日本100名城 47番(22/100)
伊賀上野城。
別名・白鳳城です。
元々は筒井定次が守護を務めていたが、
度重なる不祥事により改易
代わって築城の名手・藤堂高虎が伊予からやってきて
大改修を行ったようです。
大阪城の出丸的な立ち位置だった城は、
大阪城に攻め込むための城に衣替え
なので、非常に戦いに備えたつくりになっています。
高虎といえば水濠、そして日本でも有数の高さを誇る石垣
上から見ると
手すりがないので、上から見ると本当にゾクっとします。
本丸表門
そして本丸
筒井氏時代の城跡
そして天守
現在、台風の影響で破損した瓦の補修工事のため、こんな姿に…
いつもタイミングが悪い…
実際の天守は完成間際に嵐により崩落し、
更に戦国時代も終わって再建されませんでした。
現在の天守は、俳聖殿を私財投じて建てた川崎氏が、
やはり私財を投じて建てたものということです。
私財投じて観光名所を立てる政治家って、今いませんよね?
それだけでも凄いのですが、
この天守、復興天守ではありますが、日本初の木造復興で
コンクリ製復興天守が多く建てられていた当時
非常に珍しいものだったそう。
建ててから100年以上たっているので、
木の風味が良いです。
が、残念なことに修復作業中なので窓の外は…
当時、朝日はこう見えていたんだろうなと想像
(近くのホテルからの眺めです)
修復が終わってから訪れることをお勧めいたします。