ぐんぐんと夏が伸びる
成層圏まで届くロマンティック
白い観覧車の一番上よりも
サイダーの炭酸が、ちりちりと霧になる先よりも
エコーする蝉の鳴き声を追い越して・・・
夏休みに入って、輝きを増した太陽と子供たちの歓声。
ひまわりのスタンプは、カラーを変えて楽しくスタンピング。
小さなスケッチブックが、あっという間に夏景色に。
関東平野の夏は暑い
濃度の濃い砂糖水のような暑さが
ぴたりと貼り付いたまま動かない
ゆらゆらと地熱が昇る中を、
どこからともなくやって来たアゲハチョウが
軽やかな優雅さで、何気ない空間を幻想へ変えていく
鱗粉がまぶされた美しい羽模様と、繊細にふるえる触覚
その姿が視界から消えたあとも
まだゆっくりと、夢のフィルムは回り続ける
夏の空色、シアンカラーでスタンプしたアゲハチョウ。
アートカッターを使い、細かい線を彫れるようになったものの
うーん、微妙に左右対象でなかったかな・・・
葉の切れ込みや、形のバランスが美しいアイビー。
密になって塀や壁を這う力強い様子も、
ひらりと数枚、テーブルの上に乗った姿にも、
それぞれ趣があります。
四季を通して緑を提供してくれる、頑張りやさん。
アイビーの、ナチュラルさを生かしたスタンプは、
無造作にかたどった、薄いシルバーグリーンのスタンプの上に
重ね押しをして清々しい雰囲気に。
たった葉っぱ一枚でも、スケッチをするために向き合っていると
ふわっとした息吹やエネルギーを感じることができます。
そして小さな消しゴムに掘り出すとき、
形は、なごみとなって再現され
インクを付ければ、紙や布の上で自由に動き回ります。
自然と人間のすてきな共同作業です。
キラキラのゴールドのハートをワンポイント的に使って、
シンプルなレターセットをセンスアップ。
「こんなのあったらいいな」も、消しゴムはんこなら即可能です。
暮らしに少し、アートのエッセンスを加えるゆとりを大切に。
それに手作りしているときは、不思議に時間が優しく経過していきますね。
出来上がったものは、どんな小さなものでも世界にたった一つの宝物。
自分のハートにも、温もりと、キラリと光る何かが宿るような気がします。
クマバチやミツバチ、アゲハチョウにシジミチョウ
虫たちが、忙しそうに飛びかう昼下がり
夏のせせらぎと、そっと腕をつかむ湿気
風に揺れて嬉しそうに薫る青い草
高い梢から足元にこぼれた光が、
地面をくすぐっては、また空へ戻って溶けてゆく
しんなりした暑さに覆われた花畑で・・・・
さて、今日のスタンプは、うさちゃんからの夏のご挨拶。
ひょっこり顔をだした、ウサギの表情が可愛く出来ました。
動物ものは、やはり楽しんで作っちゃいます。
アルファベットはまだまだ・・・・
軽やかに歌う鳥と、風のトレモロ
朝が美しい深呼吸をして、目覚めへと促す
ドイリー型のスタンプは、直径2.4㎝。
なにより、手作業での下絵作りに苦心しました。
放射状に描いた線を分割、さらに分割して模様を入れて・・・
あまり均等とはいえない彫りが、かえって風と光に揺らぐレースの
ように見えるのではと、これはこれで、よし。
レーシーなスタンプで素敵な朝のはじまり。
手紙には、なにを綴りましょう?
コーヒー豆を挽かないときでも、眺めていれば
嬉しくなるお気に入りのコーヒー・ミル。
今日はモデルになってもらいました。
ずっしり重いミルも、このようにミニミニにしてしまうと
とたんに愛らしく写ります。
もちろん彫るのも、それなりに難儀しますが、とにかく集中。
荒削りながら、味わいあるスタンプになったでしょうか。
A5サイズのレター・ペーパーに並べて押してみると・・・・
おしゃれでシックです。
カードやタグなど、いろいろ活用できそう。
さて、彫ったあとは一休み。
コーヒーの味もひと味違うかも?