『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

<千年の愉楽/若松孝二>

2013-01-21 | 映画・ドラマ・舞台
先週、東京・テアトル新宿で行われた、
<千年の愉楽>の先行上映に行ってきました

<血>とか<業>とか、
そういう人間の奥深いところにある、濡れた場所に触れるお話でした。

簡単に手を出したらいけない、
そんなところに、丁寧に入っていく、

それが、若松監督の作品だ・・・と思いました。



監督/企画/プロデューサー 若松孝二

  

 

若松監督の作品は、
衝撃的な、でも大事なところに触れる作品が多かったです。

先日お亡くなりになった大島渚監督の、
<愛のコリーダ>のプロデュースもされています。

若松監督、大島監督の、ご冥福をお祈りします。



原作/中上健次
脚本/井出真理
音楽/中村瑞希/ハシケン
撮影/辻智彦/満若勇咲

キャスト
寺島しのぶ/佐野史郎/高良健吾/高岡蒼佑
染谷将太/井浦新 ほか。 



作家の中上健次さんが、
故郷和歌山を舞台に書いた小説。

年老いたオバ(寺島しのぶ)は思い出します。

紀州の<路地>で生まれて、
女たちに<愉楽>を与え、亡くなっていった男たちのことを。

冒頭、衝撃の登場をする、
井浦新さの演じる中本彦之助、

その息子高良健吾さんの演ずる半蔵、
高岡蒼佑さん演ずる半蔵の叔父三好、
染谷将太さん演ずる半蔵の従兄達男・・・。

彼らの誕生から死まで、
助産師のオリュウノオバは見つめ続けていたのでした。



出演者のみなさんの、
映画に、若松監督に対しての<愛>を、

上映後の舞台挨拶で、すごく感じました。




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