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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「むざんやな甲の下のきりぎりす」 芭蕉

ここのところ、一段と冷えましたね。(°▽°)

一昨日、金沢あたりでは「竜巻」が発生したとか。🌪

荒れた天気も季節の変わり目を告げているのか、容赦のない感じですね。(≧∇≦)

昨今の異常気象は、豪雨や台風に限ったことではありません。
冬においても、降雪量や気温の異変など、気が抜けない状況です。(T . T)

欧米では、すでに選挙の大きな争点に「異常気象」や「脱炭素」が上がっています。(^-^)

我が国は、、、「カーボンニュートラル」が重点政策に挙がる一方で、政治家どものつまらない揚げ足取りが続いている、、、「政治不在」と言われても仕方ないですよね。( ; _ ; )/~~~

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

さて、「奥の細道」より、今日の一句。

「むざんやな甲の下のきりぎりす」 芭蕉

この句からイメージする情景が、名句「夏草や兵どもが夢の跡」や辞世「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」とよく似ていると感じるのは、馬関だけでしょうか。(^。^)

昔の戦場跡でしょうか。古びた甲が転がり、その下できりぎりすがじっと身構えている、、、「無惨やな」という上五句から寂寥感が漂って来ます。(^-^)

句意を調べてみましょう。(^_^)

(解説)
ここでいう甲は、多田神社に奉納されているものですが、斎藤実盛という武将の甲だとされます。
かつては斎藤実盛がかぶって勇壮に戦った甲の下で、今はころおぎがさみしく鳴くばかりである、あわれなことよと感慨を抱いているのです。
「むざんやな」という言葉は、今目の前で鳴いているこおろぎにかかるのではなく、かつて悲劇的な最期を遂げた武将を偲んで出てきた気持ちです。

(句意)
あわれにいたわしいことよ。かつて勇壮にたたかった武将、斎藤別当実盛の甲の下で、今はコオロギが鳴くばかりである。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

甲の持ち主は斎藤実盛。平安時代末期の人で源平の戦いにおいて数奇な人生を辿った人物、とのこと。(^_^)

室町時代には、謡曲(能のための戯曲)「実盛」が作られました。この謡曲の中で、実盛の首を検めた樋口次郎が「あなむざんやな」と涙を流すシーンがあるそうです。(^-^)

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「茶の花や不昧の道の朗らかさ」 祖谷馬関

(注)茶の花は初冬の季語。茶の木は、ツバキ科ツバキ属の外来植物であり、中国から導入された。一部畑から逸出したものが野生化している。チャノキは、ヤブツバキやサザンカの近縁種で、花期は十月から十一月。
京都や金沢と並んで「お茶どころ」とされる松江。作法を気にせず家庭でお茶を点てたり、あわせて四季折々の和菓子を楽しんだりと、暮らしの中にお茶が香ります。
その独特なお茶文化を語るときに必ず引き合いに出されるのが、松江藩7代藩主の松平治郷(不昧)、、、江戸時代後期になって遊芸化していた茶の湯に、利休の「わび・さび」を厳しく求め、型にとらわれない独自の茶風を打ち立てたと言われています。
(写真は不昧好みの茶室・明々庵)

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