映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

ラブファイト

2008年11月23日 18時04分53秒 | 映画 ら行
評価★★★★



北乃きいのファイティングシーンには正直驚いた!
そこまで出来るとは・・・。

本作は楽しみにしていた作品でしたが
地元の映画館では上映されなかったため
名古屋駅前センチュリー豊田ビルの
ピカデリー5までJRで遠征してきました。
本日は、出演及び初プロデュースされてる大沢たかお氏の
舞台挨拶が15時上映終了後にあるという情報をコメントでいただき
早朝より出かけたのですが、残念ながら
その回のチケットは完売という札が貼ってありました。

先回の『GSワンダーランド』で
1ヵ月フリーパスポートが終了したため
約1ヵ月ぶりに料金を払っての鑑賞となった次第です。
(っていうか、ココは系列違うし)



大阪を舞台に、幼なじみのヘタレ男子高校生と
ケンカ上等の最強美少女がボクシングを通して
互いの心を確かめ合い、成長していくスポ根青春ラブ・ストーリー。

稔(林遣都)と亜紀(北乃きい)は幼なじみの高校生。
稔は幼い頃からいじめられっ子で、逃げ足だけは速いヘタレ男子。
一方の亜紀は、成績優秀、容姿端麗でありながら、
実は得意技は回し蹴りという男勝りのケンカ大好き少女。
昔から亜紀に助けてもらってばかりで頭が上がらない稔は
偶然出会った大木(大沢たかお)が経営するジムに通い
亜紀に内緒でボクシングを習い始める。

自分で自分を守れるようになって亜紀の呪縛から解放されたいと
真剣にボクシングに打ち込む稔だったが
ほどなく亜紀の知るところとなる。すると
亜紀もボクシングにハマってしまい、結局2人は
一緒にジムに通い始めるのだった。



この映画は北乃きいのためにあるような作品だと受け止めた。
容姿端麗でありながら、ケンカはめっぽう強い。
セーラー服のままでケンカする姿は、パンツまる見えだって
そんなことはまったくお構いなしの、まさに“おとこ女”である。
回し蹴り、前蹴り、うしろ回し蹴りと単発でなく
これを連続技で普通に披露してくれているものだから
女優業以外にテコンドーなど習っているのかなと思うぐらいだ。

また、劇中でクラシックバレエをしているシーンも
他のエキストラにまったく引けを取らず
かえっていちばん上手いんじゃないかと思わせるほどに
これも様になっていた。

そして、大木のジムに稔を追うように入門した亜紀は
先に入門していた稔より腕前がみるみる上達していくのが
けっこう面白いのである。
ボクシングの基本練習である“なわとび”などびっくりするくらいだ。
この映画、やたら多い長回しシーンのため
カット割りによる吹き替えが一切なかったものと思われる。

大木が元恋人の入院している病院に訪れるシーンなどは
黒澤映画の『どん底』に迫る長回しシーンか。
いや、それは言い過ぎだ!最近観た映画で言えば
クライヴ・オーウェン主演の『トゥモロー・ワールド』(2006)レベルかと。

稔と亜紀は、お互いに自分の本当の気持ちに気が付いてなかった。
それが、大木と知り合い、ボクシングに打ち込んで行く。
そういった中で、大木の元恋人に関するエピソードなどが
ふたりの良きスパイスとなって、稔と亜紀の見えなかった本当の想いが
ラストで見えてくるという、ある意味とっても
ベタな映画ではあるが、これが結構、胸キュンという感触を
何十年ぶりに味わせてくれた、そんな映画だった。

ラスト前のボウリング場でのシーンに
思わず、ウルウルとなってしまったワタシ。





おまけ)

稔を演じた林遣都くんは『バッテリー』では
野球のピッチャーとして経験者なみのスローイングをしており
続く『ダイブ!!』では飛び込みのスイマーとなり
本作ではボクシングと映画の中でスポーツ万能選手になっていく。
いいよね~!会社で資格を取っていくサラリーマンみたいだね^^


この映画で大沢たかおさんを初めて認めたワタシ。
それまで数々の映画に出演しているものの
イマイチ、彼の演技に疑問を持っていたのです。
しかし、今回の大沢たかおさんは役柄にもよるとは思いますが
なんだかとっても自然で親しみが湧いてくるという、
包容力があって、とても感じが良かったですね。

北乃きいさん、あなたこそスポーツ万能少女!
なんで、あんなに「なわとび」がお上手なのでしょう。
プロのボクサーの練習を見ているようだった。

そういえば、劇中で稔が順子(桜井幸子)に
飛行場近くの土手で地上すれすれに飛んでくる飛行機に向って
石をぶつけることが出来なかったとか言ってましたが
実際、その場で石を投げてしまった順子の石が
機長に昇格した田辺誠一の乗る飛行機でなかったことを祈る。

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監督:成島出
原作:まきのえり「聖母少女」
脚本:安倍照雄
撮影:藤澤順一
音楽:安川午朗
主題歌:ファンキーモンキーベイビーズ「希望の唄」


出演:林遣都/北乃きい/大沢たかお/桜井幸子/波岡一喜


『ラブファイト』

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17 コメント

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良かったですか (笛吹働爺)
2008-11-23 18:41:38
昨日の僕は体調が良くなかったせいもあるかも。
きいちゃんのハイキックを受けてみたいですね。
パンツのシーンではまともに画面を見られませんでしたが、短パンみたいなパンツを穿いてたような・・・。
昨日は中年以上のおじさんが7割、女性が数人、若い男性が5人くらいでした。高校生に見てもらいたい映画ですね。
返信する
パンチラ (ituka)
2008-11-23 19:52:12
あのパンツは校則で決まっているものだと思いますね^^
なので、まったく色気はないんですが、それが逆に余分な事を考えずに済んだので
ストレートに映画の内容に入れたのかもしれません。

>きいちゃんのハイキックを受けてみたいですね。

ワタシは受けて倒れて稔のように泣きたいと思います。
あの幼稚園児たちの演技は、なかなか上手かったです^^

そういえば、三井ビルのピカデリー1では全席自由席なんですね。
なんか、すごくレトロなイメージで楽しそうです^^
返信する
☆回し蹴りコンボ!☆ (TiM3)
2008-11-23 20:36:41
いやぁ、なんかワクワクしますねー。

ジークンドーみたいですねー、連続回し蹴り。

勢い付いて続編が製作されたら、今度は怪鳥音+ダブルヌンチャクなんかも披露してくれたりして(⌒~⌒ι)

観に行「きぃ」たい。
返信する
会長~! (ituka)
2008-11-23 21:08:56
「なんか、サンドバッグを無茶苦茶なぐってる女がジムに来てるんですが~!」
「稔がお世話になってます!って言うてはりますけど~」
会長と一緒に居た稔の顔が青くなっていきます。
ココはワクワクしましたね~^^

「ジークンドー」・・ブルースですね^^

>勢い付いて続編が製作されたら、
>今度は怪鳥音+ダブルヌンチャクなんかも披露してくれたりして(⌒~⌒ι)

続編、観たいですね~
北乃きいさんなら無難にやってしまうかも。若いのに器用な女優さんです^^
いや、若いからできるのかも。
返信する
14才の母 (笛吹働爺)
2008-11-27 16:35:46
今再放送やってるドラマにも、きいちゃん出てましたね。
返信する
幼な妻? (ituka)
2008-11-27 20:54:38
14歳で母だなんて・・
きいさんが母なんでしょうか^^
チョット気になりますね。
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14才の母、は (笛吹働爺)
2008-11-27 21:02:48
番組尾HPはこれ
http://www.ntv.co.jp/14/
主演、志田 未来

中学生が妊娠出産するというお話。
再放送も今日終わってしまったみたい。

きいちゃんは主人公の同級生役。
返信する
なるほど~ (ituka)
2008-11-27 21:44:17
2006年度のテレビドラマだったのですね。
志田未来さんってそんな前から女優さんをしていたんですね^^
来年劇場公開の『誰も守ってくれない』の予告編で初めてその存在に気が付いた次第です^^

でも、やっぱりきいさんの方が可愛いかな^^
返信する
志田未来は (笛吹働爺)
2008-11-27 22:46:01
同じく日テレ2005年のドラマ「女王の教室」で鬼女教諭(天海祐希)に対抗する役で有名でした。
http://www.ntv.co.jp/jyoou/

これに出てた福田麻由子ともども演技で注目されてます。

以上、ガールウォッチャー働爺でした。
返信する
お~ (ituka)
2008-11-28 22:06:23
6年生だったのですね。
このドラマは知ってます^^

>これに出てた福田麻由子ともども演技で注目されてます。

このキャストからすると福田麻由子ちゃんもなかなか良いですね~

>ガールウォッチャー働爺でした。

おっと、美少女ウォッチャーを改めましたね^^
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