『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『コスモプラネタリウム渋谷/HAYABUSA帰還編』

2011-03-29 | イベント
先週渋谷で、
1時間と少し・・・という微妙な時間がポッカリした時に、

コスモプラネタリウム渋谷に行ってきました。



ここで今月末まで延長上映されているのが『HAYABUSA帰還編』です。



昨年話題になった『HAYABUSA』のプラネタリウム用映画というのかな?

これが・・・なんというのか

めちゃんこ感動します

小惑星探査機の『HAYABUSA』ちゃんというのかくんというのか、

これが擬人化されていて、

もう、ハラハラさせるのです。



小惑星の「イトワカ」をみつけて飛んでいく姿や、

着陸に失敗して・・・エンジン停止・・・連絡が途絶えて・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・え



ちょこっと時間をつぶすはずが、とんでもない。

『HAYABUSA』ちゃ~んと、

思いきり、空(プラネタリウムの)にくぎ付け状態でした。



途絶えていた連絡がとれ・・・

ボロボロになって戻ってくる『HAYABUSA』

最後には、地球を確認し、

自分の仕事「イトカワ」のサンプルを、渡し(切り離し)

大気圏に突入して、燃え尽きてしまうのです



美しい地球の青を見ると、

今という時だから、

複雑な気持ちになりました。

そして、

この地球を大切にしたい、と思いました。



『平和に生きる権利』

2011-03-28 | 立ち直っていく、という時に。


今日は、久しぶりに、
ビクトル・ハラを聴いています



ビクトル・ハラのこと。

昨日、あるアーティストの演奏する『不屈の民』を聴いて、
たくさん元気になりました。

その心を胸にとどめておこうと思って、
ビクトル・ハラを聴いています。



地震が起きて、

いろいろ、自分のこと、自分のまわりのひとのこと、考えます。



被災地のひとは、私たちのように、家も仕事もあるひとに向かって、

「電気は大丈夫なのか?」

「寒くないか?」と、心配してくれました。

しかも、「動けなくてごめんなぁ。」と言って、
申し訳なさそうな顔をしていました。

泣けました

無力で、いっぱい泣けました



私たちは動けます。

動いて、働いて、経済をまわしていかないといけないと思いました。

今は、まず、今しなくてはいけないことを、やらなくては。

動きたくても動けない人たちのために。



地震の前も、大変な不況で、困った顔のひとが多くいました。

こういう事態になって、どれくらい大変になるのか想像ができません。

しかも、放射能という、目にみえない『不安』に、

『不確か』という情報のふりかけがかかった、

というおにぎりを、

毎日、生きるために食べている・・・みたいな生活を送っていると、

悪くなかったところまで、調子が悪いような気がしてきます。

もともと悪かったところなんて、

「私もかまって」と、痛み出すし

だから、今日は、
昨日の勢いのまま、ビクトル・ハラで、

がんばろうチャージをしています。



先週の、被災地の方々の、

あの、おばあちゃんの、冷たくてかたい指を、

やさしい、あたたかい笑顔を思い出して、

さぁ、今日も、もう少し



大切なごはんやさんや、

コーヒーやさんや、

パンやさんや、

文房具やさんや、

花屋さんや、

八百屋さんや、

お魚やさんや、

みんなが、なくならないように。

買い占める分のお金を、

使いましょうね。

私は買い占めはしてないけど

不安の、よくわからない中でも、

変わらず、今までと変わらず、

やっていくことが、大事だと思いました。



『みんな、やさしさからできている。7』

2011-03-25 | みんな、やさしさからできている。
東北地方太平洋沖地震 緊急災害募金
がんばろう!日本

つぶやきドネーションプロジェクト

一時的な避難所を提供できる方が情報登録できるサイト”SparkRelief 日本”

被災地にお風呂を。

いまこそ東北。いまこそ茨城。

第83回選抜高校野球大会 選手宣誓(創志学園 / 野山主将)

東日本大震災・台湾で義援金47億円集まる。

『国民の映画/三谷幸喜』

2011-03-25 | 立ち直っていく、という時に。


大切な知人が舞台でがんばっているので、
観に行ってきました。

よかったです。

いろんなものが心に・・・来ました。

舞台の上に立つひと、
観ているひと、
劇場のひと、

みんなが、
いろんなことを思いながら、
そこにいることが、大切な時間でした。

舞台がはじまる前の、
三谷幸喜さんの挨拶も、よかったです。

パルコ劇場の照明も全体的に落とされたなか、

東北関東大震災被災者の方々へのお見舞いの言葉と、
「ひとりでもお客さんがいて、役者がいて、劇場があったら、やりたい。」という、

心のこもった、あたたかな三谷さんらしい言葉でした。

三谷さんが、はっきりと、きっぱりと、
僕は、やります。と言ってくれたから、

私たちは、その時間だけは、いろんなことを心にしまって、
舞台に目を置くことができました。

心が、ずいぶん助かりました。

そして、自分がしなければいけないことに、
心を戻すことが、ほんの少し、できました。ありがたかったです。



舞台『国民の映画』

小日向文世(ヒトラー内閣の宣伝省初代大臣/パウル・ヨゼフ・ゲッベルス)
石田ゆり子(ゲッベルスの妻マグダ)
風間杜夫(映画監督で俳優のヤニングス)
段田安則(ナチス親衛隊長のヒムラー)
白井晃(空軍総司令官ゲーリング元帥)
小林隆(ゲッベルスの執事/フリッツ)
シルビア・グラブ(女優)
今井朋彦(人気作家ケストナー)
小林勝也(名優)
新妻聖子(女性監督)
吉田羊(新人女優)

荻野清子(音楽・ピアノ)

1941年時のドイツ・ベルリンを舞台に、
宣伝大臣ゲッベルスと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマ。

登場人物のひとりひとりが、すごく個性的で、
笑いもたっぷり混ぜられていて、

二幕合わせて3時間も、
さすがな役者さんたちで、楽しく観ることができました。

ただ、この設定は、
ラストは暗くならざるをえないものなので・・・

最後は、せつなく重いものが残りました



いま、舞台やイベント、スポーツ、CDの発売など、
エンタメ関連のものは、「やめる」と「やる」のせめぎあいが続いています。

『戦争という状況下に映画という娯楽は必要なのか』

劇中の問いかけは、
今だから、よりリアルに胸に突き刺さりました。



私たちは、これから、たくさんたくさん、がんばらなくちゃいけない。

がんばろう、とか、我慢しよう、とか、それは、すごく大事。

でも、普通以上に、頭やからだ、心を使うと、使い続けると、

みんな、疲れてしまう。

心が疲れてしまうのは、とてもとても、厄介です。

みんなでがんばるために、がんばり『続ける』ために、

音楽や美術、映画、演劇が持つ力は、大きいと思いました。



いいものを観ました。

いい時間を過ごせました。

ありがとうございました。