日々是好日

無能年金ジジイの戯言です、老い先短くなってからキャンプ擬きを始めました。

TV番組「秘境の駅」を観て。

2021-10-28 | 日記

テレビで「秘境の駅」という番組を観た。

かつては華々しく開業した駅も、今は寂れて無人駅として細々と余生を送る駅。

自然の中に生まれ、そして今は自然に帰ろうとしている駅。

賑々しく乗降があり地域の生活を支えた時もあったが、今はゼロ人から数人が一日の乗降客。

不思議に整頓されている待合室が物寂しい。

時刻表には一日2本しか停車しない駅もある。

貨物駅、信号所、特産品出荷駅等地域の事情で停車場から駅に昇格した所が多い。

そんな人知れない僻地の駅を「秘境の駅」と名付けて番組は紹介している。

  

  

面白いのは通学生が卒業して育ってしまったら、時刻表から削られてしまう。

全く地域に根ざした駅で「通学生一人の為に停車する」駅があったというウソのような話。

その学生は一生忘れないだろう、自分のために朝晩停車してくれた電車。そして駅。

面白い番組なのでまた観よう。

 

番組の駅と自分の人生を重ね合わせてしまう面白さ。

現役時代は懸命に働いて、今は静かに余生を送る自分。

誰の目にも留まらないが、ある程度満足して最後の時を待つ楽しさ。

秘境の駅で良いではないか。

誰も来ない待合室で。

 

 



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