昨日は四七日。
妹宅に迎えに寄って一緒に実家に帰りました。
ビックリ!
先週の土曜日に降った雪が残っていました。
ただいま~
戸を開けても何の返事もありませんがいつも大きな声を出します。
しかし主のいない家は本当に寂しいものです。
妹がストーブをつけてくれて父の前に座りさあお経をあげようと思っていたところにチャイムが鳴りました。
私の同級生の幼なじみの男の子でした。
今は立派な大人ですね。(笑)
父から香典をもらっているからとわざわざ届けに来てくれました。
実は彼のお母さんが父より3日前に亡くなられたのです。
同じ葬儀場を使ってお寺も同じです。
幼なじみの家は私の集落の最初の家で帰っているかいないかは車で分かるのです。
高校から別れたので話もすることがありませんでしたが退職して市内の家から田んぼを作っているので時々帰っており外にいれば話をするようになりました。
先日も妹と帰る途中見かけ話をしたのです。
妹の事を知っていると思っての会話だと思っていたら「スンマセン、あなたはどちらさんですか?」と妹に言います。
妹が◯◯ですよ!妹さんの◯◯ちゃんより1つ上ですよ!って。
残念ながら妹さんは高校の時に交通事故に遭われて亡くなりました。
ですから今は幼なじみの彼だけです。
父が亡くなってからしょっちゅう帰るのでその後も話をしていたのですがわざわざ来てくれて仏間に上がってもらいました。
四十九日の返しはどうするのか?
その話になりました。
この地域はもらいっぱなしで返しは無しとおふくろが言っていた、と言います。
社会福祉協議会に香典の一部を寄付すれば良いんだと聞いてるけどどうなんだろう?
そう言えばそうよね~
私は妹と早くに社協で香典返しの一部を寄付しています。
なので地域の人にはお返しする必要はないのです。
その質問が出るまでは近所に品物を持って回るつもりでいた私でした。
一回で済むとも思わないので何度か行かないと無理だよねって。
妹夫婦は宅配をしたら?と言ったのですが顔を見てお礼を言いたかったのです。
地域の決まり事を破ることで後に続く人に迷惑をかけてはいけないので取り敢えず下の家に相談することにしました。
こう言う普段しないことはその地域に住んでいないと全く分かりません。
田舎のしきたりも母の亡くなった時から随分変わっていると思います。
遅くなったお経を読んでいると突然ふすまが空いて人が座っていました。
妹の背中、私の斜め横。
私が気がついても良いのにお互い一生懸命経本を見ているので気が付きませんでした。
いやあこれには流石にビックリビックリ!
下のおばさんが私の車を見て来てくださいました。 それもコーヒーを淹れて。
母が生きていた頃いつも家に上がって自宅のようにコーヒーを淹れてくれて他愛ないお喋りをしていたのです。
主人と同じ年です。
数年前に白血病から完治され元気になられました。
四十九日の記念品の事を話すと主人に詳しく聞いてみると言われ帰りに寄ることにしました。
その後遅いお昼を食べてお墓に行きました。
父の名前を名鑑碑に彫ってもらったのです。
お墓もキレイにしてほしいので妹にクリーニングもお願いしてもらおうと言いました。
今朝のラインで納骨までにしてくれるとの返事を貰ったので良かったです。
帰りに四十九日の記念品の相談をしに下の家に行きました。
家と家との繋がりなのでしてはいけない事はないけれど後に続く人の事を考えるとその人の考え方次第だそうです。
父の代で終わるのでしたかったのですがしないほうが良いのならそれが良いのかもしれません。
田舎故に難しいことです。