ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

セリーヌ ベルトカット

2020-11-06 08:43:04 | ベルト(他ブランド)

セリーヌのベルトカット依頼です。
Wサルカン(ベルト通しの事)のベルトですので、あまり少量だと作業できません。


このように折り返しが長いので、ここを完全に切り落とすくらいの作業量以上でないと、きれいに仕上がりません。


ただこのベルト、何かあちこちに違和感を感じました。
まずバックルが安価に量産できるダイキャストだという事です。
セリーヌの完全に正規な品物を見た記憶がないので、鑑定はできませんし、するつもりもないのですが、
本物だとすればトップブランドの割にはコストダウンしすぎです。


分解してカット作業を進めます。
22.5センチカットです。


折り返し部分を薄く加工します。
気になる点の2点目です。
このベルト、合成皮革です。


3点目の気になる点。
ベルト通しの留め具の形状です。
分解しないと見えない部分ですが、この金具は製造国によって形状にすごく特色が現れます。
この形を見れば、どこで作られたものなのかわかるくらいです。
で、この金具の形状なのですが、これ、日本製です。


カットしたので縫製します。


作業できました。
非常に興味をそそられるベルトでした。
ただ、弊社ではベルトはベルト、どのようなベルトでも分け隔てなく作業しております。
時々、時計のベルトのご依頼が来ますが、さすがにそれはできません。
恐らく思うに、「ベルト+修理」で検索して連絡してこられるのだと思いますが、
時計の場合は、ベルトではなく、バンドと呼ぶのが一般的だと思います。


作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、数年前からブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku


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