評価:★★★★[4/5]
“最終決戦”のMVPは小喬(リン・チーリン)に決定です。
曹操軍に密かに潜入していた尚香(ヴィッキー・チャオ)と
その情報の伝達係をしていた白い鳩に功労賞。
兵の数はもとより武器不足という圧倒的不利な状況に於いて
10万本の矢をわずか3日間で調達してみせると豪語した孔明
(金城武)の秘策には唸った。彼には特別賞を授与したい^^
この光景は、花咲く船という感じで綺麗で見とれてしまった。
1隻1万本として10隻くらい案山子船が居たでしょうか。
◇
80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備・孫権連合軍は
軍師・孔明の知略と指揮官・周瑜の活躍でどうにか撃退に成功する。
思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操は、
2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。
そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、
非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。
これにより連合軍にも疫病が拡がり、
ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。
ただひとり戦地に残り、周瑜とともに戦う道を選んだ孔明だったが、
劉備軍が持ち帰ったことで生じた矢の不足の責めを問われてしまう。
すると孔明は、周瑜に3日で10万本の矢を調達してみせると宣言する。
<allcinema>
◇
さすが、知将・孔明(金城武)。
子亀が汗をかけば霧が出る。黒い雲が現れると風向きが変わる。
今回のパート2では、周瑜(トニー・レオン)の活躍は
あまり見られませんが、その分、脇役らの大活躍が見られます。
なかでも周瑜の嫁で、今回の“赤壁の戦い”の素になる人物・小喬。
彼女が終盤でとった行動は無謀とも思えるが、結果から見れば
あの行動が相手の曹操(チャン・フォンイー)の攻撃するタイミングを
僅かに遅らせてしまい、それが後の戦略すべて後手に回ることになる。
絶世の美女であり、今回の戦いのご褒美が目の前に現れたら
曹操といえども、鼻の下をのばしてしまい戦機を逃すんですね^^
◇
諜報活動をしていた尚香に友達が出来てしまった。
望んだわけでもないんだが、流れ的にそうなってしまい
相手は彼女を男だと思い込んでいてデブ助と呼ぶ。
諜報活動終了とともに実家に帰るとウソをつき曹操軍を去る。
この赤壁の戦いのなかのひとつのエピソードとして
敵同士の友情(?)、少なくとも彼は敵とは思ってなかったが
そして死ぬ寸前まで敵と知らず、彼女の胸に抱かれて絶命する。
一個隊長の孫叔材(トン・ダーウェイ)がその彼なんですが
見るからにひとの良さそうなところが、何とも胸を打つのです。
戦闘シーンに於いては、特に目新しさもなく
火薬の量も特別に多かったとも思えず。上陸後の戦闘も
そんなにテンポが良いわけでもなく、やや退屈に感じた。
おまけ)
・ラストで曹操に矢を向けていたイケ面・孫権(チャン・チェン)に
「この青二才が」と言い放った曹操の言葉に、若さばかりが華じゃないと
良い方に捉えた親父世代のワタクシでした^^
ま、任侠の世界でも40代にならないと大人として扱われないですしね。
・頭を使えば労せずに欲しい物が手に入るという見本のような本作は
かなり勉強になった。でも、私には頭も労する体力もないが・・・。
-------------------------------------------------------
監督:ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー/チャン・カン/コー・ジェン/シン・ハーユ/
撮影:リュイ・ユエ/チャン・リー/
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン/
ヴィッキー・チャオ/フー・ジュン/中村獅童/トン・ダーウェイ/
『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』
“最終決戦”のMVPは小喬(リン・チーリン)に決定です。
曹操軍に密かに潜入していた尚香(ヴィッキー・チャオ)と
その情報の伝達係をしていた白い鳩に功労賞。
兵の数はもとより武器不足という圧倒的不利な状況に於いて
10万本の矢をわずか3日間で調達してみせると豪語した孔明
(金城武)の秘策には唸った。彼には特別賞を授与したい^^
この光景は、花咲く船という感じで綺麗で見とれてしまった。
1隻1万本として10隻くらい案山子船が居たでしょうか。
◇
80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備・孫権連合軍は
軍師・孔明の知略と指揮官・周瑜の活躍でどうにか撃退に成功する。
思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操は、
2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。
そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、
非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。
これにより連合軍にも疫病が拡がり、
ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。
ただひとり戦地に残り、周瑜とともに戦う道を選んだ孔明だったが、
劉備軍が持ち帰ったことで生じた矢の不足の責めを問われてしまう。
すると孔明は、周瑜に3日で10万本の矢を調達してみせると宣言する。
<allcinema>
◇
さすが、知将・孔明(金城武)。
子亀が汗をかけば霧が出る。黒い雲が現れると風向きが変わる。
今回のパート2では、周瑜(トニー・レオン)の活躍は
あまり見られませんが、その分、脇役らの大活躍が見られます。
なかでも周瑜の嫁で、今回の“赤壁の戦い”の素になる人物・小喬。
彼女が終盤でとった行動は無謀とも思えるが、結果から見れば
あの行動が相手の曹操(チャン・フォンイー)の攻撃するタイミングを
僅かに遅らせてしまい、それが後の戦略すべて後手に回ることになる。
絶世の美女であり、今回の戦いのご褒美が目の前に現れたら
曹操といえども、鼻の下をのばしてしまい戦機を逃すんですね^^
◇
諜報活動をしていた尚香に友達が出来てしまった。
望んだわけでもないんだが、流れ的にそうなってしまい
相手は彼女を男だと思い込んでいてデブ助と呼ぶ。
諜報活動終了とともに実家に帰るとウソをつき曹操軍を去る。
この赤壁の戦いのなかのひとつのエピソードとして
敵同士の友情(?)、少なくとも彼は敵とは思ってなかったが
そして死ぬ寸前まで敵と知らず、彼女の胸に抱かれて絶命する。
一個隊長の孫叔材(トン・ダーウェイ)がその彼なんですが
見るからにひとの良さそうなところが、何とも胸を打つのです。
戦闘シーンに於いては、特に目新しさもなく
火薬の量も特別に多かったとも思えず。上陸後の戦闘も
そんなにテンポが良いわけでもなく、やや退屈に感じた。
おまけ)
・ラストで曹操に矢を向けていたイケ面・孫権(チャン・チェン)に
「この青二才が」と言い放った曹操の言葉に、若さばかりが華じゃないと
良い方に捉えた親父世代のワタクシでした^^
ま、任侠の世界でも40代にならないと大人として扱われないですしね。
・頭を使えば労せずに欲しい物が手に入るという見本のような本作は
かなり勉強になった。でも、私には頭も労する体力もないが・・・。
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監督:ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー/チャン・カン/コー・ジェン/シン・ハーユ/
撮影:リュイ・ユエ/チャン・リー/
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン/
ヴィッキー・チャオ/フー・ジュン/中村獅童/トン・ダーウェイ/
『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』
役者としては大好きなトニーですが、パート1も、2も、
結構彼のシーンは必要以上に長いと感じてしまったほど
個人的には「1」の方が好みでした♪
あの10万本の矢を集めるシーン、船の中で酒を
飲みながらもびゅんびゅん矢が飛んできていま
したよね。
インタビューで金城さんが言っていたんです
が、あれ実際に外から矢を射掛けていたそうで
す。^^;
凄く怖かったけど、涼しい笑みを浮かべていな
ければならなかったのが大変だったと言ってい
ました。
ジョン・ウー監督もとんでもないところに拘る
ものだと感心するエピソードですよね。(笑)
>結構彼のシーンは必要以上に長いと感じてしまったほど
トニー・レオンっていい役者ですよね~
前半から中盤辺りで“ひとり舞踊”は必要あったんだろうか?
なんてこと思ったりしてました^^;
>個人的には「1」の方が好みでした♪
そうなんですよね~
ワタシもワクワクさせてくれる意味からすれば
「1」の方が断然、面白く観ることができました^^
>あの10万本の矢を集めるシーン
あのシーンでイメージしたのは、通帳にどんどんお金が振り込まれるという変な錯覚です(笑)
>あれ実際に外から矢を射掛けていたそうで
す。^^;
えぇ~~!そうだったんですか。
そういえば、上手く突き刺さらなくて何本かは川に落下するという
どことなくリアルな映像に感じたのは、そういうことだったのですね。
中に居た金城さんのあの涼しいお顔からは、微塵も感じられなかったです^^;
ジョン・ウーよ、そこまでしなくてヨロシイって感じですよね^^
河童ちゃんの「子亀が汗をかけば霧が出る」を検索したら
トップにこのブログが出ましたよ^^やったねえ♪
試写会でからみて 昨夜TVでをみました
まあこんなずぼらなポロンでも結構楽しめました^^
>トップにこのブログが出ましたよ^^やったねえ♪
グーグルだと大概2枚目までに表示されてますよ^^
でもヤフーは殆んど受け付けてもらえません(笑)
まぁどちらかにでもヒットしていればSEOはOKかなと云う感じです^^;
>試写会で場Kからみて 昨夜TVで場Jをみました
2部構成ですが、前後編となっている訳ではないので
そういう見方でもすんなりストーリーに入れたでしょう^^
逆にそっちの方がトニー・レオンがカッコよく見終えたかもしれないですね^^
中盤からのアクションの見せ場の連続に、時間を
忘れて見入ってしまいました。
前半がもう少し締まってくると最高だったのですが。
しかし、勇気、愛、結束力、信じる心。
胸が熱くなる要素たっぷりの映画でした。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
金城武さんとトニー・レオンの知将のミニ・ガチンコ対決が興味深かったですね。
評価ポイントはクリック完了しました^^
実際に連合軍が勝利したことは間違いないようなのですが、フィクションの歴史風スペクタルとして楽しみました。
遂に鑑賞されたのですね^^
>フィクションの歴史風スペクタルとして楽しみました。
連合軍の知将ふたりの活躍ばかりが目立った映画でしたが
こうして見ると、ジョン・ウーの演出も一貫したポリシーがあって安定してますよね^^
ワタクシ、この映画でリン・チーリンのファンになってしまいました(笑)