
評価:★★★★【4点】
真心とおもてなし。
◇
1890年、明治天皇への謁見を終え帰途に就いたオスマン帝国の
親善訪日使節団を乗せた軍艦“エルトゥールル号”が、
和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇し、難破してしまう。
600名を超える乗組員たちが海に投げ出されるが、
地元住民の懸命の救助活動と、医師・田村を中心とした
医療関係者たちの尽力で奇跡的に69名の命が救われる。
和歌山の人々のこの行動はトルコ国民に感銘を与え、
後世まで語り継がれることで日本に対する好意的な感情の醸成に
大きく貢献していく。
それから90年以上も経た1985年、イランのテヘラン。
イラン・イラク戦争の停戦合意が破棄され、
イラクのサダム・フセインは、イラン上空の飛行機を
無差に攻撃すると宣言する。この時、帰国の手段を断たれた200人以上の
イラン在留邦人の窮地を救ったのが、
90年以上も前の出来事に感謝の念を持ち続けていたトルコの人々だった。
<allcinema>
◇
これも史実だったのね!
台風で大しけの海真っただ中の帆船エルトゥールル号の難破シーンこそ
ハリウッド並みとはいかないが、そんなことはどうでもよくなるくらい
ドラマが良かったと何故か思うのは『杉原千畝』と連続鑑賞の恩恵か。
それにしても日本とトルコ、互いの国の救出劇を
これほどまでに感動的に描いていた事が凄い(いい意味で)
ただ、和歌山の件とテヘランの件を同じくらいの時間を割いて
しっかり描いていればテヘラン空港での一件も
もう少し感動的になっていたかもしれない(ちょっと惜しい)
【今週のツッコミ】
・できれば、彼が空港職員に変わって演説するシーンで
“真心”の前後に和歌山の島民が自分らの財力すべて擲って救ったと
ひと言追加してほしかった(笑)
・“真心”とか“誠実”というのは聞く側の裁量でバラつき
彼の言いたいことがしっかり伝わらない可能性がある。
・和歌山に『赤ひげ』が居た。
・『七人の侍』の百姓が落ち武者の刀や鎧を奪うシーンが頭をかすめた。
が、ワタシも彼と同様に、次の瞬間目からウロコだった(反省)^^;
・串焼き鳥(?)どこまで分け合うのか最後まで見届けたかった(笑)
・傲慢なもう一人の医者(竹中直人)が最後にいいところを持って行った。
・凍え切った数十人のケガ人を人肌で温めよ!っていい考えだが
女性らはどうするつもり?と凝視してたら四代目お雪さん(夏川結衣)が
一肌脱いでくれた(洒落が効いてました)
・あの兜の立物(たてもの)はどの武将のものなのか。
ダーティハリーのように投げなければいいがと思った瞬間投げた(爆)
できればブーメランのように戻って頭に当たって気を失うまで
描いてくれたら言うことなし!(なんでやねん)
----------------------------------------------------------------
監督:田中光敏
脚本:小松江里子
音楽:大島ミチル
出演:内野聖陽/ケナン・エジェ/忽那汐里/アリジャン・ユジェソイ/小澤征悦/
かたせ梨乃/夏川結衣/永島敏行/竹中直人/笹野高史/
『海難1890』
真心とおもてなし。
◇
1890年、明治天皇への謁見を終え帰途に就いたオスマン帝国の
親善訪日使節団を乗せた軍艦“エルトゥールル号”が、
和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇し、難破してしまう。
600名を超える乗組員たちが海に投げ出されるが、
地元住民の懸命の救助活動と、医師・田村を中心とした
医療関係者たちの尽力で奇跡的に69名の命が救われる。
和歌山の人々のこの行動はトルコ国民に感銘を与え、
後世まで語り継がれることで日本に対する好意的な感情の醸成に
大きく貢献していく。
それから90年以上も経た1985年、イランのテヘラン。
イラン・イラク戦争の停戦合意が破棄され、
イラクのサダム・フセインは、イラン上空の飛行機を
無差に攻撃すると宣言する。この時、帰国の手段を断たれた200人以上の
イラン在留邦人の窮地を救ったのが、
90年以上も前の出来事に感謝の念を持ち続けていたトルコの人々だった。
<allcinema>
◇
これも史実だったのね!
台風で大しけの海真っただ中の帆船エルトゥールル号の難破シーンこそ
ハリウッド並みとはいかないが、そんなことはどうでもよくなるくらい
ドラマが良かったと何故か思うのは『杉原千畝』と連続鑑賞の恩恵か。
それにしても日本とトルコ、互いの国の救出劇を
これほどまでに感動的に描いていた事が凄い(いい意味で)
ただ、和歌山の件とテヘランの件を同じくらいの時間を割いて
しっかり描いていればテヘラン空港での一件も
もう少し感動的になっていたかもしれない(ちょっと惜しい)
【今週のツッコミ】
・できれば、彼が空港職員に変わって演説するシーンで
“真心”の前後に和歌山の島民が自分らの財力すべて擲って救ったと
ひと言追加してほしかった(笑)
・“真心”とか“誠実”というのは聞く側の裁量でバラつき
彼の言いたいことがしっかり伝わらない可能性がある。
・和歌山に『赤ひげ』が居た。
・『七人の侍』の百姓が落ち武者の刀や鎧を奪うシーンが頭をかすめた。
が、ワタシも彼と同様に、次の瞬間目からウロコだった(反省)^^;
・串焼き鳥(?)どこまで分け合うのか最後まで見届けたかった(笑)
・傲慢なもう一人の医者(竹中直人)が最後にいいところを持って行った。
・凍え切った数十人のケガ人を人肌で温めよ!っていい考えだが
女性らはどうするつもり?と凝視してたら四代目お雪さん(夏川結衣)が
一肌脱いでくれた(洒落が効いてました)
・あの兜の立物(たてもの)はどの武将のものなのか。
ダーティハリーのように投げなければいいがと思った瞬間投げた(爆)
できればブーメランのように戻って頭に当たって気を失うまで
描いてくれたら言うことなし!(なんでやねん)
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監督:田中光敏
脚本:小松江里子
音楽:大島ミチル
出演:内野聖陽/ケナン・エジェ/忽那汐里/アリジャン・ユジェソイ/小澤征悦/
かたせ梨乃/夏川結衣/永島敏行/竹中直人/笹野高史/
『海難1890』
しかし、お雪さんのひと肌脱いだのには、
ほんとかっこよかったわ!(爆
和歌山篇に時間費やし過ぎですよね~^^;
そうそう、お雪さんのひと肌脱ぎは専門職ならではでしたね(爆)
遭難事件そのものは以前にフジTV系列の番組で見た記憶があるので大体は知っていたが実写化は大変だっただろうね。
トルコの俳優たちがイイね。
イライラ戦争の時のエピソードはほとんど知らなかったが、日本が外地にいる日本人を救出できないというのは大いに問題で、安保法改正後でさえそうなんだからシールズとかの馬鹿連中に見せたいよ。
ハリウッドスタジオで撮影ともなれば相当なデザスター描写になるでしょうね。
そこにもってきてヒューマン系のドラマですから
下手すればオスカー候補も夢じゃないのかもしれません(笑)
日本政府の弱腰加減は本当に最悪ですよね。
外交も及び腰でダメダメなので杉原千畝の爪の垢でも呑んでもらいたいです(映画違います)^^;
でもあれって確か、あのエンジン係さんの遺品でしたよね?
勝手に捨てるな~息子に持って行ってやれよ~^^;でした。
ちなみにあの飾り、上杉謙信のに似てるけど微妙に違うような・・・
まあ、お土産ものですからね(笑)
そうそう!確かエンジン係のアウトローな親父が買ってきた土産ですよね。
何勝手に放り投げてるの?と叱ってやりたかったわ(爆)
まあでも、前立だけくり抜いて壁に飾る親父も如何なものかと^^;
お!上杉謙信のに酷似してますね。
土産用に若干可愛くデフォルメされたのかもね(笑)