今週は、福田和代さんの『タワーリング』を読みました


ビルジャックのお話。
実在する六本木の高層ビルのあれやこれやが、
お話の根っこになっています。
人質になる、高層ビル最上階に住む社長を中心としてのびた、
ひと、ひと、ひと、ひと、の、関係。
日常の中で隠れていた関係や思いが、
事件の中で現れてきて、面白かった
「-佳奈!

」
袋の中でくぐもった川村の声

「父さん

」
だからこれが、俺から省吾への最後の贈り物なのさ

「おまえがうっかりバベルの塔を建てたなら、俺が必ず止めてやる

」



六本木ヒルズの開発の構想や機能・・・
実際に目にしている場所が、
モデルになっていると、
踏み入れる時、その場所に足を置くのも、
違う意味を持つような気がしてきます。
キョロキョロ・・・
川村社長や船津さんを・・・探してしまいます
面白かったです。


