ギター少年と化した馬関が、心震わせたのが、そのグレープのファーストアルバム「わすれもの」に収録された「紫陽花の詩」です。(^-^)
どこか懐かしい感じのするシンプルなメロディーに、何とも切なく叙情的な歌詞が、目の前に往時の長崎の街を浮かび上がらせるような、そんな珠玉の小作品だと思います。(^_^)
のちに、アマチュア時代にディレクターの目に留まったグレープがその審査で数曲を披露したうちの一つ、デビューのきっかけになった大切な一曲だと知りました。( ; _ ; )/~~~
さださんは、当時のアルバムのライナーノーツに、「心がお腹を空かせたら、この曲のとおりに長崎の街を歩いてみる」と記されています。( ^_^)/~~~
今でも、馬関はこの「紫陽花の詩」を弾き語りでよく歌います。サビの高音が綺麗に出ると喉の調子が良いと判断できる、歌唱のバロメーターにもなっている曲です。(^。^)
その歌詞を少しだけ。
♬ 蛍茶屋から鳴滝までは、中川抜けてく川端柳、人の心を誤魔化す様に、七つおたくさ、あじさい花は、おらんださんの置き忘れ ♬
この歌詞に出てくる「おたくさ」とは、かの有名なオランダ医師のシーボルトが名付けたもの。
シーボルトは、日本に西洋医学を伝える一方で博物学者の顔も持ち、オランダ帰国後に「日本植物誌」を刊行しました。
この中で、ヨーロッパにはなかったアジサイを、日本人妻・楠本滝の愛称「おたきさん」にちなみ、「オタクサ」(学術名)と命名して紹介したそうです。(^-^)
では、グレープの名曲「紫陽花の詩」を、ごゆるりと、、、( ^_^)/~~~
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■紫陽花の詩/グレープ
「紫陽花の移ろふ色や恋心
阿蘭陀さんの置き忘れとや」
by 祖谷馬関