評価:★★★★【4点】
ワンシチュエーション・スリラーの傑作と言っていい。
但しミリタリー好きでないと飽きてしまうかもしれないな。
◇
2007年、イラクの荒廃した砂漠地帯。
連絡の途絶えたパイプライン建設現場への偵察に向かった
アメリカ兵のアイザックとマシューズ。
慎重に行動する2人だったが、
マシューズが想定外の場所から狙撃される。
援護に向かったアイザックも脚を撃たれてしまい、
崩れかけた壁の背後に辛うじて逃げ込む。
敵の居場所も特定できず、身動きの取れなくなったアイザックは
無線で救助を要請する。
やがて無線に応答が入るが、声の主はアメリカ軍から
“死神”と恐れられるスナイパー、ジューバだった。
<allcinema>
◇
オフィシャルで解説されているバトルフィールド・スリラーね~。
確かに状況的にはそうなんだけど、そこまでの頭脳戦はない。
単に絶対的不利な状況から如何にして有利に立つか
そして脱出しどう生還するかを瓦礫裏の僅かな場所で考える。
膝の着弾傷による激痛を我慢しながらの一人演技のため
ポケットから出すガジェットや装備品などで何がしたいのか
主人公の次の動作を待たないと分からないし、そこがいいのである。
敵スナイパーの場所を特定するため、膝へ打ち込まれた弾の角度と
着弾と銃声音の時間誤差をイメージし計算するところは
まさにサバイバル映画としてぐんぐん惹きこまれてしまう。
壊れた無線機を修理し、やっと繋がったと思ったら
まさかの・・・。
なりすまし犯人の様相を呈してからは完全ホラー映画と言っていいだろう。
目の前に転がる死体の傷から想像し何度も繰り返されるこの状況。
自分は何人目?ラスト映像が余りにも絶望的である。
【今週のツッコミ】
・相手のスナイパーはイラクに実在した“死神ジューバ”。
今も生存しているのかは不明らしいが、その卓越した腕は
最恐スナイパーと異名をとっているらしい。
・個人的には『アメリカン・スナイパー』のクリス・カイルと一騎打ちした
ムスタファと是非とも戦わせてみたいものだ^^;
・射程推定距離を導くため時間と角度計算が必要になるが
あの状況で痛いの我慢して解けなかったら萎えるのも早い気がする(笑)
・敵の狙撃手(ジューバでいいじゃないか)が米兵になりすますために
使用している無線機のバッテリーはいつ充電するの?
・空気を切り裂き飛んでくる高周波な弾の音に身の毛がよだつ。
距離1550メートルからの無駄一つない3発の銃弾は
無線アンテナ、腰の水筒、膝の静動脈としっかり計算されたもの。
・敵の居場所が最後に分かり、すかさずライフル銃で撃ち返す奥行き感は
弾道と着弾のタイミングがまるで本物さながらで迫力十分!
・映画に関係などチケット代がイオンポイントが使えて600円だったのも
ラッキーだったし、巷で評価の低い本作もワタシ的には面白かったので
スルーしなくて本当に良かった!^^;
------------------------------------------------------------------------------
監督:ダグ・リーマン
脚本:ドウェイン・ウォーレル
音楽:
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/ジョン・シナ/ライト・ナクリ
『ザ・ウォール』
ワンシチュエーション・スリラーの傑作と言っていい。
但しミリタリー好きでないと飽きてしまうかもしれないな。
◇
2007年、イラクの荒廃した砂漠地帯。
連絡の途絶えたパイプライン建設現場への偵察に向かった
アメリカ兵のアイザックとマシューズ。
慎重に行動する2人だったが、
マシューズが想定外の場所から狙撃される。
援護に向かったアイザックも脚を撃たれてしまい、
崩れかけた壁の背後に辛うじて逃げ込む。
敵の居場所も特定できず、身動きの取れなくなったアイザックは
無線で救助を要請する。
やがて無線に応答が入るが、声の主はアメリカ軍から
“死神”と恐れられるスナイパー、ジューバだった。
<allcinema>
◇
オフィシャルで解説されているバトルフィールド・スリラーね~。
確かに状況的にはそうなんだけど、そこまでの頭脳戦はない。
単に絶対的不利な状況から如何にして有利に立つか
そして脱出しどう生還するかを瓦礫裏の僅かな場所で考える。
膝の着弾傷による激痛を我慢しながらの一人演技のため
ポケットから出すガジェットや装備品などで何がしたいのか
主人公の次の動作を待たないと分からないし、そこがいいのである。
敵スナイパーの場所を特定するため、膝へ打ち込まれた弾の角度と
着弾と銃声音の時間誤差をイメージし計算するところは
まさにサバイバル映画としてぐんぐん惹きこまれてしまう。
壊れた無線機を修理し、やっと繋がったと思ったら
まさかの・・・。
なりすまし犯人の様相を呈してからは完全ホラー映画と言っていいだろう。
目の前に転がる死体の傷から想像し何度も繰り返されるこの状況。
自分は何人目?ラスト映像が余りにも絶望的である。
【今週のツッコミ】
・相手のスナイパーはイラクに実在した“死神ジューバ”。
今も生存しているのかは不明らしいが、その卓越した腕は
最恐スナイパーと異名をとっているらしい。
・個人的には『アメリカン・スナイパー』のクリス・カイルと一騎打ちした
ムスタファと是非とも戦わせてみたいものだ^^;
・射程推定距離を導くため時間と角度計算が必要になるが
あの状況で痛いの我慢して解けなかったら萎えるのも早い気がする(笑)
・敵の狙撃手(ジューバでいいじゃないか)が米兵になりすますために
使用している無線機のバッテリーはいつ充電するの?
・空気を切り裂き飛んでくる高周波な弾の音に身の毛がよだつ。
距離1550メートルからの無駄一つない3発の銃弾は
無線アンテナ、腰の水筒、膝の静動脈としっかり計算されたもの。
・敵の居場所が最後に分かり、すかさずライフル銃で撃ち返す奥行き感は
弾道と着弾のタイミングがまるで本物さながらで迫力十分!
・映画に関係などチケット代がイオンポイントが使えて600円だったのも
ラッキーだったし、巷で評価の低い本作もワタシ的には面白かったので
スルーしなくて本当に良かった!^^;
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監督:ダグ・リーマン
脚本:ドウェイン・ウォーレル
音楽:
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/ジョン・シナ/ライト・ナクリ
『ザ・ウォール』
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