窓を開けると金木犀(キンモクセイ)の香りがふんわりと入ってきます。
この香りは10月の香り
秋がやってきたなあ・・・
ベランダの花も秋の花に入れ替えました。
アンティークカラーのジニアも仲間入りしました。
数日前からメジロたちの声が聞こえてきます。
柿の木に一枝だけ熟れた実があって
この実を目指して一家族が飛んできています。
冬に来ていた家族かな・・・
ヒヨドリもベランダへあいさつにやってきました。
もう北から渡って来たようです。
あわててベランダの日よけを外しました。
日よけを外したら、餌台の雀たちも見えるようになりました
クラブアップルもほんのり紅く色づき始めました。
クランベリーも真っ赤になりました。
もう少し眺めていようか・・・と思ったけれど
プリンのカップに収穫しちゃいました。
収穫したけど・・・どうしようかなぁ
ベランダの隅っこまで伸びたツルにはオキナワスズメウリが沢山!!
ちゃんと数えていないけれど
たった1本の苗で50個以上ありそうです。
先日、雨が降って花が落ちてしまう前に
モイストポプリを作りました。
キンモクセイの香りを嫌う人もいるようですが
ひんやりした秋風とこの香りの組み合わせが大好きです。
枝について咲いている花だけを沢山集めました。
・・・白い花はエリゲロンです。
新聞紙などに広げて1時間ほど乾燥させるそうですが
完全に乾燥してしまうと香りが消えてしまうので
今回は割愛しました。
沈丁花やジャスミンなどもモイストポプリに向いているそうです。
ピンセットで茎や茶色いガクなどを取り除きます。
これが結構タイヘン
時間がかかったので、ほどよく乾燥したかな
清潔なビンに粗塩を敷いて花と交互に詰めていきます。
塩はキッチンにある粗塩でOKです。
茎のついた花も可愛いですね♡
こうしている間も良い香りです。
好みのアロマオイルを垂らしても良いそうですが
今回はキンモクセイの香りだけを閉じ込めたくてシンプルに
ビンいっぱいに詰めたら粗塩でいっぱいにして
蓋をして1カ月ほど熟成させます。
熟成させると香りが濃くなるそうです。
完成したら、蓋をあけて香りを楽しみます。
いまから楽しみです
日曜日、仕事の帰りに吉祥寺をぶらぶらお散歩してきました。
街路樹の花ミズキに沢山の紅い実がついています。
ジブリ美術館前の森で一休み
天空の城ラピュタが見えます!!
ジブリ美術館は今でも予約しないと入れないみたいです。
道を挟んで向かい側にある
「鷹匠茶屋」に寄ろうと思ったら・・・残念まだ営業前でした。
窓越しに鷹たちを眺めて今回は我慢
「鳥たちに手を振らないでください」の注意書きを見て
手を振るのをやめました(笑)
10月1日は「東京都民の日」
井の頭自然文化園の動物園が無料だったので
久しぶりに入ってみました。
とても小さな動物園なので
ほんの数種類しかいないのですが
子供の頃から遊びにきていたので、とても懐かしい場所です。
昔は無かった「リスの小道」に入ってみたくてワクワクです。
フェンスの向こう側の子リス かな?
元気に跳ねまわっていました。
こちらはリスの小道の中のリス
大きなケージの中へ入ってみました。
北海道の方のブログで自然界の自由なエゾリスを見ているので
なんだか可愛そうな気がしました。
天敵や餌の心配はしなくて済むのだけれど・・・
この子、尻尾の先の毛がボワッと広がっています。
リスの小道に入ると、そこらじゅうにリスが駆け回っています。
コンデジだとシャッターが遅くて難しいので
iphoneのカメラで撮影したら可愛く撮れました。
ケージの中には小川も流れていて、水を飲んだりする姿もみられます。
餌台や巣箱も沢山
すぐ近くで触ろうと手を伸ばす子供たちや
沢山の人にはお構いなしに餌を頬張る姿が可愛い♡
すばしっこくて、そう簡単には触れませんけどね
少し高い枝でこちらを見つめています。
上ばかり見ていたら、うっかり踏んでしまいそうに
お~~っと足元にもいた!!
リスたちの飛び回る姿をみていたら
ネコのミーミに会いたくなっちゃいました。
自由に野原を走り回る姿に良く似ているから・・・
リスの小道を出てゾウの花子さんの居た場所へ行ってみました。
ここに来るといつも会えた花子さん
子供だった私の目にも「つまらなそう」に見えました。
鼻をブラブラさせてただ立っているだけでした。
「一緒に野山に連れていきたいな」と考えたものでした。
花子さんの悲しい過去についてはずっと後になって知りました。
2016年5月に69歳の生涯を終えました。
とても長生きした花子さんは戦後初めて日本へやってきた象です。
本来は群れで暮らす象なのに、花子さんはたった1頭でした。
孤独からか、気性も荒くなっていき、この井の頭動物園で2度も死亡事故を起こしていまいました。
酔って誤ってゾウ舎に入ってしまった男性、そして男性飼育員を踏み殺してしまったのです。
「殺処分すべき」という声もあがり、「殺人ゾウ」とよばれ
狭いゾウ舎の中に前足を鎖で繋がれたまま、2か月以上も閉じ込められてしまいました。
そのストレスから花子さんはあばら骨が浮き上がるほどやせ細ってしまいました。
歯も抜けてしまって1本だけになってしまいました。
人間不信に陥り、凶暴化してしまった花子さんは、その後出逢った飼育員の山川さんに救われます。
愛情をもって世話をしてくれた山川さんによって徐々に温厚さを取り戻し、
6年かけて体重ももとに戻ったそうです。
そして井の頭公園のマスコットとして愛されるようになったのです。
山川さんは30年、担当飼育員として花子さんと過ごしたそうです。
でも60歳を過ぎたころから、また気性が荒くなり
柵越しに飼育員との距離を置く方法での飼育をするようになると
飼育員の出入り口に、一日中たたずむ様になってしまったそうです。
この狭い場所で
たった1頭で暮らして一生を終えたのかと思うと悲しくなってしまいます。
・・・私のこどもの頃の記憶にある花子さんも、やせ細った姿でした。
バナナをプレゼントしに行ったことも想いだしました。
今では世界中で動物の展示方法も環境もずいぶんと改善されましたが
狭いケージに入っている動物や鳥たちを見ると
やはり哀れに思ってしまいます。
ベンチに座ってぼんやりと寂しい気持ちでいたら
高い枝にカラスが止まってるのを見つけました。
このカラスも花子さんを知っていたのかなぁ
なんだか しんみりしちゃいました。
いつも見てくださって
ありがとう