評価:★★★☆【3.5点】
男から見てもトムハは魅力全開マックスだった!(笑)
高級スーツにオールバックの髪がとてもお似合いですね。
◇
1960年代初頭のロンドン。
華やかで活気にあふれたこの街で、
裏社会を支配していたのが双子のギャング、
レジナルド・クレイ(レジー)とロナルド・クレイ(ロン)。
強い絆で結ばれたクレイ兄弟だったが、その性格は対照的。
理知的で商才にも長けた兄レジーに対し、
弟ロンはひたすら凶暴で、すぐにキレて手がつけられなくなってしまう。
そんな中、部下の妹フランシスと恋に落ちたレジーは、
彼女のために犯罪から距離を置くようになり、
ナイトクラブの経営に注力していく。
それが気にくわないロンは破滅的な行動でたびたびトラブルを招き、
次第に兄弟の間に大きな溝が生じてしまうのだったが…。
<allcinema>
◇
これって実話だったのね。
にしても性格が恐ろしく対照的、クールで理知的な兄に対し
弟は精神を病んでいるとはいえ暴力的で一度キレたら手が付けられない。
まるで、『マッドマックス』のマックス&『ダークナイト ライジング』の
敵役ベインが兄弟になってる感じだ(笑)
本作、こういうギャングスターを扱う映画としては珍しく
ヒロイン目線で描かれている。
兄レジ―の恋人フランシスのナレーション(ボイスオーバー)が効いてて
ラストでこの映画に登場する兄弟が如何にして堕ちていったか
過去形として語っているところや息絶えた自分を眺望したり
見せ方など結構手の込んだ映画に仕上がっている。
しかし、やはり全体のテンポがもうひとつ遅く
盛り上がりに欠けていたことは確かだ。
実話といえどももっと脚色してもよかったのではないかな。
【今週のツッコミ】
・双子を一人二役で演じるトムハ、凶暴な弟には“ゴリラ”の愛称があり
兄の事を見つめては「美形だな!」とセリフで何度も語る。
確かに、美形でありクールでカッコいい!
もしや、そのコンプレックスの反動で暴力を誇示していたのか。
・弟の体格はでかく、近視のため眼鏡つけて鼻は曲がっている。
たぶん特殊メイクで右の鼻の穴に10ミリ程度の棒をセットしていたと予想。
ちなみに眼鏡は左側が若干上がりぎみで、図にするとこれ!→(<)
・ヒロインがチョイと幼い印象だったのは『エンジェル ウォーズ』の
ベイビードールを演じてた女優さんだからか。
セーラー服が未だに似合いそうだった(笑)
・イギリスでの紅茶の入れ方を学びたい。
・娘の挙式に喪服で登場する母のレジ―に対する反発係数の値を求めよ^^;
・弟の同性愛者発言が潔くてとても男らしい!
劇中、結構ネタになっていたけどね(笑)
兄のことを何度も美形と言う弟は続編で近親○姦の道へ…(ないです)
・刑務所に何度も入るのは決まってクールな兄の方。
弟の後始末でストレスも相当なものだったことだろう(アーメン)^^;
・ナイトクラブの兄弟の肉弾戦で弟のメガネが吹っ飛んだ瞬間
どっちがどっち?状態だった。
--------------------------------------------------------------
監督:ブライアン・ヘルゲランド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
音楽:カーター・バーウェル
出演:トム・ハーディ/エミリー・ブラウニング/デヴィッド・シューリス/
ダフィー/クリストファー・エクルストン/チャズ・パルミンテリ
『レジェンド 狂気の美学』
男から見てもトムハは魅力全開マックスだった!(笑)
高級スーツにオールバックの髪がとてもお似合いですね。
◇
1960年代初頭のロンドン。
華やかで活気にあふれたこの街で、
裏社会を支配していたのが双子のギャング、
レジナルド・クレイ(レジー)とロナルド・クレイ(ロン)。
強い絆で結ばれたクレイ兄弟だったが、その性格は対照的。
理知的で商才にも長けた兄レジーに対し、
弟ロンはひたすら凶暴で、すぐにキレて手がつけられなくなってしまう。
そんな中、部下の妹フランシスと恋に落ちたレジーは、
彼女のために犯罪から距離を置くようになり、
ナイトクラブの経営に注力していく。
それが気にくわないロンは破滅的な行動でたびたびトラブルを招き、
次第に兄弟の間に大きな溝が生じてしまうのだったが…。
<allcinema>
◇
これって実話だったのね。
にしても性格が恐ろしく対照的、クールで理知的な兄に対し
弟は精神を病んでいるとはいえ暴力的で一度キレたら手が付けられない。
まるで、『マッドマックス』のマックス&『ダークナイト ライジング』の
敵役ベインが兄弟になってる感じだ(笑)
本作、こういうギャングスターを扱う映画としては珍しく
ヒロイン目線で描かれている。
兄レジ―の恋人フランシスのナレーション(ボイスオーバー)が効いてて
ラストでこの映画に登場する兄弟が如何にして堕ちていったか
過去形として語っているところや息絶えた自分を眺望したり
見せ方など結構手の込んだ映画に仕上がっている。
しかし、やはり全体のテンポがもうひとつ遅く
盛り上がりに欠けていたことは確かだ。
実話といえどももっと脚色してもよかったのではないかな。
【今週のツッコミ】
・双子を一人二役で演じるトムハ、凶暴な弟には“ゴリラ”の愛称があり
兄の事を見つめては「美形だな!」とセリフで何度も語る。
確かに、美形でありクールでカッコいい!
もしや、そのコンプレックスの反動で暴力を誇示していたのか。
・弟の体格はでかく、近視のため眼鏡つけて鼻は曲がっている。
たぶん特殊メイクで右の鼻の穴に10ミリ程度の棒をセットしていたと予想。
ちなみに眼鏡は左側が若干上がりぎみで、図にするとこれ!→(<)
・ヒロインがチョイと幼い印象だったのは『エンジェル ウォーズ』の
ベイビードールを演じてた女優さんだからか。
セーラー服が未だに似合いそうだった(笑)
・イギリスでの紅茶の入れ方を学びたい。
・娘の挙式に喪服で登場する母のレジ―に対する反発係数の値を求めよ^^;
・弟の同性愛者発言が潔くてとても男らしい!
劇中、結構ネタになっていたけどね(笑)
兄のことを何度も美形と言う弟は続編で近親○姦の道へ…(ないです)
・刑務所に何度も入るのは決まってクールな兄の方。
弟の後始末でストレスも相当なものだったことだろう(アーメン)^^;
・ナイトクラブの兄弟の肉弾戦で弟のメガネが吹っ飛んだ瞬間
どっちがどっち?状態だった。
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監督:ブライアン・ヘルゲランド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
音楽:カーター・バーウェル
出演:トム・ハーディ/エミリー・ブラウニング/デヴィッド・シューリス/
ダフィー/クリストファー・エクルストン/チャズ・パルミンテリ
『レジェンド 狂気の美学』
なんだか弟が小姑みたいで兄嫁の癇に障りまくってる関係性が面白かったです(笑)
弟にもうちょっと高めのIQ与えてもよかった気がします。
あれではホントに野生のゴリラですもんね(←おいおい)
それだけでトムハ好きとしては満足度高いんですが、ギャング映画としては盛り上がりに欠けたのは残念。
個人的には兄弟の複雑な愛情の部分をもっと描いてほしかったと思いました。
たぶん兄は普通に演じてて、弟の時に鼻の穴や入歯、斜めのメガネとか
小細工してましたし(笑)
>ある意味、母は娘の末路を予言していたわけですね。
あ、ほんとそうですね!
そういうシニカルな笑いのセンスまで提供してたんですね(←いや、amiさんのセンスです)^^
>弟の同性愛者発言が潔くてとても男らしい!
「人種差別はしない」に思わず拍手しそうでしたよ(笑)
>娘の挙式に喪服で登場する母
ある意味、母は娘の末路を予言していたわけですね。
ワタシは弟の凶暴性にもっと知性があったら断然こちら側でした。
最後の妻のナレーションに意外性があって割とトリッキーな演出だな~と思いました。
ストーリー展開も、マフィアものとして結構好きな感じでした。
結構、頭を使っています(笑)
是枝監督ってCMにも手を出しているらしいですね。
>残念ながら他の感想サイトでそこに触れてる人はいませんでしたが。
なるほど、たぶんワタシも観たとしても見抜けなかったかもしれません。
>是枝作品は一見淡々としてるようにみえて密かな仕掛けがあるように思います。
あ~、それはなんとなく分かる気がします。
阿部ちゃんのダメおやじっぷり、どこかで見たと思ったら「カラスの・・」でした。
嵐の夜に劇的な何かが起きると期待してたが肩透かし、最後までダメおやじだな、と思ったら、彼が気を取り直す瞬間がやってくる。その後の明るい未来をちらっと予感させてくれるシーンでした。
残念ながら他の感想サイトでそこに触れてる人はいませんでしたが。
是枝作品は一見淡々としてるようにみえて密かな仕掛けがあるように思います。