BIBA☆ハンドメイド

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カフェボウル

2007-06-14 01:18:16 | 陶芸


 真夏の太陽の下で灼熱に焼けた土も、しばらく掘るとひんやりした感触に変わります。逆に、冬の雪の中で凍った土でも、その奥ではしっかりと温かさを保っています。土に触れるとき、陸上に生きるすべての生物を育む、大地の尊さを改めて知らされます。
 
 オリジナルの益子焼のカフェボウルは愛着ある一品。陶芸講座で制作したものです。
 くるくる回るロクロと息を合わせ、思い通りの形に仕上げていく楽しみは、陶芸の醍醐味でしょう。ロクロの経験は少ないのですが、どうやら大切なのは回転軸をしっかり取ることのようです。そのためには自分の中心軸を意識することが必須で、これは例えば、野球やゴルフ、バレエなどと通じるような身体感覚を思い起こさせます。「腰を据える」と言うのでしょうか。単なる手先だけの作業だけではないようです。
 粘土は乾くと幾分縮みがでるので、やや大きめに作陶します。後日、素焼きされた器に絵付けをしましたが、私は土の素材感を出したかったので透明の釉薬をかけました。さらに茶色のドット模様を入れ可愛らしく。そしていよいよ本焼きへ・・
とはいえ、こちらは窯元におまかせです。

 釜出しの日がお正月だったので、残念ではありましたが焼き上がった作品は郵送してもらいました。完成した器はモダンな和風テイスト、イメージ通りです。手に取ると、とても軽いのに驚きます。器と土の量のバランスがちょうど良かったのでしょうか。
 ポタージュを入れたり、アイスやみつ豆などデザート用にしたりと、なかなかの活躍ぶりです。やはり自分で作った食器は特別ですね。このカフェボウルに触れるときは、愛おしさでいっぱいになります。

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2 コメント

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Unknown (shohei)
2007-06-16 06:01:22
その芸術の体感度が素晴らしい!私も何か芸術にチャレンジしたくなります。
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TRY! (ive801)
2007-06-16 09:03:57



自分では芸術と意識したことはありません^^
ほとんど子供の頃に熱中した、遊びの延長です(笑)

どろんこ遊び→粘土遊び→陶芸

数珠玉つなぎ→ビーズ

藁編み、草の葉編み→ニットやレース編み

などなど。。。

ある意味、原始的でしょうか?
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