今日は晴れ。今日は10時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。ベランダに出てみると、日射しが燦々と降り注いでいて、日射しの温もりが心地よかった。カラカラに乾いた空気がガラスのように硬く感じられる。弱い南よりの風が肌を刺すように冷たく感じられた。団地の前庭にはムクドリが散らばっているように芝の上を歩いている。木々の間から漏れる日射しが眩しく感じられた。
昼前になって西から綿をちぎったような小さな雲が流れてきた。昼間の最高気温は11℃で湿度がかなり低く、東よりの風が吹いている。外に出ると塵ひとつ無い空気が清々しく、透き通った風がヒンヤリと感じられた。風がほとんど無いように見えたが、よく見ると木々の葉が微かに身を震わせるように揺れている。日射しを受けた葉がキラキラと眩しく見えた。
約1年前に契約した携帯電話を使わなくなったので、解約することにした。昨日、電話でau直営ショップ「au Style TACHIKAWA」に予約をしておいた。本当は昨日の内に解約手続きが出来れば良かったのだが、窓口が埋まっているとのことで、今日にしたものである。時間を午後2時としたので、昼過ぎに家を出た。
日野駅から電車に乗って立川駅に到着すると、電車を降りて南改札を抜けた。エスカレーターでエキュート立川3階に上ると、au直営ショップ「au Style TACHIKAWA」に向かう。受付で昨日予約しておいた旨を話すと、まもなく窓口に通された。
手続きは簡単なものである。解約する携帯電話の番号を確認し、本人確認書類として運転免許証を提示すると、後は全て店員の方でやってくれた。最後に解約手続きを終えたことを示す書類を受け取り、手続きは完了。手続きに要した時間は10分もかからなかった。
携帯電話のSIMカードは使えなくなるとのことだったが、一応持っていった携帯電話からSIMカードを取り出してもらって、店の方で処分してもらうことにした。これで、物理的にも携帯電話から電話を送受信することが出来なくなる。
手続きを終えると、そのまま帰宅するのも勿体ないので、ちょっとお茶をしていくことにした。
エキュート立川を出ると、駅のコンコースを歩いて、駅北口に出る。ルミネ立川に入り、1階フロアの一角にあるドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ 立川ルミネ店」に入店した。
まだ店内は混雑する時間帯に入っていないのか、店内はかなり空いている。とはいえ、奥のソファ席は微妙に席が占有されているし、テーブル席も1卓おきに客がいた。結局、入口のローテーブル席を確保すると、店頭のショーケースの前に向かった。
ショーケースの中には昨日と同様、キャンペーン「Choco Mania」の期間限定ドーナツが3種類並んでいる他、数種類のドーナツが並んでいる。今日は昨日食べなかった「生チョコ ムース」を注文することにした。ドーナツ1つでは足りないので、もう1つ注文するつもりでいたのだが、自分の前に並んでいた客が、自分が注文しようとしていた「Kome-Dough 抹茶クリーム」を全て買い占めてしまった。仕方ないので、見慣れないドーナツである「バターパンプキン」を注文することにした。
スマホでアプリを起動させるとクーポンを表示させ、レジで代金を払う。昨日はドーナツを温めてもらったが、今回の「生チョコ ムース」は温めることは勧めていないとのこと。同様に「バターパンプキン」も紙の上に載せられている。紙おしぼりを添えられてレジで渡されると、奥のカウンターでドリンクを受け取る。紙ナプキンとココア用に木のマドラーを1つずつ載せると、確保したローテーブル席に運んだ。
紙おしぼりで手を拭くと、最初に「ココア(ホット)」を飲む。
空気が乾燥していることもあって、渇いた喉に染みこむようにココアが美味しい。優しいカカオの甘さに癒やされて、少し気分が落ち着いたところで、ドーナツを食べることにした。
最初に食べることにしたドーナツは「生チョコ ムース」である。「生チョコ ムース」はリング状のドーナツの表面をチョコでコーティングしてその上に生チョコ入りクリームを絞り、シェイブチョコもトッピングしたドーナツである。
ドーナツを右手の親指と人差し指で挟んで持ち上げると、ドーナツにかぶりつく。フンワリとしたイースト生地の甘さにチョコのビターな甘さが口の中に広がる。ドーナツをコーティングしたチョコは指先が触れると、とろけてしまうような食感で美味しい。
ドーナツに載せられた生チョコ入りクリームは、ムースのように滑らかな食感である。トッピングされたシェイプチョコは軽い口溶けで、3種類のチョコが異なる味わいと食感で、ドーナツを構成している。まさにチョコの三重奏といった感じの贅沢なチョコドーナツで美味しかった。
ドーナツを1個食べてしまうと、「ココア」を少し飲む。ドーナツのチョコの甘さの余韻がココアの甘い味わいと溶けあって喉の奥に消えていくのを楽しむと、続いて「バターパンプキン」を食べることにした。
「バターパンプキン」はリング状のドーナツの表面をパンプキン風味にコーティングし、バター風味のナパージュを重ねたドーナツである。パンプキンのコーティングでラインを描いて、ドーナツに見た目のアクセントを与えている。
ドーナツにかぶりつく。軽い食感のイースト生地の表面のパンプキン風味のコーティングはほっこりした味わいで、後から香り高いバター風味のナパージュの塩気の効いた甘さが重なってくる。ナパージュはぷるぷるとした食感で、まるでゼリーのようだ。塩気がバターの甘さにコクを与えていて、なかなか美味しかった。
ドーナツを2つ食べてしまうと、ココアを飲んでドーナツの余韻を味わった。少し落ち着いたところで、デイパックの中から文庫本を取り出す。ココアを飲みながら本を読んで、だ。やがて、カップの中のココアが残り少なくなると、マドラーでドリンクをかき混ぜながら一気に飲み干した。
目が疲れたところでデイパックに文庫本をしまうと、食器を返却して店を出る。
ドーナツ屋を出ると、ビックカメラ立川店に寄る。昨日の続きだが、例えば、高倍率ズームレンズ「TAMRON A18Model AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」を下取りに出して、望遠ズームレンス「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」を購入したらどうか。壊れたレンズは二束三文の値打ちにしかならないが、それでも収納スペースが空けば、新しいレンズを収納できる。
残念ながら、望遠ズームレンス「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」は店頭に置いていなかった。スマホでリコーイメージングストアのページを確認しても、在庫切れとなっている。
現状としては今のまま、高倍率ズームレンズ「TAMRON A18Model AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」を使い続けるしか無い。1年経ってからまたその時に考えることにしよう。
立川駅から電車に乗って帰宅の途につく。電車が多摩川の鉄橋にさしかかると、車窓から川の上流に目を遣った。西の空に大きな雲の塊が浮かんでいて、日が陰っている。雲の下に富士山と関東山地の山々のシルエットが影絵のように横たわっているのが見えた。
夜、ゴミを出すために外に出た。上空には暗い空が広がっていて、天頂付近に月が煌々と光を放っているのが見える。月の周囲を星が回っているかのように、恒星が月のまわりに散りばめられていて、煌めいて見えた。東の空には白い雲が浮かんでいて、街の明かりを受けて白っぽく見える。風が冷たく感じられた。