沖縄・台湾友の会

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習近平にとって不都合 中国がイーロン・マスクの衛星を乗っ取る日

2022-01-12 10:43:28 | 日記
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 習近平にとって不都合
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          黄文雄


中国がイーロン・マスクの衛星を乗っ取る日

大量の衛星を打ち上げ、世界のどこからでも安価で高速ブロードバンドの 利用が可能になるという、米スペースX社の「スターリンク」計画。
しか し習近平政権にとってそれは、極めて「不都合」な技術のようです。今回 のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真 実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、中国寄りの発言を繰り返し てきたイーロン・マスク氏が率いるスペースXを国連宇宙部に訴えた中国 当局の思惑を解説。さらにスターリンクの技術を将来的に同国が乗っ取る 可能性を指摘するとともに、世界の企業に対して中国と親密な関係を築く 危険性を説いています。


プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学 院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、 評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国 人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

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【中国】イーロン・マスクの衛星が中国に乗っ取られる?
● 中国の宇宙ステーションと米スペースX衛星、あわや衝突 マスク氏に非難

12月27日、アメリカの実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業ス ペースXの衛星が、中国が建設中の宇宙ステーションとニアミスを起こし たとして、中国政府が国連宇宙部に苦情を提出しました。これを受けて、 中国のSNSでもイーロン・マスク氏を批判する投稿が相次いでいるそうです。

中国が建設中の宇宙ステーションとは、2022年に完成予定の「天宮」。一 方、スペースXは世界中に高速インターネットサービスを提供するために1 万を超える小型衛星を打ち上げるという「スターリンク」計画を展開して います。そして、そのために打ち上げた衛星が2021年の7月と10月に天宮 の軌道に入り、ニアミスが起こったとされています。

イーロン・マスクといえば、電気自動車(EV)のテスラ創業者でもあり、 中国市場で工場を持ち、2020年にはテスラ車が中国市場でもっとも売れた EVとなりました。それだけに、「中国で儲けたくせに、中国の宇宙ステー ションに危害をくわえるなんて」といった批判が殺到しており、不買運動 にも展開しそうな勢いだそうです。

イーロン・マスクはこれまで、中国の自動車メーカーを称賛したり、中国 の労働倫理を称賛するなど、中国寄りの発言を繰り返してきました。にも かかわらず、中国政府が一企業であるスペースXへの批判を国連にまで 行ったのは、なぜでしょうか。

● イーロン・マスクは中国の労働倫理を称賛し、アメリカ人の態度を批判する

前述したように、スペースXの「スターリンク」計画は、世界中のいたる ところでインターネット接続を可能にしようというものです。これが実現 すれば、アンテナさえ設置すれば良く、光ファイバーなどを引く必要もな く、きわめて安価で高速インターネットの環境が得られます。

そして国土の広い中国においても、内地や山奥など場所を問わずに世界と つながることができることになります。これは、国内で厳しいインター ネット検閲を行っている中国共産党にとっては、非常に都合の悪いことです。

経営コンサルタントの竹内一正氏は、このスターリンクが言論統制を敷く 中国やロシアなどの独裁国家に、ネット民主主義を広める起爆剤となるか もしれないと論じています。すでにロシアでは、スターリンクを利用した 個人および法人に罰金を科す法案が議会に提出されているそうです。

● イーロン・マスクの新事業「スターリンク」が習近平の悩みの種になり かねないワケ



香港に武装警察特殊部隊の少将が赴任   秘密の特殊部隊「山鷹」は、香港で何をするのか?

2022-01-12 10:42:41 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)1月12日(水曜日)
     通巻7184号 
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 香港に武装警察特殊部隊の少将が赴任
  秘密の特殊部隊「山鷹」は、香港で何をするのか?
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 香港における武警司令員が膨京堂少将になったと発表があった。
かれはこれまでに済南軍区旅団長、済南軍区司令部軍事訓練部長、武装警察新江総隊参謀長、武装警察部隊副参謀長などを歴任し、猛訓練に耐えて精鋭を育成し、テロ対策に備えてきた。

秘密の一端が明らかとなって、中国武装警察には既に「山鷹部隊」が編成されており、米軍の特殊部隊「シールズ」並の激しい訓練を受け、実弾射撃だけでも他部隊の三年分を一年で使い果たした。
 ほかに「雪豹部隊」が北京から最近、広州へ本拠と移した。もうひとつ「猟豹部隊」がある。雪豹は2002年に発足、猟豹は1982年設立、テロ対策専門部隊である。

 中国人民解放軍の特殊部隊には幾つかの組織が確認されてきたが、公開された例がすくなく、多くは謎につつまれている。

 習近平の軍隊組織編成前までに観測された特殊部隊は、陸軍では「飛龍」(南京軍区)、「華南之剣」(広州軍区)、「黒貝雷」(済南軍区)、「雄鷹」(いずれも済南軍区)、「東北猛虎」(瀋陽軍区)、「西南之鷹」、「猟豹」(いずれも成都軍区)、「暗夜之虎」(蘭州軍区)などだ。

 海軍には「蛟竜」という特殊部隊が南海艦隊に所属し、実際にリビア、シリア内戦では中国人救出にあたった。海に潜り、当該地域に潜入する。
 空軍には「雷神」を名乗る特殊部隊が第15空挺軍に所属する
 警察の特殊警察部隊は「公安特警」と呼ばれ、「藍剣突撃隊」( 北京市公安局)「防暴突撃隊」(上海市公安局)がある。

 問題は膨京堂司令員が新任された香港である。なぜ、ここにテロ対策の特殊部隊が必要なのか。
 しかも中国本土の特殊部隊のベテラン少将が派遣されるのである。

 これまで香港には「飛虎」(フライングタイガー)という地元・香港警察の特殊部隊があった(現在も存続しているらしい)。
香港の言論の自由は抹殺され、十万人近い香港人は海外へ散ったが、テロリストが潜入する気配もなく、武警の特殊部隊がなぜ必要なのかと訝る声が大きい。