医療経営士のブログ

医療経営士1級の勉強、事務長職の仕事、日々のできごと…を

鳥の子育て

2024-04-30 | 日記

みなさん、こんにちは。

いろんな木がある我が家には、さまざまな鳥が訪れます。

そして、毎年、何らかの鳥が巣を作っています。

 

一番初めにやって来たのはキジ。

みかんの根っこに、お母さんキジが座ったまま動かないのを発見。

卵を温めていたのです。

象徴とされている色鮮やかなキジって実は雄で、雌のキジは地味な茶色で目立たないのです。

土の色と似ているため、いつから巣があったのかわからなかったのですが、

みんなで近寄らないよう、見ないようにしました。

多分無事に育ったと思います。

 

それ以来、スズメ、カラス、鳩、あと名前が分からない小鳥…なども。

親鳥が頻繁に行き来するので、子育てをしているのが分かる場合もあれば、

冬に葉っぱが落ちた後、からっぽの巣が見えて初めて分かる場合もあります。

 

          エサを待ってるヒナ  

                      

この写真は、ヒヨドリ三兄弟です。

実は、これは家の窓のすぐそばに植えている、もみじに作られた巣。

私と目線が同じ高さの位置にあるので、毎日観察していました。

普通、人間から離れた場所に巣をつくるのが定石でしょうに、

このお母さんとお父さんは何とも大らかと言いますか、逆に人に見守って欲しかったのか?

 

          ダンゴ三兄弟

 

3匹のヒナが顔を出すようになると、それぞれの性格が出てきます。

両親が交替で運んでくるエサを、いつも一番に食べようとするヒナ、食べ損ねるヒナ。

食べ損ねる子が上手く育つか、それとも弱いと生きられないのか、と心配しましたが、

ご両親はやはり平等に育てていたのでしょう、ある日、3匹とも無事に巣立ちました。

本当にダンゴ三兄弟で、くっついているんですよね。

3匹で必死に支え合ってる姿、本当にかわいかったです!

お母さんたちは、少し離れたところでずっと見守っていました。

 

人間の子育ても同じだなあと。

家庭でも職場でも、公平に目配りし、「その子を信じて見守る」ことでしょうか?!


苦手な略語

2024-04-29 | 日記

みなさま、こんにちは。

先週の日経新聞に掲載された、中谷美紀さんの「フィランソロピー」というエッセイ、おもしろかったです。

 

その中に出てきたのが「DEI」という言葉。

きっと、どこかに注釈があるはず…と探しましたが、なにも記載がありません。

「え~、そんなにメジャーな言葉なの?! 知らないなんて恥ずかしい言葉?」と、すぐにネットで検索しました。

とにかくカタカナ語や、こうした略語に弱い私です…。

   「DEI」とは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの頭文字を取った略語で、

   多様性とアイデンティティを尊重し、かつ、公平な活躍機会を与えられている状態を意味する言葉。

とありました。

 

「なるほど~」と、安心してはいられません。

もう一つ、「エクイティ」という言葉が…。

経営の勉強をしている時に、確か「エクイティファイナンス?」とかあったような。

でも、はっきりとはわかりません、調べたら、「エクイティ(Equity)」は公平性。

じゃあ、「Equality(平等)」とどう違うんだろうと? またまた調べましたよ。

すると、とてもわかりやすい絵が出てきました。

 

          

      ©Interaction Institute for Social Change|Artist Angus Maguire

    

なるほど、こういうことなのですね。

面倒がらずに調べてみるものだなと、つくづく思いました。


みんな違って、みんないい!

2024-04-28 | クリニック・事務長

みなさん、こんにちは。

ゴールデンウィークが始まりましたね。

それが終わると、学校や会社に「行きたくない病」として、昔は五月病とよく言われていましたが、

今でもあるのでしょうか?

 

             ーフリー素材よりー

 

私は昔、小学校で教員をしていたのですが、新しく5年生の担任になった時、

始業式当日にお休みしていた女の子が1人いました。

5年生は全部で5クラスあり、そのうち2人の先生は4年生からの持ち上がりでした。

の先生が、休んだ女子児童は4年生途中から不登校なのだ、と教えて下さったのです。

当時学校に行けない子は、その規模の学校でも、校内で1人か2人ぐらいという時代でした。

 

文部科学省の調査によると、2022年度に不登校と判断された小中学生は約30万人と過去最高。

子どもの育ちや学びは、世相や社会の状況、息苦しさなどから影響を受ける。

社会の写し鏡としての不登校は、もはや例外的な事例やマイノリティの問題ではない。

不登校の急増は、子供観、指導観、学校像の問い直しを迫っている。      ―日経新聞よりー

 

長野県では今年度から、基準を満たすフリースクールなどを認証し支援する、全国初の制度を設けたそう。

画一的な学校教育だけではなく、フリースクールなど学校外の民間施設もきちんと認められ、

教育が多様化していくのは、とても良い傾向だと思います。

ただ、受け皿となるフリースクールは、全国的に数が不足、定員が一杯、通える距離にない、学費の値上げ…など、

さまざまな問題があるそう。

 

          ー通信制高校ガイドー

 

そこで、フリースクールを運営しているNPOが提案しているのが、企業内の「子どもの居場所」。

子どもの不登校によって、保護者の5人に1人が「退職・休職」を余儀なくされているという事実は、

企業にとって痛手であることも。

企業内の「子どもの居場所」は、企業の社会貢献のみならず、子ども達が働くことを実践的に学べるメリットもあると、

こども家庭庁も力を入れているとか。

 

それを聞いた時、「当院では以前やってたなあ」と。

これまで、何人かのスタッフの子どもさんが、不登校気味になったことがありました。

そこで、「一緒にクリニックに来たらいいよ」という院長の発案で、

休憩室や研修室で、勉強したり本を読んだりゲームをしたりで1日を過ごし、また一緒に家に帰るというカリキュラム?!

お母さんと登院した期間は、それぞれ何日間、何か月、数年とさまざまでしたが、

みんなまた学校に復帰して進学し、既に大学を卒業して海外留学したり、立派に働いている子も。

お母さんスタッフも子どもさんも、よく頑張りました! 

もちろん、お母さんは周囲への気兼ねもあったでしょうが、

当院の他のスタッフは、そんな気持ちも充分汲み取ってくれる人達ですからね。

 

昔の話に戻ると…。

その女の子は、次の日からクラスの子ども達数人と私とで、毎朝お迎えに行くようになりました。

やがて、子ども達だけでお迎えに行く日が続き(今では安全面から、とても考えられないことですが…)、

4月の終わりごろには初登校!

そして、6年生の最後まで、お休みは病気の時だけで、無事にみんなと一緒に卒業しましたよ。

 


公開シンポジウムの日

2024-04-27 | クリニック・事務長

みなさま、こんにちは。

今週日曜日に、県民公開シンポジウム「人生100年時代!伸ばそう健康寿命」が開催され、

当院にも来ていただいている、大学教授の石川先生が登壇されました。

国際会議が開かれるほどの大きな会場が、満席になるくらい大盛況でした。

 

               

          

私たち一般人にも大変わかりやすい講演で、隣の高齢者の女性や前列の男性は、

何度も頷きながら、必死にペンを走らせていらっしゃいました。

他のドクターや理学療法士の方々とのパネルディスカッションもあり、一貫したテーマのもと、

石川先生がパネリストの話の中から取り上げるワード選択が的確で、そこから膨らんでいく話題も流れも絶妙。

笑顔でフレンドリーなトークは、先生のお人柄そのものだなと思いました。

県知事が冒頭のあいさつでお話されたように、県出身の有名なアナウンサーやバイオリニストも参加されていましたが、

石川先生も当県出身でいらっしゃいます。

県民の私達は誇らしかったです。

         

ところで、当院には石川先生も含めて、今6人のドクターが診察に来てくださっています。

開業されている先生以外は、週末や当番医の日です。

その先生方が、みなさん…。

 

超超超ご多忙にもかかわらず、バイタリティに溢れていて、生き生きとされているのです!

例えば、こんな具合。

当院での診察を終えたらすぐに県外や東京などに行って、当日の夜あるいは次の日のシンポジウムで講演や座長を。

時にはそのまま関空や羽田から国際学会へ、今週始めに1泊3日でニューヨークの学会に行ってきた…。

診察の途中に国際学会のオンラインで、パネリストとして登壇…。

また、県内外でJ1、J2サッカーチームにドクターとして帯同される先生は、

試合中継で選手の負傷時に手当していて、「あっ、先生テレビに映ってる!」ということも…。

またある先生は、当地で有名なライブハウスで、ヘビメタのドラムを演奏したり、CDまで出していたり…。

 

どの先生方も、TVや新聞で全国版・地方版問わず、マスコミに登場されるのは珍しくありません。

本当にすごい先生方ばかりです。

院長もスタッフも、月に1度それぞれのエネルギッシュな先生方から、さまざまな情報や話題を、

またそれだけでなく「元気、活力」までいただいて、確実に若返っています?!

ありがたいことです。

 

これからも健康に留意されて、患者さんのため、日本のため、世界のために、ますますご活躍されることを祈っています。

(当院でも、引き続き診察に来ていただけること、一同心から感謝しております)


蚊が人類を救う?

2024-04-26 | 日記

みなさん、こんにちは。

すっかり、暖かく、いや暑いと感じる日もある、今日この頃です。

この時期になると、ワンコのフィラリア対策のために、お薬をいただきに動物病院に行きます。

                                    

以前にもお話した、うちのワンコ「エリザベス」は道路で保護した後、我が家の庭に解き放してから、

自由気ままに暮らしております。

ただ、私しか触ることが出来ません、リードをつけるのも無理。

ですからお散歩には行けません、お庭が彼女のお散歩コースです。

でも、きちんとエアコンのついたお家はありますよ。(贅沢だと言われますが、これには事情があって…)

今までに2度、扉の隙間から外に出てしまって、「どうしよう~!」と青ざめたことがありますが、

逆に中に入れて欲しくて、扉の隙間から鼻を出し、外でじっと座っておりました。

それ以来、どんなに扉が開いていても、外出することはありません。危機管理能力に優れておりますから。

文字通りの「箱入り娘」です。

なので、1年に1回かかりつけの先生が来てくださり、

1年に1度だけ拘束されて、ブチュッと狂犬病やワクチン注射を受けています。

 

ちょっと脱線しましたが、そうです、そろそろ蚊の季節がやってきますよね。

蚊はデング熱やマラリアなどの感染症の病原体を媒介し、間接的に「人を最も多く殺している」と言われているそうです。

そこで、こうした「感染症を防ぐための蚊」をつくる世界最大の工場が、ブラジルに作られているとか。

どういうこと?

 

          ーBBC  NEWS  JAPANー

 

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が出資する、NPOのワールド・モスキート・プログラム(WMP)が建設中。

自然界に溢れている「ボルバキア」という細菌が、ウイルスの増殖を抑えることができるそうで、

その細菌に感染した蚊(ネッタイシマカ)を年間50億匹つくっていく。

それが地域で増えることで、人が刺されてもウイルスがうつされにくくなるという仕組み。

今後10年間で最大7000万人を守ることができると試算されていて、

インドネシアでは、ボルバキア蚊を放った地域では、そうでない地域に比べて、

デング熱の発生が77%、入院率も86%減ったそう。

もちろん課題もあるが、人類と蚊との戦いの決定打になるかもと?  ―以上、日経新聞よりー

 

デング熱、ジカ熱、日本脳炎、マラリアなどの蚊媒介感染症は、地球温暖化に伴って感染地域が拡大し、

感染者は年々増加している。

今後日本も温暖化が進んで、蚊が一年中活動できるようになると、

こうした感染症が流行する可能性が、高くなってくると懸念されます。

いや~、世界中のみなさん、もう感染症はこりごりですよね。

 

まさに「毒をもって毒を制す」と同じく、「蚊をもって蚊を制す」なのですね!

「ボルバキア蚊さん」頼みます!