花が一斉に咲き始めて鳥たちも嬉しそうです。
空気がうれしい気持ちで満ちている感じです。
木々も目ざめて生命力で溢れてきました。
先週末、夕方の桜祭り前の元荒川へ寄ってみました。
心惹かれる 「ぼんぼり」 の灯り
ほんのりピンクに色づく桜の枝
もうすぐ夕暮れです。
下流の方からガアガアとニギヤカな声が聞こえてきます。
いた! いた! マガモ・・・じゃなくてアオクビアヒルの家族です。
橋の上から見ると、岸をヨチヨチ歩く姿が・・・
よかった! 元気にしていた
そして今日はもう桜も満開です。
早朝、撮影に行ってきました。
野鳥 も マガモ・・・じゃなくて 「アオクビあひる」 ・・・今日もまたニギヤカにしています。
無事に越冬したようです。
家族仲良く揃っていてホッとしました
突然さわがしく鳴き始めたので
よ~く見ると、左の方に猫の姿が
↓
飛び石を渡っていく猫どん・・・「〇〇どん」 という感じ
ムクムクしているよ
カギ尻尾を左右に振ってる
あわてて逃げるアオクビあひるたち
何処にいたのかオスもいる
警戒したときの鳴き声をあげて
家族を下流へと促していきます。
あちこちを撮影してから上流へ行くと
岸辺でくつろいでいる
「ねえ・・・冬は寒かった?」
頭上ではコゲラがコツコツと木をツツいています。
この桜は白い花です。
ブローチみたい! 花束みたいな桜です。 ↓
幹にくっついてるみたい。
しだれ桜も咲き始めています。
近くでみるとバラみたいな花です。
というか桜はバラの仲間でしたね。 (バラ目バラ科です)
ヤドリギも健在でした。
桜の樹には気の毒だけど・・・
妖精の帽子みたいな 「スノードロップ」 と蜘蛛の巣が
朝陽を浴びてキラキラしています。
黒ネコさんもお花見でしょうか
手前には飼い主のおじいさんが腰かけていて
「気持ちがいいねえ」 と話掛けていました。
桑の小さな葉も出てきました。
良く見ると、ち~いさな葉っぱが沢山重なっていて
自然って器用だな! なんて思ったり
通勤途中の道端にも 「春を告げる天使」 みたいなチューリップたち
ポピーの蕾がクルンとしていて、かわいい・・・
会社へもどると早速ヒヨドリがやってきてごあいさつ
木の下に停めてあるバイクに留まってる。
ブラインドの下から覗きこむみたいに見てきます。
ジュースが無くなると
「キイー」 と催促される
言われるままに、おかわりを足す私って・・・
先週の金曜日、埼玉県の川島町にある白鳥飛来地へ行ってきました。
そう・・・白鳥はとっくに北へ飛翔していっているのですが
以前から一度、どんな所なのか見にいってみたかったのです。
カモの仲間や白鷺がいますが、白鳥はいない・・・
でも
中洲に一羽だけ
眠っているようです。
この白鳥は片方の羽根を無くしてしまったので
ここに一羽だけ取り残されてしまったのだそうです。
2年ほど前、リードをはずして散歩中の犬に襲われてしまったそうです。
昨年もここに、たったの一羽で夏を過ごしていたそうです。
ここに居れば・・・また仲間に逢えるから・・・
しばらくすると座りこんでしまいました。
この中洲は安全
3月中旬の寒い日、
仲間たちが一斉に北へと飛び立って行く時
片方の羽根を一杯に広げて、必死に飛び立とうと羽ばたいたけれど・・・
飛べなかった・・・
家族らしい数羽が上空を旋回して様子をみていたそうです。
そして
もう一度戻ってきて、しばらく片羽根の白鳥と過ごした後に
とうとう北へと飛び立っていったそうです。
飛ぶことが出来ないので、
近隣の野山や田畑の落ち穂を食べに行く事もできません。
台風やゲリラ豪雨で河川が増水したり
色々と心配なことが沢山起きるので
近隣の方がお世話をしているそうです。
鳥インフルを懸念して行政は保護から手を引いてしまったのだそうです。
誰もいない土手を散策しているときに
片羽根の白鳥のドキュメント映像を作っていらっしゃる方に出会いました。
白鳥のお話を聞く事ができました。
帰る時、何気なく振り向くと
川原を片羽根の白鳥の側へと歩く姿がみえました。
とても優しい方でした。
皆がとても心配しているのには、他にも理由があるそうです。
ニュースにもなったけれど
ボウガンで撃たれた一羽の白鳥が3月8日に死んでしまったそうです。
上の写真は飛来地への入り口付近にあったものです。
家族らしい数羽が、傷ついた白鳥を守るように寄り添っています。
片羽根の白鳥を守っている方達が立てた看板を
引き抜いてしまう人もいるそうです。
みんな、がんばって生き抜いてほしい
晩秋には仲間が戻ってくる・・・
それまで・・・
ここは自然豊な場所なので沢山の野鳥がみられます。
ホオジロでしょうか。
ヒヨドリ、スズメ、メジロ、カラス以外の鳥を見るのは久しぶりです
元荒川にも留鳥となっている白鳥がいたのですが
仲間が戻るまで一緒に過ごしてはいかがですか・・・
なんて・・・
↓は昨年の夏の元荒川の白鳥
あれから色々と考えてしまう
映画 「グース」 のように
グライダーに乗せて仲間と一緒に北へと連れていってあげたいな・・・ とか
この映画の主人公は少女が拾った卵を孵したグースの雛たち
渡り鳥は道を視覚で覚えるそうです。
だから一度道を教えてあげれば
季節が巡るとちゃんと帰って来るのだそうです。
少女とその父親達は雛たちに南への渡りを教えるために
グライダーで先導して目的地へ連れていく、という映画なんです。
そして
練習中に怪我をした一羽にも道を教えるために
自分のグライダーに一緒に乗せて飛んでいくという物語です。
この映画の場合は、雛たちが少女を親鳥だと思っていたから出来たことだけれど
なんとか助けてあげたいですね。
それにしても、初めて見た生き物を親だと思うなんてね。
「刷り込み」 って面白いですね。
この映画・・・子供も大人も一度は見て欲しいな