
評価:★★★★【4点】
雰囲気的には1950~60年代のレトロっぽさのある作品。
映画の背景も関係してるんでしょうが
風景の構図やら、松ケン似の主人公のルックスやら
いや、松ケンというよりテレビドラマ「ライフルマン』の
チャック・コナーズ系の顔立ちからしてそう思える。
そして、トドメは作品自体の、ぬり絵のようなカラー表示。
そのぺタッとした色の付け方が妙に古臭さを感じさせたのです。
◇
第一次大戦前夜のイギリス。
農村の小さな牧場で一頭の仔馬が誕生する。
その仔馬は貧しい農夫テッドによって競り落とされ、
少年アルバートの家にやってくる。
そしてジョーイと名付けられた仔馬は、
アルバートの愛情を一身に受けて、
賢く気高い名馬へと成長していく。
しかし戦争が始まると、アルバートが知らないうちに
イギリス軍へ売られてしまうジョーイ。
やがて、ニコルズ大尉の馬として
フランスの前線へと送られたジョーイは、
ついにドイツ軍との決戦の時を迎えたのだったが…。
<allcinema>
◇
とにかく、馬のジョーイの演技が素晴らしく
それぞれのシーンで観る者の期待に応えてくれるのがいい。
よくもまあ、あんなに細かい演技ができるモノですね。
調教したスタッフの苦労も計り知れません。
戦火の馬として、行く先々でひとの手を渡り歩き
その誰もが名馬として手厚く接するところが
なかなかいいんですよね~。
ジョーイの背中にまたがると、それは別れが近くなる。
これは人手に渡るたびに、ひとつの法則のように
それは確実に起こっていたことが興味深かった。
おまけ)
・もうひとつ説明不足な部分があった気がするんですけど。。。
ニコルズ大尉が前線に向かう時、ふと振り返ったときに
蔵のなにを見てどう思っていたのか。
アレはしっかりピントを合わせてワンカットでも映すべきでしたね。
・有刺鉄線に絡まったジョーイを敵味方双方の塹壕から兵士が出てきて
ジョーイを助けるところは、本作で唯一の笑える名シーンだった。
敵同士なのに世間話はじめちゃって
コインでジョーイの引き取り決めるシーンは、なんてお茶目なんでしょう。
・また、その前に塹壕でだれもフクロウの泣き真似せずにホッとしました。
っていうか、ほんとうにフクロウの泣き真似で馬を呼ぶことが
先住民のインディアンの時代から続いていたのかが怪しいとか。
・家にはお金がないと言っていた爺ちゃんと少女の家庭が
いつのまにか1000ポンドもポンと出せるまでに急成長した秘密とは?
・エミリー・ワトソンのことを美人妻という小作料取立人の
その感性にチョット疑問符が^^;
・ひときわでかい黒馬とジョーイの友情はいいね!
連れを気遣う気持ち自体が人間並みだった。
----------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リー・ホール/リチャード・カーティス
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ジェレミー・アーヴァイン/エミリー・ワトソン/デヴィッド・シューリス/
ピーター・ミュラン/
『戦火の馬』
雰囲気的には1950~60年代のレトロっぽさのある作品。
映画の背景も関係してるんでしょうが
風景の構図やら、松ケン似の主人公のルックスやら
いや、松ケンというよりテレビドラマ「ライフルマン』の
チャック・コナーズ系の顔立ちからしてそう思える。
そして、トドメは作品自体の、ぬり絵のようなカラー表示。
そのぺタッとした色の付け方が妙に古臭さを感じさせたのです。
◇
第一次大戦前夜のイギリス。
農村の小さな牧場で一頭の仔馬が誕生する。
その仔馬は貧しい農夫テッドによって競り落とされ、
少年アルバートの家にやってくる。
そしてジョーイと名付けられた仔馬は、
アルバートの愛情を一身に受けて、
賢く気高い名馬へと成長していく。
しかし戦争が始まると、アルバートが知らないうちに
イギリス軍へ売られてしまうジョーイ。
やがて、ニコルズ大尉の馬として
フランスの前線へと送られたジョーイは、
ついにドイツ軍との決戦の時を迎えたのだったが…。
<allcinema>
◇
とにかく、馬のジョーイの演技が素晴らしく
それぞれのシーンで観る者の期待に応えてくれるのがいい。
よくもまあ、あんなに細かい演技ができるモノですね。
調教したスタッフの苦労も計り知れません。
戦火の馬として、行く先々でひとの手を渡り歩き
その誰もが名馬として手厚く接するところが
なかなかいいんですよね~。
ジョーイの背中にまたがると、それは別れが近くなる。
これは人手に渡るたびに、ひとつの法則のように
それは確実に起こっていたことが興味深かった。
おまけ)
・もうひとつ説明不足な部分があった気がするんですけど。。。
ニコルズ大尉が前線に向かう時、ふと振り返ったときに
蔵のなにを見てどう思っていたのか。
アレはしっかりピントを合わせてワンカットでも映すべきでしたね。
・有刺鉄線に絡まったジョーイを敵味方双方の塹壕から兵士が出てきて
ジョーイを助けるところは、本作で唯一の笑える名シーンだった。
敵同士なのに世間話はじめちゃって
コインでジョーイの引き取り決めるシーンは、なんてお茶目なんでしょう。
・また、その前に塹壕でだれもフクロウの泣き真似せずにホッとしました。
っていうか、ほんとうにフクロウの泣き真似で馬を呼ぶことが
先住民のインディアンの時代から続いていたのかが怪しいとか。
・家にはお金がないと言っていた爺ちゃんと少女の家庭が
いつのまにか1000ポンドもポンと出せるまでに急成長した秘密とは?
・エミリー・ワトソンのことを美人妻という小作料取立人の
その感性にチョット疑問符が^^;
・ひときわでかい黒馬とジョーイの友情はいいね!
連れを気遣う気持ち自体が人間並みだった。
----------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リー・ホール/リチャード・カーティス
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ジェレミー・アーヴァイン/エミリー・ワトソン/デヴィッド・シューリス/
ピーター・ミュラン/
『戦火の馬』
「レッド・ドラゴン」、盲目女子のエロさが忘れられません(笑)
ベタながら泣かされる古典的な作品に安堵(笑)
高年齢層での観賞で、館内、すすり泣き状態でした(笑)
「シェイム」
どうせヤバイとこはモザイクだらけなんでしょうね…。
クルーニー兄貴に「ゴルフクラブ並み」と言わせた持ち物は拝見できないのでしょうか…(大爆)
『レッドドラゴン』のエミリー・ワトソン思い出せませんです^^;
あの額がキュートなのかなと想像してます。
本作、なんのヒネリもなく、まっすぐストレート勝負でしたね(笑)
こちらの映画館もラスト辺りから館内のあちこちからすすり泣き多かったです。
ワタシも、じんわり涙が。でも、流れるまではなかったな^^;
マイケル・ファスベンダーのアレってゴルフクラブ並みなんですね!
って、細長くて先端がクイックに曲がっているのでしょうか(爆)
クルーニーの言い回しって外人独特なんですよね。
日本人なら馬並みって言われた方が分かりやすい(爆)
モザイクも目を細めれば大凡は見えるかもよ(←おい)^^
次々に更新される貴レヴュー、勢いを感じます。(*^_^*)
さて本作、予告編だけで泣きそうになりました。
動物モノはどうしても涙腺が弱くなります。
ジョーイ君の孤高なる姿、美しさ、絵になりますね。
週末、『ものすごく・・・』で後追いさせて頂くつもりでしたが鑑賞予定作が変わりそうです。なので貴レヴューも先程解禁(*^_^*)、いつか鑑賞させて頂く時に備えます~。
itukaさんのおまけの突っこみ、1から10まで(そんなにナイか
全く私も同様に思いましたよー♪
特に
>エミリー・ワトソン、観ながら突っこんでしまいました。スマンッです~(笑)
ジョーイと黒馬が寄り添う度に"馬が合うのねぇ~"と繰り返し(笑)
ジョーイが痛そうにする度に、な~んてウマいのの~~ぉ
予定調和は否めませんが、やはりこうあって欲しいラストで良かったです♪
1日に3件もアップしたり、2週間もなにもなかったり、このバラツキがワタシの適当なところです^^
そうなんですよ、予告編だけで良作なんだろうな~って思わせますよね。
スピルバーグだけに、細かい演出も期待して行ったり
そして、その期待どうりでそこそこ満足しています^^
お!「鍵穴を探す少年」の予定が変わったのですね。
変更された作品は、もしかして『シェイム』でしょうか~(←おい)^^
おまけの箇条書きに同意してくれて安心しましたよ(笑)
あそこでの、その台詞を言い終わる前に「はあ?」ってなりましたもの^^;
黒馬トップソーンはひときわでかかったですよね。
まさにサラブレッド!
ジョーイも彼(黒馬くん)から見たら自分の弟みたいに見えたのでしょう。
馬同士のさりげない労り合いも泣かせますよね。
じんわりと目が潤んで「いい映画を観たな~」って満足しました(笑)
予定調和でも、映画には夢を求めたいので
こういう作品好きです^^
ラストも感動しました(T.T)
オマケ部分ですが・・・
エミリーワトソン、美人って(^^;
私も思いました(笑)でも、あの時代で、あの辺の地域では、美人だったのかも?
前半、フクロウの泣き声で馬を呼ぶなんて聞いたことないって思いましたが、最後に生きてくるんですね。でも、itukaさんが言うように、あの塹壕で誰もフクロウしなくて良かったです(笑)
>いつのまにか1000ポンドもポンと出せるまでに急成長した秘密とは?
あのおじいちゃん、馬の鞍とかも縁の下(って言うのかな(^_^;))に隠していましたから
隠し財産も持っていたのかも?(笑)
最初ワタシは、馬になんか感情移入できるんだろうかと、若干の不安があったんです。
でも、観ていくうちに徐々にジョーイのペースにハマってしまいました(笑)
確かに予定調和な作品でしたが、スピルバーグはこういうの撮らせたら巧くまとめますよね。
美人妻エミリー・ワトソンに???ですよね!(爆)
そうか~、あの時代のあの集落(←こら)では高根の花だったのね。
もしかしたら、小作料取立屋は体で返せという深読みもできますよね^^;
塹壕でフクロウのまねしてもジョーイは動けなかったですもんね。
逆に、もがいて更に深傷になってたらと思うと、アレで本当によかったです。
あの爺やはそんなことしてたんですか!
まるで、『七人の侍』の百姓みたいですよね(笑)
何にも期待してなかっただけ、素晴らしい作品に思えました。
風車兄弟が悲し過ぎました・・
密林に突撃するニコルズ大尉の舞台のシーンは
『ラストサムライ』前半の惨敗シーン(トムクルが捕虜になる展開)を連想してしまいました(×_×)
正:密林に突撃するニコルズ大尉の「部隊」のシーン
ですです~(×_×)