今日は曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は17℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。外に出ると、昨日降った雨で濡れた路面は大方乾いているものの、雨に濡れた箇所が所々、黒いシミのようになって見えた。
今日は1日都内に出張で、講習会を受講することになっている。今日はビジネスリュックサックで行くことにして、ビジネスカバンに詰めていた荷物をビジネスリュックサックに入れ替える。
いつもより1時間ほど遅く家を出ると、シメシメとした空気がヒンヤリと冷たく、風が涼しく感じられた。講習会の会場には中央線快速電車と都営新宿線を乗り継いで行く。座っていくことはできないかと思っていたが、中央線快速電車に乗ると運良く席が1つ空いていて、新宿まで座っていくことができた。
日中は曇りで、上空にはどんよりとした雲が広がるすっきりしない空模様となった。昼間の最高気温は23℃で湿度が高く、弱い南よりの風が吹いている。外に出ると、ムシッとした陽気だが、日射しが無いこともあって、風が少し涼しく感じられた。
講習会を終えると、同僚と駅前の居酒屋で軽く酒を飲んだ。1時間ほどで店を出て別れたのだが、小腹が空いていることに気付いて、帰りに〆のラーメンを兼ねて夕食を食べていくことにした。
船堀駅から都営新宿線の線路の南側の側道を線路沿いに東大島駅方面に歩いて行く。船堀街道を渡り、船堀メトロ商店街と書かれた看板の左側の道を高架橋沿いに歩いて行くと、右手に「ら~めん」と書かれた赤い看板が目に入った。今日はこの中華料理屋「翠寿 船堀支店」に入ることにした。
店に入る。通りに面した間口の広い店内は右手に厨房があり、厨房に面してカウンター席が3席設けられている他、左手には小上がりが設けられていて、4人ほどが座れる座敷卓が2卓と2人ほどが並んで座れる座敷卓が1卓配されている。カウンター席と小上がりの間には4人掛けのテーブル席が4卓設けられていた。
店のご主人だろうか、案内されるままに4人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろす。着席するとお冷やが出された。奥の厨房には奥さんだろうか、夫婦で店の切り盛りをしているようである。
卓上には醤油と酢、ラー油、ソース、コショウ、塩、一味唐辛子ちうった調味料の他、箸と楊枝、メニューが置かれている。まずはメニューを見てみることにした。
メニューは1枚のラミネートされたメニューと2枚のラミネートされたメニューをカードリングで綴っている。ラミネートされたメニューの片側には各種飲み物のメニューが掲載されている。カードリングで綴ったメニューには「もやしそば」「オムライス」「タレ焼きそば」「ラーメン・半チャーハンセット」の4つのメニューが掲載されている。
裏面をめくってみた。ラミネートされたメニューのもう片側には各種サワーが掲載されている。カードリングで綴ったメニューの裏側には各種麺類のメニューが掲載されている。
カードリングで綴ったメニューの見開きは各種「ご飯類」「炒めもの」「点心」「一品料理」「おつまみ」「揚げ物」が掲載されていた。
さっそく、店員を呼んで料理を注文する。注文することにしたのは「ミソラーメン」「ライス」である。料理を注文すると、お冷やを飲んで料理が出来るのを待った。
しばらくして、料理が一式運ばれてきた。
さっそく箸立てから箸を一膳分取ると、「ミソラーメン」から頂くことにする。
「ミソラーメン」の麺は中細の手もみ麺で白い味噌スープに浸かっている。麺の上には豚肉とキャベツ、もやし、キクラゲ、ニンジンを炒めたものがたっぷりと載せられている。「ミソラーメン」にはレンゲが添えられていた。
さっそくレンゲを取って、スープを少し飲む。熱々の味噌スープはあっさりとした味わいで、野菜や豚肉の旨味に味噌の旨味が合わさって美味しい。味噌は白味噌を使っているのだろうか、スープに甘味があって、胃袋に染み渡るように感じられた。
今度は箸を手に取って、「ミソラーメン」を食べる。麺の上に載せられた野菜はしんなりとしてジューシーな味わいで美味しい。定番の中華料理屋の味噌ラーメンといった感じで、炒められた野菜の甘味に豚肉の旨味が絡み合う。野菜を食べていると、スープの中から麺が姿を現した。
中細の麺はモチモチとした歯応えで、スープをたっぷりと絡めて口の中に入ってくる。熱々のラーメンを食べていると、額に汗が浮かんだ。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながら麺を食べた。
麺をあらかた食べ終えたところで、ライスを食べることにする。
ライスはお碗に盛られている。
ライスには冷や奴とお新香が添えられた。体がラーメンを食べて熱いので、まずは冷や奴を頂こう。冷や奴には刻みネギがトッピングされている。
冷や奴に醤油を適量垂らして、冷や奴を食べる。
冷たい豆腐はラーメンを食べて熱くなった体をいくらか和らげてくれるようだ。豆腐の淡泊な味わいに醤油の旨みが絡まって喉の奥に消えていく。刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになって美味しい。
冷や奴を一気に食べてしまうと、ライスに「ミソラーメン」のスープをレンゲで掬って注ぎ込んだ。この汁かけ飯を添えられたお新香で食べる。お新香は白菜と人参の浅漬けに野沢菜を刻んだものである。
サラサラとライスを食べながら、お新香を食べる。お新香のシャキシャキとした食感にジューシーな味わいが熱い汁かけ飯に歯応えのアクセントになっている。お新香のほどよい冷たさが熱くなった体に涼気をもたらしてくれるようだ。サラサラと汁かけ飯を食べてしまうと、お碗の中のライスが無くなった。
最後にラーメン丼に残ったスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。代金を現金で支払うと、帰り支度をして店を出た。船堀駅まで歩いてくと、改札に入って、上りホームに昇る。
新宿方面の電車は空いていた。船堀駅から新宿駅までは30分ほどで到着する。新宿駅で中央線快速電車に乗り換えると、日野駅に向かった。
電車が日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜ける。空を見上げると、上空には白い雲が広がっていた。シメシメとした空気が少し涼しく感じられるものの、ムシムシと暑い。団地の草むらから虫が鳴いているのが聞こえた。