ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

グッチ ベルト修理

2018-06-25 09:28:42 | グッチ修理

網走からお電話をいただきました。
グッチのバックルが壊れたようで、直るかどうか伺いたいということでした。
お話を伺うと、網走という土地柄なので、グッチに電話したら持って来てくれと言われ、それでも見てみないと修理できるかどうかわからないという回答とのことでした。
グッチのお店に持ってくだけで、車で何時間も走らなければならないので、それで直せないと言う答えだったら無駄足になってしまいます。
そこでネットで弊社を見つけたようです。

ただ、電話口では直せるかどうか確認できないので、LINEで写真送ってもらいました。
見たところよくある故障で、バックルとベルト部分の金具を繋ぐ、リベット・ビス・ネジと、人それぞれ呼び方は色々ありますが、それが抜けていました。
1本は紛失したようで1本だけ残っていました。


拡大です。
グッチでもバーバリーでもアルマーニでも、非常に多い故障です。


残った1本を合わせてみたところ、上側に使えばまだ使えそうだったので、これはそのまま使います。
下側だけ抜け落ちないように、新しく部品を作って修理します。


真鍮材削りだし、頭はニッケルメッキです。
本体部分の寸法は実物に合わせながら削りました。
このザラザラで真鍮なのがいいのです。
打ち込んだ時の喰い付きが違います。
いろいろ修理する中で経験して考案した、いまのところベストな選択だと思います。

もちろんこれ以外にも抜けおちない対策は行ってます。
お見せできませんがね・・。
たまにうっかり、バックルの向きを逆に組んでしまうと、壊すのに非常に苦労するくらい丈夫に仕上がります。
それゆえ、組み立ての際は方向には細心の注意を払わないと、あとで自分が大変な目に合います。


修理完了です。
自信があるので、修理個所は一年保証です。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのお問い合わせも受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りは出来ませんし、作業できるかどうかもわからない場合があります。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。

大体の価格感を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらには価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。


持込いただく場合、留守にするときもございます。
必ず事前にご予約ください。

LINEの場合、時間があれば、休日でも可能な限り返信します。
よろしくお願いします。

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伊東金属製作所
03-3886-6271
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2


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