体型が変わってしまって使えなくなったブルガリのベルト修理です。
写真は出来上がりです。
この修理の場合、よく、どのくらい伸ばせますか?と尋ねられます。
伸ばすのはいくらでも可能なのですが、繋ぎ目が出てしまうと格好悪いので、現実的には一周廻ったベルトの剣先に隠れる部分に繋ぎ目をつくる長さが限界です。
現状、ベルトをウエストに回して剣先が残る長さから、繋ぎシロを鑑みてマイナス1-2cmになります。
これは伸びた分だけベルトの剣先は伸びますが、その分、繋ぎ目も先に行くので追いかけっこになります。
今現在、まったく届かないベルトであれば、これはいくら伸ばしても繋ぎ目を隠すことはできません。
ですので、こちらに尋ねられても、こちらでもわかないのです。
いろいろご相談して、がんばって5cmだろうという結論になりました。
5cm伸びれば、一番先端の穴で使えると言うことでした。
ですがそれではあまり格好良くないので、繋ぎシロをできるだけ作らないようにするしかありません。
よくあるギザギザのバーツで繋いで、ベルトの首の部分だけ作り直しました。
ベルト通しも1つ追加です。
裏面はこのような感じになります。
裏が黒い部分が、伸ばした部分です。
がんばって6cm伸ばしに成功です。
最初の写真のとおり、繋ぎ目も隠れてます。
お客様も真ん中の穴が使えるので、大変お喜びでした。
今度は奥様のベルトもまた相談させてくださいと、嬉しいお言葉もいただきました。
修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
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また、突然、持込でいらっしゃっられても、直せない、作れないものもありますので、必ず事前に画像を送ってからいらしてください。
おかげ様で毎月かなりの数の修理依頼をいただいております。
連日多忙のため、持込の場合は完全予約制とさせていただいております。
他のお客様の修理を途中で中断したくないのです。
ご理解、ご協力よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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