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オートマタ

2016年03月06日 10時51分59秒 | 映画 あ行
評価:★★★☆【3.5点】




ロボット造形に関し美しさとリアル、どちらを映画に求めるか。




2044年、太陽風の増加により荒廃した地球。
人類は衰退し、人口はたった2100万人に激減していた。
不足した労働力を補うため、大企業ROC社によって
AIを搭載した人型ロボット(オートマタ)の
ピルグリム7000型が開発され、土木建築から家事に至るまで、
あらゆる分野で人間のサポート役として活躍していた。
ROC社では膨大な数のオートマタを管理し、
その安全を担保するために
2つの制御機能(プロトコル)を組み込んでいた。
1つめは“生命体に危害を加えてはならない”、
2つめは“オートマタ自ら修理・改造をしてはならない”というもの。
しかしある日、何者かによって改造禁止のプロトコルが
無効化されたオートマタが発見される。
ROC社の保険部で働く調査員ジャック・ヴォーカンは、
プロトコル変更という不正に手を染めた者を突き止めるべく
調査を開始するが…。
<allcinema>



地球が荒廃するというのは、近未来を描くうえでは
最も扱いやすいシチュエーションなのかもしれない。

舞台を一旦、何もなくなった世界に後戻りさせることで
ロボットの存在がより際立つ効果があるように感じる。
チョット前に観た『マッド・ガンズ』と雰囲気は似ていても
ロボット自体、二足歩行かそうでないかの違いにより
こうも見え方が違ってくるのが面白いところ。

敢えて人型ロボットにこだわる理由は人それぞれであり
大した意味は持たない。
但し、人工知能が進化し続け、人知を超えた存在となった時に
それが脅威となり人は精神的に本当に耐えうることができるのか。

本作のテーマは可なり哲学的で
難しいことを考える思考能力が衰えているワタシには
表面上の出来事しか理解できなかった。


【今週のツッコミ】
・現在、世界で急速に開発されている自動運転車ですが
 劇中に自動車を運転するロボットを見て、これこそ自動運転車(笑)
 
・ロボット保険担当員が主人公なので、人とロボットとの
 日常的生活空間が見られなかったのは惜しいところ。

・アントニオ・バンデラスのスキンヘッドって意外に似合う(笑)

・せっかくのロボット映画なんだから、より便利になったとか
 ここがすごい!というものを前面に出してほしかった。

・ちなみに、クリオを始め他のロボットはメカが本物っぽく
 娼婦ロボットがやたらエロティックに感じるから不思議(笑)
 でも、これだったら日本の今のロボット技術の方が
 はるかに人間っぽい質感があり使えそうなんですけど^^;

・必要のない目の瞬きがちょっと怖かった(笑)

・ところで近未来を舞台にしたロボット映画といえば
 期待値マックスの『EX MACHINA – エクス・マキナ』ですが
 公開はいったい何時なんだろう。
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監督:ガベ・イバニェス
脚本:ガベ・イバニェス/イゴール・レガレッタ・ゴメス/ハビエル・サンチェス・ドナテ/
音楽:ザカリアス・M・デ・ラ・リバ


出演:アントニオ・バンデラス/ディラン・マクダーモット/メラニー・グリフィス/
    ビアギッテ・ヨート・ソレンセン/ロバート・フォスター/ハビエル・バルデム/


『オートマタ』

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