医療経営士のブログ

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インスタ

2024-07-03 | 名言・言葉

みなさま、こんにちは。

院長もよく言っていますが、ネットを見始めるとキリがない。

あっという間に貴重な時間が、飛んで行ってしまいます。

 

            

 

ただ、元気がないとき、気分転換したいときに、私はインスタを見ます。

短時間で、心を和らげてくれたり、笑顔にしてくれたりするからです。

賢いAIは、言わずとも私の好みをよく知っているので、

自然に、微笑ましい動物、特にワンコ、音楽、景色などにフューチャーしてくれます。

 

一つひとつが短いからこそ安心して見られるのですが、次は?次は?と、ズルズル長くなってしまうことも…。

展開スピードが早いので、あれよあれよという間に場面が変わるので、

「あら残念、もっと見たかった~」と思うと、ちゃんと戻って再生してくれますしね。

現代人の心を、ぎゅっとつかんでるなあという感じです。

 

ところで、インスタの中に、時々「教訓」のようなものが出てきますよね。

これまた、全部読めないうちに、短時間で画面が変わるので、イライラしますが…。

 

昨日は、ちょっとゆっくり読みたいな、と思うものがあったので、すかさず写メに残しました。

誰が書いたのか、わからないものですし(深追いしないので…)、こんな風に黒っぽい画面は、

見た瞬間ちょっと怖い、危険?で得体が知れないと、こんなのうっちゃっておく方も多いでしょうか。

 

                                           インスタより

 

皆さん、読んでいかがですか?

「なるほど~」と思いますが、この中の「⑧相手の気持ちを憶測で考えない」は、私にとっては謎。

相手の気持ちを憶測で決めつけない、とあれば理解できるけど…。

 

また、小学校までは、誰とでも仲良くしましょう~、が基本的な教育なので、

小学生に「⑥苦手な人とは仲良くしない」とは、多分教えないですよね。

(ひょっとして、今はそんな考え方もあるのでしょうか?)

でも、年齢を重ねて生きていくうちに、この考え方も必要になってくるというのは、よくわかります。

じゃあ、先生が言ってることは嘘?って、小学生に突っ込まれそうですが…。

 

表題の「人間関係の賢い考え方」とあるように、賢くなるのは自分を守るため、なのですよね?

一昨日はハラスメントの話をしましたが、誰もが気持ちよく暮らせる世の中って不可能なことだけど、

自分をも含めて、傷つく人が最小限になるように、という考えに帰着する必要ありなのでしょう。

 

あら、昔どこかで聞いた「最大多数の最大幸福」の逆バージョンに、似てますか?似てませんか?

 


八つの風とは?

2024-06-07 | 名言・言葉

みなさま、こんにちは。

先日、こんな言葉を教えていただき、急いで書き留めて帰りました。すぐ忘れてしまうので…。

「八風(はっぷう)吹けども、動ぜず」  

 

             武田霊仙氏

 

帰ってから、ネットでいろいろ調べましたよ。

先日、松井秀喜さんの「不動心」の本など、この前お話したことにも通じると思います。

 

「八風」という八つの風とは、八つの妨げになるもので、四違(しい)と四順(しじゅん)に分けられる。

  四違(しい)=逆境は、誰しもが避けたいと思う、人の意志に違うもの、「衰」「毀」「譏」「苦」の四つ。

  四順(しじゅん)=順境は、人にとって都合がよく自ら進んで求めるもの、「利」「誉」「称」「楽」の四つ。

 

では、この八つの風が吹いても、動じないとは?

逆境が生きていく上で妨げになるのは理解できるが、自分に都合が良い順境でも人生の妨げになるとは?

 

まず、「動じないとは、心が何の反応も働かせないようになることではない」とありました。

人間は感動もするし、悲しみも怒りも覚える、人の心は生きる上で必ず動くが、

  問題はその揺れた心をどうするかということ。

嬉しかったらはっきりと嬉しいと感じ、悲しければはっきりと悲しいと感じればいいが、

  その感じている感覚を引きずらないということ。

 

なんだか感情を殺して生きていかなきゃいけないのか、と思ってしまいますが、

   嬉しければ嬉しいと感じ、心をもとにもどす。
   悲しければ悲しみ、心をもとにもどす。
   怒るときは怒り、心をもとにもどす。

「八風吹けども動ぜず」とは、揺れた心がすぐにもとの座標、心の中心点に戻ってくることを言ったのだと。

つまり「不動心」ですね。

 

「いい調子だぞ~」「人から褒められて嬉しいな~」と、ずっと有頂天で浮かれたままではいけないのですね。

自分自身で調子が良い、と思えるときこそ、油断や慢心に心の奥底を侵食されがちで、

何度も何度も、慢心のしっぺがえしを喰らい、あとから冷や汗を流す経験を積み重ねて行くのが修行だ、

と禅宗の方が話されています。

なるほど、確かにそうです!  「勝って兜の緒を締めよ」?

なかなか、心のコントロールは難しいですが、

私の場合は、とにかく「軽率さを返上し、思慮深く落ち着いた人になる」を、目標にせねばなりません。

 

ちなみに、具体的な「八風」とは以下の通りです。

  四違とは、「利」=利益   「誉」=名誉・誇り  「称」=人からの称賛・名声  「楽」=快楽

  四順とは、「衰」=肉体的精神的衰え・財貨の損失  「毀」=不名誉   「譏」=非難、中傷  「苦」=苦しみ


不完全な人間

2024-05-31 | 名言・言葉

みなさま、こんにちは。

有名なグラフィックデザイナーの横尾忠則さんの言葉。

 

                 集英社

 

「人間は、未完で生まれて、未完で生きて、未完で死ぬ。これでいいのではないか」と。

 

ちょうど、渡辺和子さんの「幸せはあなたの心が決める」を読んでいたところで、

その第1章「人は不完全なもの」の内容と重なり、感慨深い思いでいっぱいになりました。

 

                 PHP研究社

 

以前、アンガーマネジメントのお話をしましたが、こうある「べき」に囚われて生きている人は、怒りも多いと。

横尾さんや渡辺さんの言葉を思えば、自分自身も不完全で、いろんな障壁にぶちあたりながら、

人間性を磨かされている未完の人間。

そんな未完の自分が、人の不完全さに腹を立てるのはおかしな話だと、思い知らされます。

 

それと同時に、私だけでなく誰もが不完全なのだから、

自分のできなさ加減に、そんなに落ち込まなくてもいいんじゃないの~♪と、妙に楽観的にもなってきます。

先日お話しした、関空での「パスポート忘れ事件」もしかりです。

「そうそう、不完全なのだから、仕方ないのよね~」と開き直りそうな私に、

「逆にこの楽観的思考が危ないのよ、あなたは!」と、周囲の人は思っているかもしれませんが…。 

 

         ALSOK

 

先日、ある介護施設の理事長とお話する機会がありました。

「立派な医療資格を持った、貴重な新人が入社してくれたのですよ」と嬉しそうに。

ただ、医療現場で長年勤務してその経験やスキルは十分あるのだが、介護現場は初めて。

いわゆる、介護業界では新人1年目なので、当然知らないこともたくさんある状況。

しかし、失敗を恐れるからか、自分の知識不足を認められないからか、

人に頼ろうとせず、結局空回りして、思うように進展しないのだと。

「今なら少々失敗しても1年目だから仕方ないよね」で済むことだし、なんでも聞いてくれたら教えられるのですけど、

と現場の方も悩んでおられるようでした。

 

そのお話を聞いて、無理に「できる自分」を見せようとしなくても、みんなどこかしこが不完全なのだから、

「ありのままの自分」を隠せず受け入れられたら楽になるのにな…、と思いました。

自分のことは棚に上げて、人のことならよくわかるので、簡単に言えますけどね。

 

とにかく、その才能ある方が早く自然体になりますように!


名言

2024-05-29 | 名言・言葉

みなさま、こんにちは。

先日の渡辺和子さんの文庫本を読んでいたら、小さなしおりが挟まっていて、こんな言葉がありました。

      「知恵は無限 ―   なすべきことをなすという勇気と、

    人の声に私心なく耳を傾けるという謙虚さがあったならば、

         知恵はこんこんと湧き出てくるのである」                                        ―松下幸之助「大切なこと」

 

苦労して物事を成し遂げ成功した、こうした偉人の方たちは、必ず名言を残されていますよね。

ぶち当たる試練や壁を乗り越えるために、日々考え実践する中から生まれてきた言葉だからこそ重みがあります。

単純な私は、その都度「すごいな~、そうだな~」と感心することしきりですが、

時間が経つとすっかり忘れています。

自分の中から出てきた言葉ではないからですね

 

       BS日テレ

 

ファンの方もいらっしゃると思いますが、

毎週私が楽しみにしている番組の一つが、BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」。

俳優の三上博史さんがナレーターを務めていて、土曜日と日曜日の週2回放映されています。

この番組は、イタリアの田舎の小さな村で暮らす普通の人々が、

家族や友人を大切にしながら、自然の中で心豊かに暮らす、ありのままの日常がカメラに収められています。

 

番組の最後に、その日の主人公の村人たちが、自分の生き方や家族について語られるのですが、

みなさん、ご自分の哲学的な考えや信条をさらっとお話になるのです。

若い人でも、ご高齢の人でも、どんな職業に就いている人であっても…。

それは、生きてきた中での自分の考えであったり、ご両親からの教えであったり、常に心にあって毎日を生きている。

毎回この最後の言葉が楽しみで、毎回すごいな~と感動します。

私自身、「何か信条を持って暮らしているか」と問われても、正直考え込みます。

躊躇なくお話しできるのは、日頃からそう思って生きていらっしゃるからなのでしょう。

 

そして、みなさんに一貫しているのは、家族はかけがえのないものだという思いが根底にあること。

ご両親への思いを、涙ながらに感謝し、お話になる。

イタリア人って、あったかいのです。

この番組を見るたびに、日本人ってなんて個人主義なんだろうと思ってしまいます。

自分自身を振り返っても、家族への思いがここまであるとは…と、素直に認めざるをえません。

 

         イタリア留学

 

院長の同級生のドクター、そのお嬢様がイタリア人の方とご結婚されて、フレンツェで住んでいらっしゃるのですが、

先日その先生が、可愛い~お孫さんの動画を嬉しそうに見せてくださいました。

多分、そのお孫ちゃんも、強い絆で結ばれたあったかいファミリーの中で、すくすくと成長するんだろうな、と思いました。

 

松下幸之助さんの名言については、みなさま各々で…。


箱根駅伝優勝への道⑴

2024-04-12 | 名言・言葉

こんにちは。

このブログを始めた頃、青学陸上部の原監督がテレビでお話をされていたのを拝見し、

監督の考え方や哲学が素晴らしくて感動したのをきっかけに、早速何冊かの書籍をぽちっと購入。

そのことをブログに書こうと思っていたのを、思い出しました。

つい、先に奥様のお話になってしまって、それはそれで私自身と重ね、共感してしまったので…。

 

             

             

青学は、今年の箱根駅伝でも、優勝を予想された強豪チームを破って、見事総合優勝を果たしましたね。

原監督は、よくTVに出演されていて、ご自身の言葉をお借りすると、ちょっと「ちゃらい?」という印象。

陸上長距離と言えば、強面の、真面目な、実直な、地道な…、という言葉に代表されるイメージですから。

でも以前、TV出演は、学生たちへの旅行をプレゼントするためなのだとお聞きしました。

今年も、卒業生はハワイ旅行を満喫したそうです。

すばらしい~!

        

その監督の本「人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学」を読みました。

いつものように、たくさんの青線を引きながら…。

 

          

       ー「人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学 」より 

        

原監督は、陸上選手としては無名のまま、実業団を5年で引退し、普通のサラリーマンをされていたそうです。

チームを優勝に導くため、勝つためには、「人材育成術」と「組織構築術」が必要。

それらは、サラリーマン時代に培ったビジネスの手法であり、会社でも家庭でも、組織人全てに通ずるものであると。

きちんと結果を出している方の言葉には、説得力があります。

 

どのように選手を育て、組織を作り上げていったのか、紐解いていきたいと思います。

楽しみです!

 

 <原監督 語録>

 「ワクワク大作戦」「ハッピー大作戦」「コカ・コーラ大作戦」など、ユーモアを含んだ昭和の香り漂うキーワードに、指導理念を。

 「箱根の伝説を作ろう」「俺の夢についてきてくれてありがとう」など、いつの時代も男はロマンや夢のある話が好きなんです。