医療経営士のブログ

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ド根性シリーズ

2024-03-31 | 日記

こんにちは。

       

            アンズ                     アーモンド

 

先日の、アンズとアーモンドの話題に、「きちんと調べた方がいいぞ」と院長からご指摘がありましたので、

ネットで調べてみました。

 

ウメ、アンズ、スモモ、モモ、アーモンド、オウトウは、

バラ科サクラ属(「学名」ではPrunus属)に属する果物の種類だそうです。

サクラ属は、スモモとモモとサクラの3つのグループ(亜属)に分かれており、

  スモモ亜属には  ウメ・アンズ・スモモ

  モモ亜属 には  モモ・アーモン

  サクラ亜属には  オウトウ        

が属する。 

よって、「スモモモモモモモモノウチ…」(すももも、桃も、桃のうち…)は、

早口言葉としての言葉遊びなら構わないが、学術的には×である!     ― 農研機構HPより ー

 

なるほど~、大変勉強になりました!

 

今日は、このへんで失礼いたします。

久しぶりに遠出です。

お彼岸に行けなかったお墓参りに…。

 

ド根性つくし」に続き、最近見つけたド根性シリーズです、ご覧になってください。

 

    

      当院の駐車場にきれいに咲いているスミレたち、頑張ってますよ~! 誰か気付いてね~!

 

      

     農園がある崖の排水口から生えてきた雑木、こんなになるまでほっといて…。どうしましょう~?

 


パワフル院長

2024-03-30 | クリニック・事務長

こんにちは。

一昨日はスタッフの研修についてお話しましたが、この日曜日は当院長も県外での研修に参加してきました。

それは、スポーツドクター資格更新のために、絶対必須の研修でした。

 

        届いた期限通知

 

2024年3月31日までの何年かの間に受講するチャンスはあったのですが、

ずっとコロナ禍で外出を控えていたのもあり、億劫に思っていたところ、期限のお知らせが届いたのです。

なんとギリギリで、しかも近くで開催された研修会に、「神様ありがとう~」と喜んでいました。

例年ですと、東京や大阪など、遠方まで行かねばならないことが多いので…。

院長のように、この日でなければと、遠く長崎県から参加された先生もいらしたそうです。

 

案内状に、「本研修会の特性上、遅刻・早退は一切認めることはできません。」という厳しい注意書きがありました。

それはそうです、人の命に、スポーツ選手の選手生命に関わる重大な責任を担うのですから…。

研修は13時から18時までで、その間みっちりお勉強です!

後期高齢者の身には堪える?と、少々心配しましたが、無事受講を済ませ証明書をいただいて帰ってきました。

今は高齢者も若いから…と言われますが、5時間もの長時間、ドクターも大変だなあと思いました。

 

しかし、こうして缶詰めになったその後は、外で羽を広げるではないですが、

3日後の休日にはしっかり朝から農作業の院長。

後期高齢者、元気です!

 

       

       

 

これは、院長から見せてもらった写真ですが、みなさん何の木かわかりますか?

上が「スモモ」の木で、下は「アーモンド」の木だそうです。私は初めて見ました!

どちらも桜の一種でしょ、と思ってしまいますが。

       

これから、ビワの袋掛けをして、みかんに肥料をやって‥‥と、「作業は続くよ、どこまでも~」。

後期高齢者、すごいです!

院長、   さすがです!

 


とっさの判断!

2024-03-29 | クリニック・事務長

こんにちは。

このところ、雨が多くて寒さが戻っている感じですね。

           イメージ写真です (フリー素材から)

 

この前、空が曇って薄暗くなってきた夕方6時過ぎ、ウォーキングの帰り道でした。

行き止まりになっていて車はほとんど通らないまっすぐの道で、手押し車を押して歩いている、

白髪の高齢の女性とすれ違いました。

歩いているのは私たち二人だけ。お見かけしたことがない方です。

私は軽く会釈しましたが、その方はまっすぐ前方の一点を見つめたまま、

ゆっくりゆっくりと歩いて行かれました。

そのまま私は家路に向かって…。

でも、なんだか気になって振り返ってしばらく見ていると、横道に曲って行くではありませんか。

そのままだと山のほうに向かい、途中に池が2つあって、行き止まりです!

「え~っ」て、びっくりして、そこまで走って戻りました。

最近走った中では、一番スピードが出ていて距離も長かった? かもです! 

ただ、お声掛けが難しいと思い、「なんて話しかけようか」と頭では冷静に考えながら…。

 

「お散歩ですか?どちらまで行かれるのですか?」と尋ねましたら、

「あそこまで行って戻って来ようかと、坂がきつくなるからね」と、しっかりなさっていました。

どうやら、最近病気をされて歩いていなかったので、一人で歩く練習をしているとか。

だったら大丈夫だなとは思いましたが、もう薄暗いですし「お家までご一緒させてくださいね」と、

ご自宅前まで話しながら歩きました。

私が家に着くころにはもう真っ暗になっていましたが、「私の思い違いで良かった!」という出来事です。

でも、あの時引き返さなかったら、数日は気になっていただろうと思うので、後悔はありません。

            

          NHK「三日月から満月に変わる月」より

 

またある時は…。

10年ぐらい前でしょうか、

月明かりがほとんど無くて真っ暗な夜、車で帰宅中に、

1人のお遍路さんが、足を引きずりながら歩いているのを見かけました。

幹線道路なので、車は結構通行しています。

私も他の車同様、その方を見ながら通り過ぎました。

しかし、近辺には、バス停も、駅も、タクシーもありません。 少し霧雨が降っています。

 

私は、ひどく足を引きずっているのが気になり、少し行ったところで思い切って引き返しました。

その方に声を掛けると、ここから歩いて20分はかかる駅を目指しているのだという、中年の小柄な男性でした。

車なら5分ぐらいのものです、私は思い切って駅まで送って行ってあげました。

すると、車中でお礼にと、その方が水彩で描いたスケッチの絵を1枚下さいました。

 (その方が「山下清」さんみたいな方だった、というオチはありませんよ)

 

次の日、そのことを友人や職場で話すと、

「そんな危険なこと、絶対危ないよ!」「刺されるかも…」「信じられん」とか、

男性も「私でもそんなことしませんよ!」と言われました。

「あ~、私は思い切りが良すぎて、向こう見ずで、ちょっと危ないおばさんなのだ…」と少し反省しました!

リスクマネジメントから言うと、高齢の女性の場合は◎で、男性のお遍路さんの場合は×なのでしょうか?

改めて、こういう場面での自分の行動指針って何かなあと考えると、

私の場合は、「後から自分が後悔しないこと」なのかもしれません。

 

みなさんは、どうでしょう?

とっさの判断はなかなか難しいですよね…。

 

 


医療者側と患者さんの思い

2024-03-28 | クリニック・事務長

こんにちは。

この日曜日は、県主催で「医療相談担当者研修会」が行われました。

私も行く予定にしていたのですが、残念ながら急用が入って参加できませんでした。

当院からは3人のスタッフが参加し、とても有意義な研修会だったとの報告がありました。

                研修会資料より  

 

講演では、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)理事長の山口育子氏が登壇されました。

ご自身の体験をもとに、

「患者の自立と主体的な医療参加、よりよいコミュニケーションの構築による患者と医療者の協働の実現」

を掲げて活動されている方です。

医療現場に苦情や文句を言うのは簡単だけど、そうではなくて、

冷静に思いを言語化し、成熟した提言や提案をできる賢い患者を増やしていきたい、というのが願いだそうです。

 

県からの資料によると、医療相談窓口での相談内容では、多い順に下記2つが半数を占めている状況。

   1.医療上もしくは医療内容のトラブルに関する事  27.1%

   2.医療機関の職員の対応・接遇に関する事     23.8%

中でも、「2.医療機関職員の対応・接遇」では、

医師に対しての苦情55%、看護師・受付などに対して30%、となっていました。 

 

山口氏は、医療者と患者側には情報量に違いがある、医療者側の当たり前は通用しないなど、

思いのズレを無くしていくためには、お互いが歩み寄る必要があると。

あいづち・共感の重要性、傾聴時の注意事項、医療者に求められるコミュニケーションについても、

私達医療者は、日々の診療で常に意識して心掛けなければならないことだと思います。

 

当院でも、「接遇」に関する研修は時々行っています。

特に、昨年度末から、患者さんの待ち時間の短縮には…、待っている患者さんの気持ちに寄り添うためには… について、

自分が患者の立場だったら…の視点を持って話し合いをしました。

そこで、「診察の流れ」のパンフレットをお渡しする、患者さんが行く先々の各部署で「お待たせして申し訳ないですね」

の言葉掛けをすることになり、みんなで実践しているところです。

                「診察の流れ」パンフレット

 

患者さんは、「ここで治療してもらいたい」 とわざわざ当院を選んで来てくださっている。

一方スタッフは、「何とか元気になっていただきたい」 と思っている。

そこにすれ違いが生じないよう、共に笑顔で「よかったね」と思えるような医療を、

常に模索しながら、ご提供していければ…と思っています。

 

 


電カル!

2024-03-27 | クリニック・事務長

こんにちは。

        厚生労働省より

 

今年の診療報酬改定でも、「医療DX等による質の高い医療の実現」が掲げられています。

とにかく、医療DX! 医療DX! 医療DX! … と叫ばれている今でも、

当院は、無床診療所をされている、他の多くの昭和世代ドクター方同様、電子カルテではありません。

           

 「先生が患者を見ずに、パソコンの方ばかり見て診察が終わる」

 「○○病院みたいに、サイバー攻撃やウイルス感染があったら診療ができなくなる」

 「タッチ一つで、名前が似ている薬剤を間違えたら大変だ」

 「手書きで書きたい図や情報が難しいだろう」   

 「結構な費用がかかるけど、まだまだ進化するだろうから今じゃない」 

 「結局、使いこなせないんじゃないか やっぱり紙が安心!」       …などと。

当院長も、電子カルテのマイナス面の心配ばかりが先だって、なかなか導入に踏み切れません。

 

実は、先日「電子カルテ」を見る機会がありました。

院長は、定期的に同級生ドクターの眼科クリニックに通院しているのですが、

その待ち時間に、看護師さんから少しレクチャーしてもらったのです。

その先生は、無床診療所でありながら、早くから国際規格ISO9001認証を取得して、先進的な取り組みをなさっています。

もちろん、電子カルテです。

 

現在のものは、以前の電子カルテの不備な点を改良されたそうで、とても使い易くなったと言われていました。

いろいろな説明を聞いて、院長も上記したような心配事が、少し軽減したかもしれません?!

 

NECが、この4月から、生成AIを搭載した電子カルテを、国内で初めて発売するそう。

カルテに記された診療情報をもとに、紹介状や退院サマリーなどを自動で作成してくれるとか。

文書作成時間を47%削減出来るので、医療従事者の負担軽減になり、4月からの医師の働き方改革にも対応できると。

きっと、他にもすご~いことをやってのける、「“優れもの” に違いない!」 と思いたいですが…。

「2028年までに100施設利用を目指す」とありますので、

その評価は、2、3年後ぐらいに私たちの耳に入ってくるでしょうか?

しかし、それから、またさらに進化したAIが登場して…となると、なんだかエンドレスのような…。

 

人口減に備えて、国民のビッグデータを集積して、医療費を削減して、健康寿命を延ばして… を目指す国の方針で、

どんなに小さい診療所でも、数年後には確実に「電カル」を導入せねばならなくなるでしょう!

その時こそ、本気の覚悟が必要ですね!   

   

           春~、春~、と浮かれてるどころではありませんよね。