MIA ミア

評価：★★☆【２，５点】


惨殺されたの両親の復讐を誓い凄腕の暗殺者となる少女。
彼女を鍛え上げたプロの傭兵と二人三脚で悪の組織を完全激破？

こんな感じのイメージを勝手に抱いてしまったのがいけなかった。

◇

テロリストに両親を惨殺された少女が自ら暗殺者となり
過酷な運命に立ち向かっていくサスペンス・アクション。

イギリスの名門オックスフォード大学に通うミア（ミナ）は、
ある日突然テロリストに自宅を襲撃され、
両親を殺害されてしまう。
妹とともに辛くもＭＩ６に保護された彼女は復讐を誓い、
傭兵のサイモンから戦闘訓練を受ける。
やがて仇を討つべくアフガニスタンへと向かった彼女を、
衝撃の真実が待ち受けていた。
＜allcinema＞

◇

とりあえず、女戦士に俄然興味あるワタシは
あらすじを流し読みしただけで何も考えず劇場に直行した！

幼い少女（といっても大学生だが）が事件をきっかけに
テロリストたちへ復讐を誓うってだけでワクワクしましたよ（笑）

ところが、これが予想と大違い！＾＾；

まず、映像から受ける印象はテレビサイズ用に作ったドラマを
無理やり劇場公開したような感じで全体的にボケてしまっている。

アウトフォーカス狙ってるわけでもなくさすがにこれはないだろう！
しかも、事件の背景には国際テロリストが関与してて
たかがひとりの少女が抱える問題としては大きく無理がありすぎ（爆）

しかし、ドラマは脚本が巧いのか不味いのか
大きく広げた風呂敷！と想わせつつ実は意外とセコイ陰謀があったり
信用してた味方の組織が実は、、、とか。

結論を言えば両親殺害のための復讐は
いつの間にやら内容がすり替えられ、別の方向に暴走していき
ふたを開ければ、ただのアクション映画だった＾＾；





【今週のツッコミ】
・主演の女の子はテレビ女優ってことで本作が劇場デビューらしい。
　パッと見は若いころのフィービー・ケイツを思わせる（ほんとかよ）

・少女を暗殺者に育てるためにやってきたのは
　プロの傭兵という男。この男雰囲気だけはいいもの持っている。
　A・バンデラスとJ・クルーニーを足して2で割ったような印象。

・しかし、ひとつ気に入らないのがズブの素人が暗殺者として
　心身ともにスキルアップするための過酷な訓練シーンが
　まるっと切り捨てられ、挙句は銃の取り扱いだけサラ～っと教え
　後は取説読んでハイ終了！って椅子から落ちそうになりましたよ＾＾；

・少女とプロの暗殺者という構図だけで食指が動くワタシ。
　『二キータ』『レオン』『ハンナ』『キック・アス』など。
　

・また逆に少年と凄腕女マフィアの大傑作といえば
　ジーナ・ローランズ主演『グロリア』（1980）ですね～。
　この映画は『レオン』の原型といわれていることで有名。
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監督：ヴィッキー・ジューソン
脚本：アラン・ハートフィールド
音楽：


出演：ソフィア・ブラック＝デリア/ジェームズ・フレイン/リディア・レオナルド/
　　　　フィリップ・アルディッティ/


『MIA　ミア』