まだティナが、小さいときに会ったことのある「ポン太君」

今朝は久しぶりに公園で一緒になったのよ。
ポン太君はお腹を見せて、ひとりひとりにご挨拶。
ティナは「遊ぼう~

」って誘ってみたんだ。
クルクル


ビューン! 駆けっこの始まり始まりィ

ポン太君とたくさん走っていたら

大好きなリッキー君がお洒落にカットしてやってきた。
ますますハンサムぅ~

もちろん、私は一番にリッキー君のところに走っていったのよ。
すかさずポール君はリッキー君にクンクン攻撃!
その間に少し離れたところに探検だ~イ
なんだか・・・いい匂い・・・


どこだろう・・・


みーつけた!
背中を草の上でごしごし。

う~ん。すごく気持ちいいから、何回もごしごし。
「また、ミミズがいるの?」
お母さんが近寄ってきて、草のにおいをかいだ。


「ん???・・・・く・くさい・・・」

「ね~!ステキなニオイでしょ!?もう少しごしごし!してもいいでしょ?」



「まって・・・牛の糞みたいなニオイよ!・・・何もないみたいだけど・・・」
すると、ポン太君のおかあさんが、


「大変!ティナちゃんの服に ”う○ち” がついてる!!」
「ぎゃ===



首にも足にもリードにも・・・」
お母さんに抱えられて水道に直行

ティナは右足から首まで水で洗われた。
「だめだわ・・・


く・さ・い・・・


」

私は身体の半分が濡れて、片方だけ痩せっぽちになってしまったの。
こんな風に半分だけ小さくなるのはかっこ悪い。
「残念だけど、お先に・・・帰ってお風呂に入れるわね

」

「うん。帰る・・」
私は恥かしくって、紐を強く引っ張って、家のほうに走ったんだ。
「ティナちゃん、バイバイ~!

」
みんなの声が遠くで聞こえた。
玄関を開けると、風呂場に直行!
泥んこになったときと違って、頭からお湯をかけられて


ブクブク泡だらけになったの。
イヤだからもがいたけれど
お母さんは離してくれなかった。


「イヤだわ。わたしの鼻にまで付いているみたい・・・くさい!」
お母さんの鼻も洗った。
ストーブの前で乾かして、
お母さんがティナの右の首をクンクン


した。
「エ~ッ!!まだ臭う!」
今度はマジックウォーターを吹き付けられて
何度もゴシゴシ拭かれちゃったの。

な~んだ・・・せっかくいい匂いをつけて気持ちよかったのに・・・
何にも匂わなくなっちゃうよ~
どうして??
お母さんはクサイって言うんだろう??
私は大好きよ!
