ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

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HTC ベルト穴追加とピン棒交換

2022-01-06 07:39:45 | HTC修理

一番右が追加した穴です。
丸穴ではないので、彫刻刀で形状を踏襲して作業しました。
こういった丸穴以外の場合、完全手作業なので多少のクオリティはご容赦願いたいのですが、それどころかオリジナルの穴の方がひどいですね。
完全に曲がってます。
機械で一気に開けていると思いますが、セッティングがそもそも曲がってます。
おそらくこのロット全部そうなのではないでしょうか。
生産管理が疑われます。


ピン棒が少し長いのと、細くて貧弱なのでもう少し太いものに交換です。


バランスよくなりました。
このベルトの上代考えると・・・
私は絶対買わないですね。

なかなか一般の方では、値段=上質ととらえがち、安心しがちです。
私だって革製品以外だともちろんそうなってしまいます。
専門以外だと目利きが利きませんから。

ですので簡単な、値段相応な上質なベルトの探し方ですが、
そういった場合はデパート行って、オリジナルとかお勧めとかのもの、ベルトだったら1万円前後ではないでしょうか。
を求めることをお勧めします。
もちろん知らないブランドとか、その店舗のオリジナル商品で構いません。
そういったベルトは、目利きの利くバイヤーが仕入れているので、ほぼ間違いないです。
納める側からすると、店舗に置いてもらえるようになるまで、バイヤーとの何度ものサンプル作成、修正の繰り返しはかなり難易度の高いものです。
その難関を潜って並べられている商品は間違いないものが多い傾向にあります。
ただ、自分で目利きが利くなら、生産者から直接購入もありだと思います。
百貨店などへの納入単価は、上代の4-5割程度です。
その範囲内のコストで製造するのでどうしてもそれ以上のものはできません。
直販物であればもっと原価率を上げられるので、おのずと良いものも作りやすくなります。
信頼できるところであれば、そういった購入方法もありです。


ベルト修理の作業受付はメールかLINEでのみ受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
持ち込みはワクチン2回接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いします。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
特にオミクロン株の猛威が今後予想されますので、くれぐれもご協力お願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



夜中のLINEは勘弁してください。
土日祝日の受信は翌営業日の朝に返信してます。



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