今日は曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、暗い朝となった。今朝の気温は18℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。外に出ると、空気はヒンヤリと感じられるものの、シメシメとした風が蒸すように感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。週末を跨ぐ毎に少しずつだが、確実に朝が暗くなっていて、日の出の時刻が遅くなっていることを実感できる。上空には薄青色の雲が広がっていて、街は薄暗く、街灯の白いLEDの光が冷たく見えた。辺りはシンと静まり返っていて、鳥の鳴き声も聞こえない。駅に着くと、少し蒸し暑く感じられて、タオルで汗を拭った。
日野駅から電車に乗って新宿駅に到着すると、改札を抜けて職場に向かう。外に出てみると、路面はしっとりと濡れていて、未明に雨が降ったことを物語っていた。上空からは、微かに雨粒のようなものが降ってきている。職場に着いて窓から外を眺めると、市街地にはガスのような雲がかかっていて遠くの風景が霞んで見えた。
日中は上空にガス状の厚い雲が広がっていて、雨が降ったり止んだりの空模様となった。昼間の最高気温は22℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。日射しが無くて、水分をたっぷりと含んだ空気がヒンヤリと感じられるものの、じとっとした不快な陽気となった。
今日は午後、都内に出張のため、外出する。夕方、調査を終えると、帰宅の途についた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿駅で中央線快速電車に乗り換えようとしたのだが、中央線快速電車は豊田駅での信号機の安全確認のために電車が遅れていて、新宿に到着する電車はどの車両も異様に混んでいる。仕方ないので、混雑を避けて、中央・総武各駅停車線で終着駅の三鷹駅に向かった。
電車が三鷹駅に到着したところで電車を降りると、改札を抜けた。三鷹駅南口に直結している駅ビル「アトレヴィ三鷹」5階はレストランフロアになっている。今日はこのフロアの一角にあるチャイニーズカフェレストラン「リータンタンカフェ アトレヴィ三鷹店」に入店することにした。
入口右手に設置されたアルコール噴霧器で手指を消毒すると、店に入る。
店内は入口から見て、左手にレジカウンターがあり、その奥に厨房がある。厨房を囲むように4人掛けのテーブル席が8卓と2人掛けのテーブル席が5卓配されている他、奥には4人掛けのテーブル席と2人掛けのテーブル席が1卓ずつ配された半個室が設けられている。
店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、入口近くの4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
席に座ると、温かいジャスミン茶の入った小さな湯呑みと温かいおしぼり、2冊のメニューが卓上に置かれた。
メニューを見る。メニューは2冊あって、最初は表紙に「おすすめ 冬 あたたか麺」と書かれたメニューを見る。
ページをめくると、最初の見開きには「選べるデザートセット」「季節の甘味 いちご」と書かれた各種メニューが掲載されている。
次の見開きは各種「甘味・デザート」のページとなっている。
最後はテイクアウトメニューとなっていた。
グランドメニューも見る。
最初のページは店の名前が書かれた中表紙となっている。
ページをめくると、「スペシャルセットメニュー」と各種「ラーメン」のメニューが記載されていた。
次のページは各種「焼そば」「飯類(スープ付)」のメニューが記載されている。
更にページをめくると、「前菜」「海鮮料理」「肉料理」のメニューが並べられている。
次のページは「豆腐・野菜料理」「点心」の他、各種ドリンク類のメニューが掲載されていた。
次のページもドリンクメニューが記載されている。紹興酒も美味しそうだ。
最後の見開きは「明江四川白酒」「ドラゴンハイボール」といった酒と「ちょい飲みセット」が記載されている。
なんだか、軽く飲みたい気分だが、まだ月曜日ということであることに加え、明日も仕事がある。しかも、外は雨が降っているようだ。足元も悪いので、今日は酒を飲むのは控えることにした。
注文したのは「土鍋煮込み担々麺」「ミニチャーハンと小鉢のセット」である。ちなみに小鉢はザーサイとのことである。料理の注文を終えると、メニューが下げられた。
しばらくして、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「土鍋煮込み担々麺」と「ミニチャーハン」「ザーサイ」といった料理に山椒が添えられていて、箸とレンゲ、紙ナプキン、取り皿が載せられている。
まずはおしぼりで手と顔を拭くと、ジャスミン茶で喉を潤した。そして、トレーの上に載せられた紙ナプキンを膝の上に広げる。最初に食べるのは「土鍋煮込み担々麺」である。小ぶりの土鍋に入った「土鍋煮込み担々麺」の麺は中細麺で、すりゴマのたっぷりと浮かべられた赤いスープに浸かっている。麺の上には辛味をきかせた肉味噌とメンマ、ホウレンソウ、豆もやし、ネギが載せられていて、糸唐辛子があしらわれている。
最初に取り皿に「土鍋煮込み担々麺」を適量取った。
まずはそのまま担々麺を食べる。中細の麺はモチモチとした食感でとろみのあるスープが麺にたっぷりと絡まって口の中に入ってくる。すりごまがたっぷりと浮かべられたスープは旨辛で、ゴマの風味が香ばしい。麺には様々な野菜と肉味噌が絡んで口の中に入ってきた。どの野菜もよく煮込まれていて、ジューシーで美味しい。肉味噌の旨味と歯応えがアクセントになっている。
取り皿に取った担々麺を食べてしまうと、二杯目を取り皿に取った。
これには添えられた山椒をかけることにした。
ちょっとかけすぎたかもしれない。
あらためて担々麺を食べる。山椒の辛味がスープに混ざり合い、麺にたっぷりと絡んで口の中に入ってきた。衝撃を受けるくらいの清涼感のある辛さが鼻腔を突き抜けて、額に汗がにじんだ。スープの辛さと山椒の辛さが合わさって、ガツンとした辛さが心地よい。麺と具が強烈な辛さをまとって喉まで通り抜けていく。とにかく辛くて美味い。気が付くと、取り皿は空になっていた。
三杯目の「土鍋煮込み担々麺」を取り皿によそった。
ちなみに、鍋の中には麺はもうほとんど無いが、スープが鍋の底に少し溜まっている。三杯目の担々麺は、再び薬味を入れずに、そのまま頂く。今回のような取り皿に分けて食べる方法は、薬味の投入量をリセットできるので、意外に良いかもしれない。今度は担々麺の味わいをじっくりと噛みしめるようにして、麺をすすった。
続いて、チャーハンを食べる。ミニチャーハンは挽肉と玉子、細かく刻んだニンジンとホウレンソウを一緒に炒めたライスをドーム状に盛っている。
担々麺を食べたレンゲで、チャーハンを掬って食べた。パラパラとした食感のチャーハンは、ご飯に玉子や炒めた野菜の甘みが適度に混ざり合って美味しい。挽肉の旨味と食感がアクセントになっている。ミニチャーハンを食べ終える頃にはだいぶ胃袋も満たされてきた感がある。
チャーハンを食べながら、小鉢のザーサイを食べる。
厚めにスライスされたザーサイは鷹の爪があしらわれている。ジューシーでパリパリとした歯応えが美味しい。甘味と辛味が合わさって、食べ応えもある。ザーサイを食べてしまうと、チャーハンをかき込んだ。
最後に土鍋に残ったスープを取り皿に全て注いだ。
これに適量の山椒を振る。
スープをレンゲで掬って口に運んだ。スープの辛味と山椒の辛味が合わさって、胃袋をじんわりと労わるような味わいである。旨味と辛味、甘みが胃袋に収まった担々麺とチャーハンに染み込むような感覚にとらわれた。スープを飲み干すと、湯呑みに残ったジャスミン茶を飲み干して完食。美味かった。満足である。
昔はこれにスイーツを別に注文したかもしれないが、年齢を重ねて、次第に胃袋が小さくなってきたことを実感する。もうお腹いっぱいである。
帰り支度をして席を立つと店の入口脇にあるレジに進んだ。代金をクレジットカードで支払うと、店を出る。エスカレーターで3階に降りると、JRアトレヴィ口から三鷹駅構内に入った。中央線下りホームに降りると、しばらくしてホームに滑り込んできた電車に乗る。
日野駅に到着すると、雨は降っていなかったが、路面が濡れていた。上空には白い雲が広がっていて、北よりの風が吹いている。湿った風が冷たく感じられるものの、歩いていると汗が首筋に滴り落ちて、なんだか蒸し暑い。タオルで汗を拭いながら家に辿り着いた。
深夜になって再び雨が降り出してきた。