「つつへ」の部屋

JA0PPE アマチュア無線の戯言

8J1RLのQSLカード

2023年03月28日 | アマチュア無線



昨日、JARLから2ヶ月に1回のQSLカードが送られてきました。
早速チェックを終わらせました。

QSLカードの中に、キャプチャー画面のカードが入っていました、8J1RLのカードです。
交信したのが2021年6月5日、カードが到着したのが昨日ですから、カードが私の手元へ到着するまでに軽く2年以上かかったことになります。
南極越冬隊の方は任務終了後、日本へ帰国してからQSLカードの発行処理をすると聞いたことがあります。
帰国後も忙しいはずですから、その合間にカード発行処理をしていただいたことへ感謝します。
LoTWのデータとしては、すでにアプロードされているので、DXCC的には問題ないのですが、紙のQSLカードを受け取ると、南極と交信したんだなと実感がわきました。
しかし、私のしょぼいアンテナで、よくぞ南極まで飛んだと、未だに信じられません。

余談ですが、国内局とのQSOは、基本的にQSLカードを発行するようにしてから、チェック時のカード発行処理が減りました。
今回、チェックしてカードを発行したのは2枚、その内1枚は海外局(カナダ)なので、実質1枚でした。
しかし、世界の雑魚であるJAとのQSOに、ビューロー経由でカードを送付してくるDX局がいるんですね、ビックリしました。
こちらも、往復で数年がかりの交換となるはずです。













修理作業

2023年03月17日 | アマチュア無線






先日、ヨドバシカメラへ注文した部品が届いたので、それを使って午後から修理作業をしました。
どんな部品かというと、上の写真のとおりアルカリ電池(LRV-08)と電池ボックス(UM-520N)です。

修理対象は私が学生の頃購入したテスターで、型式はOL-64D、日置電機製の物です。
余談ですが、このテスターが私の手元へやってきたのが1972年4月6日です、したがってもうすぐ51年になる古い古いテスターです。
学生の頃はお金が無くてリグを買えなかったので、何とか自作と考えたのでしょうね、そうなると取り敢えずはテスターが必要だよねと思ったのかなと思います。
(※当時、テスターも安くなく、これを買った時も清水の舞台の心境だったと思います。)
自作の方は、何一つモノになりませんでした、無線機の組み立ては素養と経験が必要なのでした。

さてテスターの故障原因ですが、それは内蔵している積層電池です。
この時代のテスターは、抵抗値測定のため高い電圧(22.5V)の積層電池(BL-015)が必要です。
よくある話なのですが、この電池が経年劣化で規定の電圧が出なくなって、抵抗の測定値によっては零Ω調整が効かなくなっちゃいました。
テスターを買ったときに内蔵されていた積層電池が駄目になった後同じ状況に陥ったのですが、出張で東京へ行った時、秋葉原のお店(ガード下でした)で見つけて購入できました。
その電池は下の写真のとおりです、予備にと思って2個購入したんですが、今回片方が駄目になったので、新品の方を入れてみたんですが、こちらは完璧に電圧がゼロでした。
考えてみれば電池に製造年月が97年6月と書かれているので、使っていなくても完全放電してしまうのは当たり前と言えば当たり前ですよね。
もちろん、この積層電池は既に製造中止で、Web検索をしても販売しているお店は見つかりませんでした。

先日、とあるWebサイトが目に止まりました。
私と同じケースに陥ったのですが、今販売されている電池を使って対応した内容でした。
内容は、単5用の電池ケース(2個直列接続用)へ電圧12Vのアルカリ電池を2個入れて、24Vの電圧にして対応するでした。
なお、アルカリ電池(LRV-08)は単5電池ではありませんが、不思議なことに単5用の電池ボックスへぴったり収まりました、これがWebへ掲載されていた情報のキモです。
Webで検索したらヨドバシカメラで全て入手できるようなので、注文した訳です。
写真のように電池ボックスへ配線をはんだ付けをして、テスター側にもはんだ付けをしました。
(※はんだ付けが汚いのは私の腕が悪いからですので‥)
で、零Ω調整をしたらOKでした、若干アルカリ電池の方が電圧が高めですが、問題はありませんでした。
しかし、電池ボックスが積層電池のスペースにピッタリ入ったのにはビックリしました、電池を押さえる金具もピッタシです、これもキモでしょうね。

今は、OL-64Dよりも高機能なデジタルマルチメータが安価に買えるので、わざわざ古いテスターを修理することもないのですが、50年も一緒に過ごしてきたので、今や仲間ですから。
それに、テスターは電池の電圧と導通試験くらいしか使わなくなったので、OL-64Dでも充分ですし。

余談ですが、先日AH-730で1.8MHzの運用を開始して、AJDを目指していると書きました。
実は今日現在、5、6、8エリアとQSOができません。
寝る前の時間を使っての短時間運用ということもありますが、トップバンドは国内QSOであってもハードルが高いなと感じました。
ちなみにDXですが、JA以外にオセアニアが早々とゲットできました、と言っても小笠原ではありますが。





















今日は東海岸デー

2023年03月13日 | アマチュア無線





今朝の北米向けコンデションは、私にとっては「東海岸デー」でした。
09:00前から11:00前まで、主に12mバンドでQRVしたんですが、合計で20局のDX局と交信ができました。
そのうち、何と11局がUSAの東海岸局でした、こんな事は初めてです。
しかも、WASのWantedだったメイン州(ME)と2局も交信できました。
片方の局は相手からコールしてきて、レポート交換は6回に及ぶ難産でしたが、何とかRR73受信までこぎつけました。
ただし、片方の局はLoTWに対応しているかは不明、もう1局は上の顛末のとおりレポート交換が確実に成立しているかは、LoTWのアップを確認しないと分かりませんが。
メイン州は、当局から見ると東海岸の一番遠い州ですから、給電点2mの貧弱なアンテナでよく飛んだものです。
これで、先日交信したバーモント州(VT)と今回のメイン州(ME)がコンファームできれば、WASの残りは2州となります。
ただし、その2州もウエストバージニア州(WV)と、誰もが難関というデラウェア州(DE) ですから、先は長そうです。

このところ、10mのコンデションが良かったです。
日によっては、全部のUSA局が10mバンドへ引っ越してきたような賑わいの日もありました。
ただ、こんなコンデションに限って、交信ができなかったりします。
PSKRのレポートを見る限りは、当局の信号もUSAの局へ結構レコードされているのですが、全然コールバックがありませんでした。
結局、これだけバンドが賑わうと、QRMに潰されてしまっているのかなと想像しています。
あるいは、当局の設備(アンテナ)では、もっとコンデションが上がらないと駄目なのかもしれません。

余談ですが、3月31日で現在の雇用契約が満了します、これで仕事は引退します。
それで、2月の中旬から今まで溜め込んでいた休みを取得していて、朝夕はワッチに時間を割くことができています。
平日の昼間に楽々とQRVできるのは、若い頃泊り番勤務をしていた時以来です。
春分の日前後は、春のDXコンデションが上がるはずですから、残り2州に縁があれば良いなと思っています。

キャプチャ画面は、今日の12mバンドで、当局の信号がUSAでデコードされた様子です。
これだけ、全米に漫勉なくレコードされたのは、記憶にありません。







1.8MHzの運用開始しました

2023年03月11日 | アマチュア無線




3月6日から、1.8MHzの運用を開始しました。
現在、FT8モードのAJDを目指してQRVをしています、よろしくお願いします。hi

設備は、約23メートルのワイヤー+カウンターポイズと、ICOMのAH-730のコンビです。
カウンターポイズはCQオームが販売している「OHM-CGW55」を利用しました。
こちらは、約5メートルX5本のワイヤーで構成されていて、規格上は3.5MHzから50MHzまでですが、1.8MHzでも動作はしているようです。

実は、AH-730を購入(購入先はCQオーム)したのは昨年の11月でした、品薄で発注から手元へ届くまでに1ヶ月かかりました。
12月11日からAH-730の運用を開始したのですが、以下のとおり色々ありまして、少し難儀をしました。

元々はAH-4と23メートルのワイヤーをループ状(AH-4のホット側とコールド側をワイヤーで接続する)にして使っていました。
ワイヤーは、ちょうど直角三角形型に張ってあって、三角形の下辺部分の途中にAH-4が入っていました。
縦辺は釣り竿で、高さは軒下あたりまでです、従って4メートル弱程度でしょうか、その頂点から斜めに斜辺のワイヤーが垂れ下がっていて、2メートルの物干し竿で受けて、AH-4のコールド側へ至ります。
AH-4の給電点は2メートルあるかないかです、したがって軒下のとても貧弱なアンテナということになります。
SWRは、AH-4が3.5MHzから50MHzまで1.3以下にチューニングしてくれました。
(※なお、1.8MHzはAH-4の仕様外なので、チューニングは全く取れませんでした。)
このようなアンテナでQRVしているのは、敷地の関係でタワーどころかダイポールさえNGの環境のためです。
ただし、こんなアンテナでも、コンデション次第では、DXがそこそこ楽しめます、FT8様々と言えます。
コンデションの良いバンドへ、ぱっぱと切り替えが効きますので、その点もグッドです。

前から1.8MHzもQRVしたいと思っていたのですが、AH-4は30メートル以上ワイヤーを張らないとチューニングしてくれないみたいなので諦めていました。
(※短縮コイルをワイヤーへ噛ませたけど、チューニングはNGでした。)
そこへAH-730が発売されました、ただコスト的に踏ん切りがつかなくて1年ほど様子見をしていたのですが、やっぱり1.8MHzを運用したくて注文しちゃいました。

で、当初はAH-4のワイヤーシステムをそのまま利用してAH-730を接続しました。
そうしたら、 肝心の1.8MHzはチューニングがNG、24MHz以上のハイバンドはSWRが大幅に悪化、50MHzは使い物にならないレベルとなりました。
で、本来の仕様であるワイヤー+カウンターポイズへ変更しようと思ったのですが、10年以上前の再開局時にAH-4+ワイヤー+カウンタポイズで運用した時、色々とトラブルが発生してトラウマになっていました。
問題はカウンターポイズと思われたので、今回は実績のあるCQオームの製品を使って見たわけです。
そうしたら、あっさりと1.8MHzから50MHzまでチューニングしてくれました、50MHzを除いてSWRは1.0から1.3の間に収まっています。
50MHzは、SWRが1.5ですが、Eスポ用としてしか利用できないはずですから、問題は無いと思います。
現状、前のシステムと新しいシステムでは、受信や飛びは変わらない感じがします。
ただ、ロングワイヤー系はノイズが多いのですが、FT8を運用する限りは問題はありません、なにせ1.8MHzはノイズが59+ですので、

キャプチャー画面は、昭和47年(1972年)に発売された160メータハンドブックの表紙と目次です。
かつては、本だけの世界で思いを膨らませていた160メータが、やっと自宅で運用できる様になりました、嬉しいです。