
ただ、山行の方は、まだましですが、他の内容たるや・・・恥ずかしいものばかりですから・・・。
1つ1つが無駄に長いので、本当にお暇な折に是非読んでやってくださいませ。
heppocoさんも引き込まれる写真と文章力ですが、かいねこさんもすばらしいですね!
汗もかかずに一緒に山歩きさせていただきました!
今は仕事中なのでこの辺で。
帰宅したらゆっくりおじゃましまーす
普通は、泊まりますって・・・羨ましいですよ、本当に。
”元”の頃は、とにかく日帰りで考えてましたが、今は、出来る限り泊まれるものなら
泊まりたい気持ちで一杯です。満天の星空や日の出、山行中のビールも夢ですね。
どうにか連休を作って長丁場に楽しくチャレンジをしたいものです(笑)。
あ、あとheppocoさんのサイト見ていると、無性にテントが欲しくなるんですよね~。
甲武信ヶ岳もいつか載せて下さいね。
さすが、“元”百名山ゲッターですね、凄い!
実は、私達も去年、甲武信ヶ岳行ったのですよ、無謀にも。
まだブログにはUPしていませんが。
私達の日程は!驚く無かれ!「2泊3日」です。
西沢渓谷前に前日テント泊、甲武信小屋泊のピストンです。
死ぬかと思いました。
続きが楽しみです。