
評価:★★★★☆【4,5点】
映像とヒューマンドラマが期待以上の出来で大満足!
十代最良の日となるはずだった高校の卒業式がまさかの大惨事となる。
◇
アメリカ中西部の街シルバートン。
この日、ゲイリーが教頭を務める高校では卒業式が行われようとしていた。
一方、竜巻の撮影に執念を燃やすピート率いる
ストーム・チェイサー・チームのメンバーで気象学者のアリソンは、
シルバートンの気象状況にかつてない巨大竜巻の可能性を見出す。
さっそく一行は、特別仕様の装甲車を駆って現地へと向かう。
そんな中、ついに想像を絶する巨大竜巻が発生し、
シルバートンの街を襲う。
卒業式を中断し、避難する生徒や父兄の誘導に追われるゲイリー。
やがてその中にいるはずの息子ドニーの姿がないことに気づくが…。
<allcinema>
◇
今から18年前の『ツイスター』(1996)も迫力ある映像に興奮したが
ドラマに専門性を持たせすぎて、観測チームの執念だけを
ただひたすら描き続けた結果、他の部分がやや薄っぺらい印象だった。
しかし、本作は素人感覚で見るにはこれ以上ない優れモノだ。
主人公は高校生の男の子(なのか?)とその弟の学園絡みがありーの
高校のマドンナに兄をアタックさせようとけしかける弟という
なんとも微笑ましい舞台設定ではないか(笑)
また、別のところでは竜巻だけを追い続ける
民間の撮影チームが手持ちの観測レーダーを元に竜巻の目を捉えようと
躍起になっている。ここで、ただのノー天気映画ではないことを印象付ける。
さらに別の場所で、“お笑い担当”としてYouTubeへの迫力動画を投稿し
一攫千金を手にしようとしているおバカな親父らがいいスパイスとなり
この3つのストーリーが巧い具合に絡み合っていくのだ。
予告編で何度も見ている竜巻映像ではあるが、本編ではさらに凄いものが。
ラストには、レベルマックスの巨大竜巻が発生し
街並みを粉砕していく画は、VFXの進化はもちろんアングルが決まり
自然の猛威をこれほどリアルに感じた映画は過去にないかも^^
【今週のツッコミ】
・『ツイスター』へのオマージュなのか、牛が巻き上げられてました^^;
・『クロニクル』(2012)が好きならこの映画も必ず面白く観られると断言したい。
・撮影チームの竜巻レーダーなどの機材を乗せた大型バンもいいが
やはり、あの竜巻のど真ん中に突っ込んで行ける特別仕様装甲車が抜群!
車体固定用4本足の杭(アウトリガー)が斬新だった。
・ドラマの中で弟が装甲車へ乗車OKが出たときの「やった!」が可笑しい。
・巨大竜巻に踏ん張る装甲車タイタス号の実力に思わず手に汗握る(爆)
・調子のいい弟が父に言った台詞におもわず吹き出した!(爆)
「父さんに黙って抜け出すなんて“びっくりですよね”」
なんで敬語だよ。それより本当のこと言えよ(爆)

・彼ら兄弟の父(高校の教頭先生)が『プリズナーズ』のヒュー父親と
すこし被るんですけど(爆)
・ホイッスルがキーとなる『プリズナーズ』とナイフがキーとなる本作。
・撮影チームのリーダー(ピート)がジェームズ・キャメロンの
造形(←おい)と、もの作りへの執念みたいなものがよく似ていた。
・廃工場のなかに取り残された兄とマドンナが水没寸前に言う最後の言葉に
ワタシはもう少しで涙腺緩みそうでしたよ^^;
・で、そのシーンでこの映画、一気に高評価となった次第^^
その後のお付き合いなど、彼らの25年後が気になるところ(笑)
・ピートは竜巻の目に装甲車もろとも入って見たものは
人類初、地球を宇宙から見たガガーリンな気分だったのだろう(笑)
・雲の上まで巻き上げられてそのまま地上に落下すれば即死亡だが
『特攻野郎~』みたいに地上に向けて砲弾連射で助かることもあるし
ピートの生死をいちばん気にしてるのは3千ドル待つトレイかも(爆)
・撮影クルーで小心者のひとりの青年がリーダーに叱咤激励され男の意地で
撮った映像は命より重かったのだろうか。
・本作ヒロイン・撮影チームの彼女、どこかで見たことあるなーと
ずっと考えていて終盤でやっと分かってスッキリした(笑)
米国テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のヒロインね^^
------------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・クエイル
脚本:ジョン・スウェットナム
音楽:ブライアン・タイラー
出演:リチャード・アーミティッジ/サラ・ウェイン・キャリーズ/マット・ウォルシュ/
アリシア・デブナム=ケアリー/アーレン・エスカーペタ/
『イントゥ・ザ・ストーム』
映像とヒューマンドラマが期待以上の出来で大満足!
十代最良の日となるはずだった高校の卒業式がまさかの大惨事となる。
◇
アメリカ中西部の街シルバートン。
この日、ゲイリーが教頭を務める高校では卒業式が行われようとしていた。
一方、竜巻の撮影に執念を燃やすピート率いる
ストーム・チェイサー・チームのメンバーで気象学者のアリソンは、
シルバートンの気象状況にかつてない巨大竜巻の可能性を見出す。
さっそく一行は、特別仕様の装甲車を駆って現地へと向かう。
そんな中、ついに想像を絶する巨大竜巻が発生し、
シルバートンの街を襲う。
卒業式を中断し、避難する生徒や父兄の誘導に追われるゲイリー。
やがてその中にいるはずの息子ドニーの姿がないことに気づくが…。
<allcinema>
◇
今から18年前の『ツイスター』(1996)も迫力ある映像に興奮したが
ドラマに専門性を持たせすぎて、観測チームの執念だけを
ただひたすら描き続けた結果、他の部分がやや薄っぺらい印象だった。
しかし、本作は素人感覚で見るにはこれ以上ない優れモノだ。
主人公は高校生の男の子(なのか?)とその弟の学園絡みがありーの
高校のマドンナに兄をアタックさせようとけしかける弟という
なんとも微笑ましい舞台設定ではないか(笑)
また、別のところでは竜巻だけを追い続ける
民間の撮影チームが手持ちの観測レーダーを元に竜巻の目を捉えようと
躍起になっている。ここで、ただのノー天気映画ではないことを印象付ける。
さらに別の場所で、“お笑い担当”としてYouTubeへの迫力動画を投稿し
一攫千金を手にしようとしているおバカな親父らがいいスパイスとなり
この3つのストーリーが巧い具合に絡み合っていくのだ。
予告編で何度も見ている竜巻映像ではあるが、本編ではさらに凄いものが。
ラストには、レベルマックスの巨大竜巻が発生し
街並みを粉砕していく画は、VFXの進化はもちろんアングルが決まり
自然の猛威をこれほどリアルに感じた映画は過去にないかも^^
【今週のツッコミ】
・『ツイスター』へのオマージュなのか、牛が巻き上げられてました^^;
・『クロニクル』(2012)が好きならこの映画も必ず面白く観られると断言したい。
・撮影チームの竜巻レーダーなどの機材を乗せた大型バンもいいが
やはり、あの竜巻のど真ん中に突っ込んで行ける特別仕様装甲車が抜群!
車体固定用4本足の杭(アウトリガー)が斬新だった。
・ドラマの中で弟が装甲車へ乗車OKが出たときの「やった!」が可笑しい。
・巨大竜巻に踏ん張る装甲車タイタス号の実力に思わず手に汗握る(爆)
・調子のいい弟が父に言った台詞におもわず吹き出した!(爆)
「父さんに黙って抜け出すなんて“びっくりですよね”」
なんで敬語だよ。それより本当のこと言えよ(爆)

・彼ら兄弟の父(高校の教頭先生)が『プリズナーズ』のヒュー父親と
すこし被るんですけど(爆)
・ホイッスルがキーとなる『プリズナーズ』とナイフがキーとなる本作。
・撮影チームのリーダー(ピート)がジェームズ・キャメロンの
造形(←おい)と、もの作りへの執念みたいなものがよく似ていた。
・廃工場のなかに取り残された兄とマドンナが水没寸前に言う最後の言葉に
ワタシはもう少しで涙腺緩みそうでしたよ^^;
・で、そのシーンでこの映画、一気に高評価となった次第^^
その後のお付き合いなど、彼らの25年後が気になるところ(笑)
・ピートは竜巻の目に装甲車もろとも入って見たものは
人類初、地球を宇宙から見たガガーリンな気分だったのだろう(笑)
・雲の上まで巻き上げられてそのまま地上に落下すれば即死亡だが
『特攻野郎~』みたいに地上に向けて砲弾連射で助かることもあるし
ピートの生死をいちばん気にしてるのは3千ドル待つトレイかも(爆)
・撮影クルーで小心者のひとりの青年がリーダーに叱咤激励され男の意地で
撮った映像は命より重かったのだろうか。
・本作ヒロイン・撮影チームの彼女、どこかで見たことあるなーと
ずっと考えていて終盤でやっと分かってスッキリした(笑)
米国テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のヒロインね^^
------------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・クエイル
脚本:ジョン・スウェットナム
音楽:ブライアン・タイラー
出演:リチャード・アーミティッジ/サラ・ウェイン・キャリーズ/マット・ウォルシュ/
アリシア・デブナム=ケアリー/アーレン・エスカーペタ/
『イントゥ・ザ・ストーム』
あの、つけっ鼻かっ?てくらい高~いお鼻と、渋い低音は、まさしくトーリン・オーケンシールドでしたね(#^.^#)
で、ワタシは彼の映画なんて観たことないよな~と思っていたら
トーリン・オーケンシールドやってたんですね!びっくりでした(笑)
『ホビット』では特殊メイクで素顔わからないので気がつきませんでした。
彼の身長って189センチとかなりの長身でここでもヒューと被ってますね(笑)
兄とマドンナは、これで付き合うようになったとしても、おそらく吊り橋効果なので、長続きはしないと思われます
あんな装甲車、初めてみたかもw
なんとか巨大竜巻に耐えてほしかったわ。
ウォーキング・デッドの彼女、、、
その前は脱獄を手伝ってたし、、、
今度は竜巻!
波乱万丈の人生ですね(爆
でも、いいんです。こういうディザスターものは人間の素が見えますから
そこのところを映画というシミュレーションを用いて今後の災害に備えたいと思っているのです(爆)
>おそらく吊り橋効果なので
あー、やっぱりそうですかね(笑)
インターン試験の提出物さえ出せれば兄はお役御免ってところでしたが
生死を共にした共同体として生涯彼女の記憶にインプットされるだけでヨシとしましょう(笑)
えふさん、上手いこと記事にしたなー!と思いました(笑)
あの車のベースがすごく気になってますが、米国海兵隊の装甲車としても役に立てそうですよね(爆)
で、結局ウインチのバンパー部分が取れますが、続編ではそこの強化を図ってくるでしょう(続編ないですから)
「ウォーキング・デッド」のシーズン2までは観てたのですが、、、
へー!脱獄のヘルパーまでしてたのですか!(笑)
パスろうかなーーくらいにしか思ってなかったもんで。
俳優にあまりお金をかけない、正しいパニック映画の作り方でしたね。
itukaさんのおっしゃるように、誰が主人公かわからない。
それくらい、竜巻が主人公だったわけで。
わたしは、最後の最後まで、ピートが「よっ」なんて
調子ででてきてくれるんじゃないかと・・・思ってましたよ。
そして、タイタス2号を作ってほしい(笑)
教頭先生のことを『ホビット』シリーズのトーリン・オーケンシールドと最初から知ってれば
それなりに意識して観たんでしょうけど、他はほとんどテレビ俳優ってことで
変に俳優に捉われることなく災害だけに集中できましたよ(笑)
mariyonさんの言うように、これがパニック映画の作り方の基本なんでしょうね。
ラストにおバカ二人組は意外でした(爆)
そうそう!あれはピートであってほしかったですよね!^^
私これかなり好きです。
ちゃんと面白かったですよね。
それくらい面白かった。
『ツイスター』と似てるようで、物語が庶民感覚で進んでいくので
断然こちらの方が良かったです。
本作、もういちど観てもいいかなーと思っています(爆)