ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

グッチ インターロッキング ベルト修理

2018-08-28 11:51:39 | グッチ修理

奈良県の女性のお客様からLINEでご連絡いただきました。
グッチのインターロッキングのベルト修理依頼です。
送られてきた写真を見たところ、GG柄の表の革は剥れ、というか破れ、とても修復できるような状態では有りませんでした。
写真は荷物が到着した際に撮影したものです。
中の芯材が見えるほど革が破れています。
GG柄の革で作り直すことはできませんので、プレーンな黒の革での作り直しになります。
バックルはまだまだ使えますので、出来上がりのイメージ(他のお客様のご依頼でお直ししたベルトの画像)をお送りして、発注いただきました。


革は国産の本革で、革の街、姫路で鞣された革で作成しています。
革問屋さんで実際に実物を見て、納得いくものだけを買いつけた弊社の在庫の革です。
ベルトは裁断方向をしっかりしないと、すごく伸びるベルトになってしまいますので、使っているうちにウエストが変化するベルトになってしまいます。
ですので、伸びない方向に裁断すると、一枚の革から取れる本数は限られてきます。
特にグッチのこのタイプ、インターロッキングのベルトは40ミリ幅と太いため、しかも表裏両面ですから、計80ミリ幅の革が最小でも必要です。
また、革はお腹の方はあまり良くないので、良くない部分は出来るだけ使いたくありません。
ベルトは安く作ろうと思えばいくらでも安く作れます。
でもそれではすぐにまた使えなくなってしまいますから、弊社では永く使っていただけるように、出来るだけ良いものをお造りするように心がけています。

ただそういった作りでも、製品になってしまうとなかなかプロでも見分けはつきません。
長く使ってはじめて、そういえば丈夫だよね?とはじめて気づくか気付かない程度です。

もし気に入っていただけたのでしたら、長年使ってまた傷んできた際に、ご注文いただけたら嬉しく思います。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのご相談も受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りはできません。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。


大体の価格感を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらは価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。

持込いただく場合、留守にするときもございます。
必ず事前にご予約ください。
持込でも画像送付はお願いします。

土日はお休みですが、LINEの場合、時間があれば可能な限り返信してます。
私もお休みなので、即答は勘弁してください。
PCのメールは土日のチェックはほぼ行いません。
よろしくお願いします。



伊東金属製作所
03-3886-6271
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku




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