評価:★★★★★[5/5]
これぞハリウッドの真骨頂!これはブルーレイでの保存決定!
この映像は凄いわ! 本編158分が、アッと言う間です。
かつてのデザスター&パニック映画のシークエンスを
最新のCGにより、これでもかの物量作戦をとったエメリッヒ。
鑑賞中、以下の作品を思い出していました。
・太陽の巨大フレア=『ノウイング』
・ダメダメバツイチ父ちゃん&崩壊する立体フリーウェイ=『宇宙戦争』
・タイミングを合わせ、間一髪すり抜けるリムジン=『ワイルドスピードMAX』
・大津波=『ディープ・インパクト』『デイ・アフター・トゥモロー』
・転覆する大きな船の内部=『タイタニック』『ポセイドン』
・電車が空から降ってくる=『ツイスター』こちらは空から牛だった。
・火山噴火後の大火砕流=『ダンテズ・ピーク』
・ハワイ島のカタルシス=『ボルケーノ』『パールハーバー』
・火の玉が降ってくる=『アルマゲドン』『トランスフォーマー』
・雪山で巨大航空機の胴体着陸=『クリフハンガー』等々・・・。
これらのすばらしい映像を、更に細部まで緻密に
それでいて大胆に、未曾有の天変地異を描いた本作は
映像に関しては突っ込む部分が全く見当たらない。
今、この映像を劇場の巨大スクリーンで体験しないと後悔するかも。
事実、過去に『パールハーバー』を見逃したことが残念でならない。
◇
ロサンゼルスでリムジン運転手をしている売れない作家ジャクソンは、
別れた妻ケイトのもとに暮らす子供たちと久々に再会し、
イエローストーン公園までキャンプにやって来た。
彼はそこで怪しげな男チャーリーから奇妙な話を聞かされる。
それは、“地球の滅亡”が目前に迫っており、
その事実を隠している各国政府が密かに巨大船を製造、
ごく一部の金持ちだけを乗せ脱出しようとしている、
という俄には信じられない内容だった。
<allcinema>
◇
この完ぺきともいえる映像は冒頭からやってくる。
主人公の置かれている立ち位置が概ね『宇宙戦争』のトム君状態。
そんな環境の彼はイエローストーン国立公園に
今は離れて暮らしている子供たちと週末キャンプに出かける。
もうここからすでに地球内部からの変動が姿を現すわけで
湖だった場所には水は枯れ、泥水からは硫黄臭がし沸騰しているのだ。
そんなころ、ロサンゼルスでは大地震が発生し
現夫と買い物中のケイトもショッピングモールで命からがら難を逃れる。
だが、地震はそれだけでは収まらなかった。
そこらじゅうで発生している地震に専門家は地下断層が移動していると言う。
映画が始まってホンのさわりの部分だけでいきなりエンジン全開!
街中の建物が崩壊していく様やパニックで車同士の事故や
立体駐車場から落下してくる車などの隙間を縫うように
ケイトと子供たちを乗せ、リムジンで街から脱出を図るジャクソン。
これはもう惜しげもなく製作費を使っているな~という印象です。
これら街全体の崩壊シーンを空撮のように映しているから
ジャクソンの運転技術以上に、その運の強さにB級テイストを
感じさせることにはなりますが
久しぶりに手に汗を握って観てしまいました。
その後にやってくるイエローストーンで大噴火!ここで感動!
そんなところには活火山なんてなかっただろう!とは映画の中のセリフ。
そうなんですね。もう、この映画はどこで何が起こるのか
まったく予想できない楽しさがあるんです!
このイエローストーンの大噴火はまさに芸術!見とれてしまった私。
天変地異はさらに延々と続いていきますが
どれもまったく破綻してなかったのが凄いのひとこと!
ヒューマンドラマの方もエメリッヒだけに
まったく期待などしてなかったのですが、これが意外とそこそこ!
細かいところに目をつむれば、普通に観られたのがよかった。
ということで、映像に関しては鳥肌もの!もういちど観たい。
本作は、今流行りの3D映像にされなくてよかった。
ドラマも普通に観られたのが、意外や意外!期待以上だった。
ちなみに、ドラマ予想は★1個だったものが普通値の★3個でした。
【おまけコーナーの最後にネタバレ少々。注意!】
おまけ)
・人類で脱出を図れるのは著名人か大富豪だけ。
ひとり10億ユーロの乗船券って・・・。
円の130倍の価値ってことで約1300億円(爆)
ではどうする?ここが本作のヒューマンドラマのキモとなる。
若い科学者は年老いた政治家の20人分の価値があるらしい。
・あのロシアの大富豪の家族間のオチは二転三転し爆笑もの!
っていうか、あのアクの強さは近年まれにみるキャラだった。
・やっぱり出てきた!ベントレーの新型車。
エンジンの掛け方が分からないジャクソンらをよそに
ロシアのオッちゃんがドスの利いた声で「えんじん、すたあ~と!」
この車って、音声認識装置が付いてるのね。
・中国の奥地には、まだまだ秘境ってものがありそうです。
今や「エリア51」に代わる謎の部分か。
・中国を大々的に持ち上げているのも人口を見越しての
収益を考えているんだろうか。
・高さ1500メートルの津波って・・
気が付くの遅いんじゃないの?最期の鐘は2回だけ。
・世界46カ国、数十億ドルの費用をかけた建造物が
たった2年で完成することも凄いことだ。
・地球脱出用の宇宙船だったら、完全なるB級映画だった。
錨付きの船というところがファンタジーなのかも。
・その後の世界地図はどうなった?(←ネタバレぎみ)
-------------------------------------------------
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ローランド・エメリッヒ/ハラルド・クローサー
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ハラルド・クローサー/トマス・ワンダー
出演:ジョン・キューザック/キウェテル・イジョフォー/アマンダ・ピート/
オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/ダニー・グローヴァー/
ウディ・ハレルソン/ジョージ・シーガル
『2012』
これぞハリウッドの真骨頂!これはブルーレイでの保存決定!
この映像は凄いわ! 本編158分が、アッと言う間です。
かつてのデザスター&パニック映画のシークエンスを
最新のCGにより、これでもかの物量作戦をとったエメリッヒ。
鑑賞中、以下の作品を思い出していました。
・太陽の巨大フレア=『ノウイング』
・ダメダメバツイチ父ちゃん&崩壊する立体フリーウェイ=『宇宙戦争』
・タイミングを合わせ、間一髪すり抜けるリムジン=『ワイルドスピードMAX』
・大津波=『ディープ・インパクト』『デイ・アフター・トゥモロー』
・転覆する大きな船の内部=『タイタニック』『ポセイドン』
・電車が空から降ってくる=『ツイスター』こちらは空から牛だった。
・火山噴火後の大火砕流=『ダンテズ・ピーク』
・ハワイ島のカタルシス=『ボルケーノ』『パールハーバー』
・火の玉が降ってくる=『アルマゲドン』『トランスフォーマー』
・雪山で巨大航空機の胴体着陸=『クリフハンガー』等々・・・。
これらのすばらしい映像を、更に細部まで緻密に
それでいて大胆に、未曾有の天変地異を描いた本作は
映像に関しては突っ込む部分が全く見当たらない。
今、この映像を劇場の巨大スクリーンで体験しないと後悔するかも。
事実、過去に『パールハーバー』を見逃したことが残念でならない。
◇
ロサンゼルスでリムジン運転手をしている売れない作家ジャクソンは、
別れた妻ケイトのもとに暮らす子供たちと久々に再会し、
イエローストーン公園までキャンプにやって来た。
彼はそこで怪しげな男チャーリーから奇妙な話を聞かされる。
それは、“地球の滅亡”が目前に迫っており、
その事実を隠している各国政府が密かに巨大船を製造、
ごく一部の金持ちだけを乗せ脱出しようとしている、
という俄には信じられない内容だった。
<allcinema>
◇
この完ぺきともいえる映像は冒頭からやってくる。
主人公の置かれている立ち位置が概ね『宇宙戦争』のトム君状態。
そんな環境の彼はイエローストーン国立公園に
今は離れて暮らしている子供たちと週末キャンプに出かける。
もうここからすでに地球内部からの変動が姿を現すわけで
湖だった場所には水は枯れ、泥水からは硫黄臭がし沸騰しているのだ。
そんなころ、ロサンゼルスでは大地震が発生し
現夫と買い物中のケイトもショッピングモールで命からがら難を逃れる。
だが、地震はそれだけでは収まらなかった。
そこらじゅうで発生している地震に専門家は地下断層が移動していると言う。
映画が始まってホンのさわりの部分だけでいきなりエンジン全開!
街中の建物が崩壊していく様やパニックで車同士の事故や
立体駐車場から落下してくる車などの隙間を縫うように
ケイトと子供たちを乗せ、リムジンで街から脱出を図るジャクソン。
これはもう惜しげもなく製作費を使っているな~という印象です。
これら街全体の崩壊シーンを空撮のように映しているから
ジャクソンの運転技術以上に、その運の強さにB級テイストを
感じさせることにはなりますが
久しぶりに手に汗を握って観てしまいました。
その後にやってくるイエローストーンで大噴火!ここで感動!
そんなところには活火山なんてなかっただろう!とは映画の中のセリフ。
そうなんですね。もう、この映画はどこで何が起こるのか
まったく予想できない楽しさがあるんです!
このイエローストーンの大噴火はまさに芸術!見とれてしまった私。
天変地異はさらに延々と続いていきますが
どれもまったく破綻してなかったのが凄いのひとこと!
ヒューマンドラマの方もエメリッヒだけに
まったく期待などしてなかったのですが、これが意外とそこそこ!
細かいところに目をつむれば、普通に観られたのがよかった。
ということで、映像に関しては鳥肌もの!もういちど観たい。
本作は、今流行りの3D映像にされなくてよかった。
ドラマも普通に観られたのが、意外や意外!期待以上だった。
ちなみに、ドラマ予想は★1個だったものが普通値の★3個でした。
【おまけコーナーの最後にネタバレ少々。注意!】
おまけ)
・人類で脱出を図れるのは著名人か大富豪だけ。
ひとり10億ユーロの乗船券って・・・。
円の130倍の価値ってことで約1300億円(爆)
ではどうする?ここが本作のヒューマンドラマのキモとなる。
若い科学者は年老いた政治家の20人分の価値があるらしい。
・あのロシアの大富豪の家族間のオチは二転三転し爆笑もの!
っていうか、あのアクの強さは近年まれにみるキャラだった。
・やっぱり出てきた!ベントレーの新型車。
エンジンの掛け方が分からないジャクソンらをよそに
ロシアのオッちゃんがドスの利いた声で「えんじん、すたあ~と!」
この車って、音声認識装置が付いてるのね。
・中国の奥地には、まだまだ秘境ってものがありそうです。
今や「エリア51」に代わる謎の部分か。
・中国を大々的に持ち上げているのも人口を見越しての
収益を考えているんだろうか。
・高さ1500メートルの津波って・・
気が付くの遅いんじゃないの?最期の鐘は2回だけ。
・世界46カ国、数十億ドルの費用をかけた建造物が
たった2年で完成することも凄いことだ。
・地球脱出用の宇宙船だったら、完全なるB級映画だった。
錨付きの船というところがファンタジーなのかも。
・その後の世界地図はどうなった?(←ネタバレぎみ)
-------------------------------------------------
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ローランド・エメリッヒ/ハラルド・クローサー
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ハラルド・クローサー/トマス・ワンダー
出演:ジョン・キューザック/キウェテル・イジョフォー/アマンダ・ピート/
オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/ダニー・グローヴァー/
ウディ・ハレルソン/ジョージ・シーガル
『2012』
今日は・・違うのをチョイスしました(=^_^=)>
鐘撞堂のおっさん(司祭?)が助かるのか?
そこだけは予告編を眺めてて、気になりましたっけ。
『デイ・アフター・トゥモロー』はイマイチだったので、本作には期待したいトコです。
(ですんでネタバレ部分はスルーして拝読しますた(=^_^=))
本作の上映時間が長めだったことを、つい最近知りました。
これはドラマに説得力を持たせようとした
エメリッヒの足掻きなのかは不明ですが
映像を重視したのならそれはそれで大変結構なことだと思います^^
『デイ・アフター・トゥモロー』ダメでしたか^^;
少なくとも、それよりは10倍は迫力があります。
最新のCGを確認する意味では一見の価値ありです^^
ウディ・ハレルソンとは気付かず、勿体ないことをしました(⌒~⌒ι)
辿り着いてからの展開が、何だかダラダラしてて、私的には不満でしたね。
ジョン・キューが整備士にくれてやった(記念の)腕時計を、死体から引っぺがすのか? そこが一番気になりました(=^_^=)
やっぱり、エメリッヒ監督だけにドラマが多少大雑把になってしまうのは
致し方ないのかもしれませんね。
>ウディ・ハレルソンとは気付かず、勿体ないことをしました(⌒~⌒ι)
ワタクシ、ウディの今回のキャラはチョッとウザかったです^^;
彼のブログですが、アレは普通のホームページだと思うんですが
それにしても、あのアニメは詳細までバッチリでしたね(笑)
>辿り着いてからの展開が、何だかダラダラしてて、私的には不満でしたね。
あ~、確かに時間稼ぎでもしてそうな雰囲気でしたよね。
あのオッチャン、綺麗なフォームで落下してましたし^^
それにしても、ジョンの演技は、生死を分ける崖っぷちの状況なのに
緊張感がほとんど伝わって来なかったです^^;
走って飛行機を追いかけるシーンに苦笑いでした。
あの腕時計に価値があるなら持って行ったと思います。
多分、ディズニー時計とそんなに変わらないシロモノだったりして(笑)
>ワタクシ、ウディの今回のキャラはチョッとウザかったです^^;
基本、いつも彼はウザイですね(=^_^=) 『ノー・カントリー』も『ダイヤモンド・イン・パラダイス』も。。
しかし『ディープ・インパクト』も『チェーン・リアクション』も、バイクだったから助かった、的な切り札だったのに・・本作ではダメでしたね(×_×)
>それにしても、あのアニメは詳細までバッチリでしたね(笑)
マイケル・ムーア作品を観てるようでした(=^_^=)
>あのオッチャン、綺麗なフォームで落下してましたし^^
ガキを優先するとは、到底思えなかった。。
>走って飛行機を追いかけるシーンに苦笑いでした。
ジョン・キューのキャリアの中ではどんな位置付けとなるんやろ?
>多分、ディズニー時計とそんなに変わらないシロモノ
>だったりして(笑)
確かに、価値があれば、整備士もすぐに腕に巻いたりしませんよね(=^_^=) コレクションするハズですから。。
『ダイヤモンド・パラダイス』は未見でした。
Youtubeで予告編観ましたが、普通の車がリモコン操作で動かされてましたね^^;
>バイクだったから助かった、的な切り札だったのに・・本作ではダメでしたね(×_×)
さすがに、あの巨大津波では空に上がるしかないですね。
もうちょっと時間があったなら、みんな空へ飛び上がったことでしょう。
パラグライダーはともかく、気球なんか持ってたら家族で助かるかも(笑)
マイケル・ムーアといえば、新作が年内公開されますね。
>ジョン・キューのキャリアの中ではどんな位置付けとなるんやろ?
ニコラス兄さんと競演してた『コン・エアー』とか『シン・レッド・ライン』辺りでしょうか。
たまには、運動できる作品に出よう!みたいな^^;
それにしても、ロシアが誇るでっかい航空機は良いんですが
あんなに次々とエンジントラブルが続いていくのを見ると信頼性はなさそうですね(爆)
ここにレビュー、入れてました。
結構、評価してるじゃん、みたいな(=^_^=)
http://tim3.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/2004-46da.html
>パラグライダーはともかく、気球なんか持ってたら
>家族で助かるかも(笑)
あちこちに火山弾で穴が開きますね。。
>マイケル・ムーアといえば、新作が年内公開されますね。
『おシッコ』も未見です(×_×)
>ニコラス兄さんと競演してた『コン・エアー』とか
>『シン・レッド・ライン』辺りでしょうか。
>たまには、運動できる作品に出よう!みたいな^^;
『シン・デッド』は知らんかった! 捕虜役かなぁ?
>ロシアが誇るでっかい航空機は良いんですが
>あんなに次々とエンジントラブルが続いていくのを
>見ると信頼性はなさそうですね(爆)
何にしても、あと数100メートルほど、着陸に要する距離を短縮すべきだと思います(=^_^=)
>ここにレビュー、入れてました。
まだ去年のレビューだったのですね^^
一見ダレそうで、しっかりと締めているという印象ですね。
ウディの頭頂部も、いまやジェイソン系なんでしょうか。
今回もしっかりウィッグを着用してましたし(笑)
>『おシッコ』も未見です(×_×)
今回のは金融がらみのものらしいです。
何故、世界はリーマン・ブラによって不況に陥ってしまったのかの解説をしてくれるそうです。
>『シン・デッド』は知らんかった! 捕虜役かなぁ?
っていうか、『コンエアー』に於いても、何処にいたのかが記憶にないです^^;
『シンレッド』の方は、今、キャストを見るとそうそうたるメンバーだったんですね。
>何にしても、あと数100メートルほど、着陸に要する距離を短縮すべきだと思います(=^_^=)
一瞬の安堵が地獄に変わりましたもんね^^