沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

AC 論説No.876 2021年の回顧

2022-01-01 15:51:35 | 日記
AC通信 No.876 (2021/12/31)
AC 論説No.876 2021年の回顧

年末は何かと忙しいが、クリスマスが過ぎると一応の落ち着きを取り戻し、新年を迎えるまでは 静かな
休日となる。 2021年のアメリカは世界の歴史に残る特別な年だった。この一年の間にアメリカで起き
た事件を振り返ってみれば数々の事件が世界に大きな変化をもたらしたことがわかる。

2021年はバイデンがイカサマ選挙で大統領になってホワイトハウスに入った年である。2020年の選挙で
はDeep Stateと民主党の大掛かりな陰謀で不正選挙が行われ、バイデンが当選した。アメリカ国民だけ
でなく世界中の人が不正選挙があったことを認め、バイデンの当選を信じていない。

それにも拘らずアメリカの司法は一年たっても不正が明らかな各州の選挙不正を糺すことができない。
Dominion計票機の不正、選挙委員と計票人員の不正は何度も法廷で糾明されているにも拘らず、法廷が
命じたDomoinion機の差し押さえを拒否し続けている。選挙の不正は一つの州だけでなく5つの州で明ら
かになった、つまり全国的な不正選挙だった。世界の歴史でこのような大規模な不正選挙と真実の隠蔽
が起きた例はない。バイデン政権はこの一年間、不正を隠すことに全力を注いでいたのである。


バイデンがホワイトハウスに入ると直ちに38回の大統領命令にサインしてトランプの政策を全てキャ
ンセルした。つまりバイデンと左翼は反トランプを主体とした政権である。反トランプ政策とは国境を
なくすこと、国内の石油と天然ガスの生産をストップすること、違法移民、犯罪者の密入国、麻薬の密
輸入を無視することである。

この一年間のバイデンが実施した政策は一つも成功していない。バイデンが軍部の意見に逆らって命令
したアフガン総退却はアメリカの歴史に残る最大の敗北だった。続いてミリー参謀長は個人的なトラン
プ憎悪で中国に通敵行為を行なったことが発覚した。おかげでアメリカは中東における影響力を失い、
米中関係、米露関係はバイデン軽視が顕著になってアメリカの威信を損なわれ、パックスアメリカーナ
は威力を失った。アメリカの衰退が始まったのだ。

国内では暴動と掠奪の多発で治安の悪化と、30年来のインフレで国民の生活が脅かされる様になった。
バイデンは社会主義者とサヨク議員に賛同し、白人原罪論を推進し、司法と警察はBLMとANTIFAの暴動
略奪を阻止できず、民主党州では警察の経費を削減し、警察は無力化した。このため計画的な集団強盗
が全国17の都市で頻発した。社会道徳を失ったアメリカは無法地帯の蔓延る国となった。

司法が無力になり最高裁も選挙違法を糺す気力がない。バイデンの任命した司法部長は法を無視してバ
イデン一家の汚職を糺さず、司法部は民主党左翼の手先となった。国会は民主党多数でヘイトトランプ
で有名なペロシ議長は法を悪用して政敵を攻撃する、つまり法の政治闘争悪用である。

62年前に私が留学したアメリカは良い国だった。奨学金で学位を取り、就職して国と社会に貢献し平和
な家庭を築くことができた。社会は安定し人々には相互扶助の精神があった。それがだんだん変わって
いった。今のアメリカは政治家の闘争と犯罪の氾濫である。

この60年で色々なことがあった。ケネディの暗殺、ベトナム戦争の激化と撤退、OPECの石油禁輸によ
る経済危機、イラク戦争、ビン・ラディンの911ツインタワー攻撃。これらの時期では多少の変化はあっ
ても国民の相互扶助や善意と社会道徳は揺るがなかった。

変化が起きたのはオバマ時代になってからである。黒人のオバマが大統領になると黒人たちの差別意識
と闘争が激化した。オバマは大変な陰謀家で、大統領になると直ちに政府の各部門を使って民主党の一
党独裁を推進して共和党の弱体化に全力を尽くした。

外交面ではオバマとヒラリーの推進した「中東諸国の民主化」で、アルカイーダを使って革命を推進し
た。チュニジア、リビア、エジプトで革命が成功したが、アルカイーダに提供した武器類を取り戻そう
としたベンガジの大失敗でスティーブンス大使が殺害され、提供した武器一切を失った。オバマは失敗
を隠すためホワイトハウスのベン・ローズとジェーク・サリバンが共同で作り上げた嘘を国連大使だっ
たスーザン・ライスが嘘の発表し続けた。ベンガジ事件の真相は今でも調査中である。

オバマは政府の公務員を政治化したため司法部、FBI 、CIA、税務署など多くの政府公務員がが左翼思想
に傾倒し、反トランプ、反共和党となり嘘と悪が蔓延り正義が通らなくなった。オバマの民主党員が自
由思想や社会主義、グローバリゼーションを推進した。

サヨク政治家によって黒人がのさばり警察は無力化され、マリファナ合法化で麻薬が蔓延る社会となっ
た。Me Tooのセクハラ、サヨクの犯罪者釈放、違法移民問題など、民主党とDSはこれらの諸問題を援助
する立場をとっている。つまりサヨクが社会不安と動乱を作り出したのだ。

呆けのバイデンが政権を握るとたった一年でアメリカの衰退が始まった。しかもバイデンは年末の回顧
で彼のおかげでアメリカは50年来の大きな進歩を遂げたと寝言を言ったのである。バイデン政権になっ
てからアメリカ政府は嘘と失敗隠しで数々の危機をほったらかしにしている。

何時になったらアメリカは以前の強くて正義の通る国となるのだろうか?共和党が国会上下院の優勢を
取り戻し、トランプが政権を取り戻した後、違法選挙の真相、ヒラリー、バイデン一家の国際汚職、ベ
ンガジ事件の真相、嘘のトランプ弾劾を糾明し、正義が通るアメリカを取り戻すことができるだろう
か。アメリカの将来はDeep Stateとサヨクを追放することにかかっている。

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この度は体調不良でたくさんの読者から慰問と激励のメールを頂きました。厚く御礼申し上げます。



令和四年(2022年)はどのような世界情勢となるか 日米安保体制深化も大事だが、自主防衛の基軸を忘れるな

2022-01-01 15:48:18 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)1月1日(正月元旦)
     通巻7176号 
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 令和四年(2022年)はどのような世界情勢となるか
日米安保体制深化も大事だが、自主防衛の基軸を忘れるな
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 2022年の中国は経済バブルが確実にはじけ、金融恐慌が起こる懸念が強まっている。
 世界全体を眺めると、近くロシアのウクライナ侵攻が予測される。年末(12月30日)のバイデンvsプーチン電話会談は完全な平行線だった。
三月に韓国大統領選挙は与野党どちらが勝っても「反日」は変わらない。つづいてフィリピン、フランス、夏に日本では参院選挙。十一月は米国中間選挙がある。

バイデン支持率は激甚に低下した(不支持52%、ハリス副大統領の支持率は28%しかない)。それでも米民主党は党内の派閥事情からバイデンは2024年の再出馬を表明している。世論は共和党が圧倒的に優勢、24年にはトランプの再選が十分にありうるシナリオとして視野に入ってきた。
11月にバイデン政権はレイムダック入りするだろう。

米国の台湾防衛はリップサービスの曖昧レベルから海兵隊の台湾軍訓練、最新鋭戦闘機供与など、実質が伴う段階になってきた。他方、「実績」がゼロに等しい習近平は国内矛盾をすり替えるために台湾侵攻をやらかす危険性を否定できない。
その場合、尖閣、南西諸島、沖縄防衛はセットである。日本は何時までも日米同盟深化などとお題目を唱え、お花畑に安住するわけにはいかなくなっている。

米国のアジア太平洋へのシフトはクアッド、AUKUSの具体化が進捗するだろう。
ところがインドは日米豪を睨みながらも、依然としてロシアとの軍事同盟を継続し、またASEAN諸国は大方が中国とのバランスをとって、アジア情勢の激変がさらに強まるだろう。米国の思惑通りに事態は進まないだろう。

技術、ビジネス方面に目を転ずると、プーチンが「AIが次の覇者を決める」と預言したように人工知能の深化は次の産業革命を導くばかりか軍事技術の革命に繋がる。AIの基本は半導体である。「日米半導体協定」によって台湾、韓国に先を越された半導体戦争で日本の巻き返しは可能なのか。
日本はようやく特許制度に「非公開特許」が可能とする法案準備に入った。スパイ防止法が議会で無理なら、ほかの法律の改正で欠点を補う。

テスラは生産が50万台、リコールが47万台。いよいよイーロンマスクが「高転びに転ぶ」か。電気自動車の欠陥が浮き彫りとなった。
トヨタなどのEV参入は、ハイブリッド主導の傍ら、現象的傾向には逆らえず、仕方なくの決断だった。
 EVは本質的な産業革命とはほど遠い政治決断であり、極論を言えば地球温暖化という根拠の薄弱な訴えを巧妙に利用した中国有利の戦略に日米欧が巻き込まれている構造である。

 日本の強みだった鉄鋼、造船、化学、半導体で中国の猛追を受け、日本の基幹産業は「介護」となった。例外は自動車産業だったが、すでに日本市場にも中国製EVの廉価版が進出し、トヨタ世界一の座は揺らぎ始めた。

異様な人民元高、対称的な日本円安。エネルギー戦略の出遅れ、つぎは食糧安全保障の問題が深刻になる。

 GAFAMは、昨今の異様な株高の調整期にはいる。
フェイスブックが「メタ」と社名を変更したように、さらなるSNSビジネスの拡大を狙うが、そろそろ絶頂期を終えるのではないか。