J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のランチ(かつをと鮭ハラスの藁焼き御膳@わらやき屋 浜松町)

2024年11月25日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝の気温は4℃で、やや湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。出勤するために家に出ると、上空には暗く澄んだ空が広がっていて、南の空高く、ブーメランのように円弧を描いた月が浮かんでいた。その周囲にはいくつもの星が瞬いているのが見える。外は風がほとんど無く、湿り気を帯びた空気がヒンヤリと冷たく感じられた。吐く息が白く見える。辺りはしんと静まりかえっていて、街灯の白いLEDの光が眩しく見えた。
日野駅から乗った中央線快速電車は12両編成で、グリーン車を連結していた。グリーン車の2階に座って新宿に向かう。新宿駅に到着する頃には東の空が朝焼けで赤く染まっている。新宿駅で電車を降りると、改札を抜けて職場に向かった。職場に着いて西側の窓から外を眺めると、上空には透き通ったような薄青の空が広がっていて、その下にほんのりと明るくなった市街地が広がっている。市街地の先には関東山地が横たわっていて、冠雪した富士山がほんのりと紅をさしたように赤く染まっていた。

今日は午前中に出先で打ち合わせがあり、10時前に職場を出た。都営地下鉄に乗って大門駅に出ると、駅から歩いて目的地に向かう。
打ち合わせは昼前に終わった。職場に戻る前にお昼を食べていくことにして、旧芝離宮恩賜庭園北側にある汐留ビルディングに入った。1階の奥に居酒屋「わらやき屋 浜松町」がある。今日はこの店でお昼を食べることにした。


に入る。


店内は細長く、手前に厨房があって、厨房を囲むようにカウンター席が7席配されている。厨房の奥には配膳コーナーがあって、厨房と配膳コーナーを囲むようにテーブル席が配されていた。更に奥には、ランチタイムには使用されないが、掘りごたつ形式の座敷席もあるとのこと。
店員にカウンター席に座るように案内されて席に座ると、店員が冷麦茶の入ったコップを運んできた。卓上には紙おしぼりと割り箸が1膳分ずつ置かれていて、その先に伝票用のクリップボードが置かれている。カウンターテーブルの奥には「松の甘口」と書かれた濃口醤油の瓶とメニュー、空の酒瓶、置物が置かれていた。

メニューを眺める。ランチメニューは5種類のセットメニューで構成されており、これ以外の選択肢は無い。


店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「かつをと鮭ハラスの藁焼き御膳」である。御飯・味噌汁がおかわり無料ということなので、御飯大盛りで注文することにした。
厨房を取り囲むカウンターの配膳コーナー側にはご飯釜と冷麦茶のポット、味噌汁のポット、乾燥ワカメ、おかず生姜、ふりかけ、重ねられた小器が置かれている。

最初に運ばれてきたのは基本の「御飯セット」という料理が一式載ったトレーである。トレーの上には御飯と味噌汁の他。3種の小鉢とお新香が載っている。やや間をおいて、メインディッシュのかつをの藁焼き塩たたきと鮭ハラスを焼いたものが大きな皿に載せられて運ばれてきた。


さっそく、小鉢の冷や奴に醤油を垂らした。更に奥のカウンターに廻って、小器を1つ取り、おかず生姜を適量、小器にとって席に戻った。
まずは紙おしぼりで手を拭くと、箸を取って味噌汁を飲む。味噌汁はワカメの味噌汁である。


ふんわりとした食感のワカメが味噌汁にボリューム感を与えている。味噌汁の旨みが空きっ腹の胃袋に染み渡るように美味しい。味噌汁はおかわり自由なので、全部飲み干してしまった。
まずは小鉢で御飯を食べることにした。御飯は茶碗に山盛りに盛られている。


最初に食べることにしたのはモヤシのナムルである。ナムルには白ごまが和えられている。


ナムルを適量、御飯の上に載せて、御飯と一緒にかき込む。モヤシのシャキシャキとした食感にごま油の香ばしさと調味料の旨みが加わって、御飯が進む。
モヤシのナムルを食べてしまうと、今度は冷や奴を食べることにした。冷や奴は絹ごし豆腐で、鰹節が添えられている。垂らした醤油が鰹節に染みこんでいる。


舌触り滑らかな豆腐はヒンヤリとして美味しい。鰹節の旨みと醤油の旨みがアクセントになっている。豆腐を食べてしまうと、今度は水菜のおひたしで御飯を食べることにした。
冷たいダシに浸かった水菜のおひたしには鰹節が添えられている。


水菜を口に入れるとシャキシャキとした食感で、ジューシーな味わいで美味しい。鰹節の食感がアクセントになっている。水菜を全部食べてしまうと、水菜が浸っていたダシを御飯に注いで、御飯を雑炊風にして食べることにした。
次は、かつおの竜立揚げである。


塊のようなかつおの竜田揚げは、薄い衣でサクサクとした食感が美味しい。香ばしい風味でしっかりとした歯応えが感じられる。ダシに浸かった御飯に竜田揚げを載せて竜田揚げを食べながら、サラサラと御飯をかき込むと、御飯と竜田揚げが無くなってしまった。
ここで、御飯をお替わりする。奥のカウンターに行って、炊飯器から茶碗に御飯を大盛りによそうと、席に戻った。


いよいよメインディッシュに箸を付ける。半円形の皿の上にはかつをの藁焼き塩たたきと焼いた鮭ハラスの藁焼きが2切れずつ載っている。かつをの藁焼き塩たたきはスライスしたタマネギの山の上に大葉を1枚敷き、かつをの藁焼き塩たたきが載せられている。かつをの藁焼き塩たたきには塩とレモン片、ミョウガ、刻みネギ、生にんにく、おろしワサビが添えられている。


まずは鮭ハラスの藁焼きを口に入れて、ライスをかき込んだ。


鮭ハラスの藁焼きは香ばしく、脂がのっていて美味しい。舌の上でとろけるようである。2切れの鮭ハラスの藁焼きはあっという間に無くなった。
続いてかつをの藁焼き塩たたきを食べる。かつをの藁焼きたたきは竜田揚げと同様、大きめにカットされている。年輪を刻んだ木の切り株を一部切り出したような切り身の周囲は白っぽく、中心に行くに従って赤みが増していくような断面をしている。


最初にカットレモンを絞ると、かつをの藁焼きたたきの上にミョウガと刻みネギ、生ニンニク、おろしワサビをそれぞれ載せる。


平日のランチで生ニンニクを食べるのは少々勇気がいったが、美味しいのは捨てがたいので、ふんだんに生ニンニクを載せた。これに塩を振りかけて食べる。
シャキシャキとした食感におろしワサビのツンとした風味が、藁で焼いた香ばしいかつをの切り身のアクセントになっている。もっちりとした食感で味が濃くて美味しい。塩がかつをの旨みを凝縮しているように感じられた。

2切れのかつをの藁焼きたたきを楽しむと、今度はタマネギのスライスを御飯の上に載せて、残りの薬味を全部のせ、醤油を垂らして食べる。タマネギの辛味とシャキシャキとした食感が美味しい。薬味の食感がアクセントになっていて、これだけで御飯が進んだ。
ここでお新香を食べる。お新香はキュウリの醤油漬けが2切れと刻んだたくあんが2切れ小器に載っている。


シャキシャキとした食感にほどよい塩分が美味しい。お新香を食べながら御飯を食べてしまったところで、残りの御飯をおかず生姜で食べることにした。おかず生姜はみじん切りにした生姜を甘辛く味付けしたものである。


御飯の上におかず生姜を載せて、御飯をかき込む。ジューシーな生姜はほどよい辛味と甘辛いタレが合わさって美味しい。これを御飯に載せると、箸が止まらないほどに美味しい。あっという間に御飯が無くなってしまった。
結構お腹いっぱいになった。最後に味噌汁をお替わりすることにする。空のお椀を持って、奥のカウンターに行くと、ポットの脇の小椀から適量の乾燥ワカメを空のお椀に入れ、ポットから味噌汁を注ぐ。これを持って席に戻った。


適量入れたと思ったワカメは結構量があったようだ。ワカメがたっぷり入った味噌汁は、なかなかにボリュームがあって美味しい。味噌汁を飲み干すと、汗をすこしかいてしまった。
最後にコップに残った冷麦茶を飲み干して完食。美味かった。満足である。身支度をして席を立つと、伝票用のクリップボードを持って店の入口脇のレジに進む。レジで代金を精算すると、店を出た。

日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は15℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。外に出ると、燦々と降り注ぐ強い日射しが暑いほどに感じられるものの。乾いた風が涼しくて心地よい。木々の茂みの中から鳥のさえずる音が聞こえていた。都営地下鉄に乗って職場に戻る。
夜、仕事を終えて職場を出た。新宿駅から中央線快速電車に乗って、帰宅の途につく。幸い、中野駅で座ることができたので、襲ってくる眠気に身を委ねて爆睡していると、電車が多摩川を渡るところで目が覚めた。

日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出て空を見上げると、暗く澄んだ空に星が瞬いているのが見える。東の空にひときわ明るく光る星は木星だろうか。夜の空気はヒンヤリとしていて、湿っぽい風が涼しく感じられた。家路を急ぎながら空を見上げると、吐く息が白く見える。遠くを横田に向かう飛行機の航行灯が視界を横切っていくのが見えた。


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