農家のの。。 のぉ~。ののぉ~。~黒川まるいし農場~KUROKAWA BASE

農民”いしろ家”の作業日誌が基本。農民話の活動を一切合切綴る農民日記です。

王祇祭 2 黒川能 楽屋~だいぢ

2010年02月01日 | 

17:00

さて、舞台も張り終り能役者も続々と楽屋入りしはじめました。
私は今回は舞台はありませんが(練習にいけないし、なかなか夜に時間がとれないという理由で)
役者分ということで、着付け等裏方になります。
ですので、写真は、楽屋のものになります。




これは鐘巻に使う鐘を作っているところです。
こういったものは、能がはじまってから作るのではなく、始まる前に全て準備します
夜通し人が入れ替わり立ち替わり舞台にあがりますから、
大掛かりな作り物なんかも、事前に準備しておかないと人手不足で間に合わなくなってしまうから?かもしれませんね。


演能スタートは大地踏になります
いよいよ、リンタの本番です

舞台には凜太朗の蝋燭も。。



そしてこのころの楽屋では。。


 着付けの最中。。。 28年前?私がきた紋付に着替え


どう見てもでかすぎるだろう側付きを着て   


  腰帯をしめ(このとき、痛いとか苦しいとか騒ぐなよと               心の中で思いながら)


       師匠のひざ上で、待機。。

そのころ舞台は
蝋燭に火が入り、スタートをまっております


          


出番直前となり、髪と帽子をつけます


  この髪がごわごわでちくちくしてきになるんです
昔(28年前私がしたときも、つけたものの結局途中で外したそうです)


18:00
師匠に抱かれて、いよいよ登場です





わたしも楽屋から客席側へ移動し、撮影ポジションへ
親として一番緊張し、泣きそうになる自分を必死に抑えておりました。



が、
舞台に立った当の本人は、人がいようが、みんな自分を見ていようが
相変わらずのマイペース。。
舞台上でもきょろきょろと。。


わたしの緊張感はぶっとび
そのマイペースさに(笑)


いよいよスタート



広げられた王祇様のなかでだいぢおーを。。

練習通り右回りも左回りも関係なく、相変わらずのマイペースにそれなりにこなし(笑)




練習同様、声がおおきくなってみたり、小さくなって見たりの不安定(マイペースな)口上をのべ
とりあえずはよく覚えたというところですが



振りにくいよ~という感じで、練習同様師匠にふりまわされ
しかも、帽子はスカスカでずり落ちてくるし、




太刀を付けつるときも、眉毛がきになったのか手をのばして笑いを誘い





動きながらも、きょろきょろして



それでも保存会から感謝状をもらい
多くの拍手を受けることができました。


本人的には賞状をもらったことがうれしかったのか
家に帰ってからうれしそうに自慢しておりました。


つづく










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